第213話
わたくしは探索者学園Aクラスの金髪ドリルですわ。
伯爵令嬢で最近ちょっと没落気味ですの…
それは秘密として…
今わたくし大ピンチですの…
一緒にダンジョンでクラスの殿方と学園の課題をしていたのですが、罠に嵌り雇われたと思われる輩に腕を抑えられました。
いつもなら簡単に振りほどけますが、わたくしが弱るのを虎視眈々と狙っていたようでして…
「お、おやめなさい!!」
わたくしに振られた腹いせに犯すと豪語されました…
貴族は純潔を尊びます…。
言い方が悪いですが処女で無いと価値が下がるという、古い習わしがあります。
「グエッヘッヘッヘ!!ゆるさねえよ!」
「ちょ、おれ達にもおこぼれ下さいよ!」
「胸はあまり無いけど、上玉っスね!」
ど、どうしましょう…
こわいし気持ち悪い…
本来貴族の令嬢としてなら舌を噛みちぎり自害するのでしょうが…
わたくしにはそんな勇気がなく…
このまま凌辱されてしまうのでしょうか…
こわい…
こわい…助けて…
誰か…
そして上半身の服をビリビリビリと破られ、わたくしの白い下着があらわになりました…
「や、やだ…、やめて…やめて下さいまし…」
「ダメだ!今から犯すんだよ!」
「ウヒョー!はやく剥いちゃいましょ!」
「撮影しようぜ!」
そしてわたくしの胸に下衆の手が…
「うん、ちょうどいいか…もし?」
なにやら声がしました…
それは…
そこにはわたくしの救世主様がいました。
頭に鉢金、水色の羽織に白袖。袴に刀を差し…
コスプレ探索者でしょうか?
いえ、どなたでも構いません…。
「た、助けて…下さい」
わたくしは恐怖しながらも精一杯声を出しました。
きっと掠れていて小声だったと思います…
「なんだてめえ?貴族に逆らうのか?」
「やっちゃいましょう!」
「おれ達パリピの邪魔するな!」
「…これが…今の現世か…。ひどいものだね…
僕は元新選組一番隊組長。
魔女様により英霊召喚されたダンジョンモンスターだよ。君たちの悪行は目に余るから助太刀させてもらうよ」
え?
新選組?
確か…江戸時代の?
って、役に成り切ってる御方でしょうか?
え?ダンジョンモンスターなのですか?
わたくしの頭は混乱しました。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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