第206話
僕は剣聖ちゃん
相手の剣士が本気になり、刀を取り出して来た…。
殺気はなかったけど、僕も本気にならないとまずいと思いお互いに手合わせ用の木刀では無く本気の最強武器を構えたら…
大切に使っててくれて嬉しいって言われた?
意味がわからない…
さらに相手の剣士の武器、菊一文字則宗は…
元々御先祖様の刀…。
確かいまはもう実在しないって…。
レプリカか、なにかなのかな?
それにあともう一振りあるって古文書には書いてある…
最後の一振りの在処は…。
ま、まあそれは今はいいとして…
あの刀は本物だと僕の勘が告げる。
凄まじい破壊力を備えていると…
常人が扱える代物では無い…。
もちろん僕の最強武器、加州清光もだけど…。
「ねえ…君一体何者?」
探索者ランキングも間違いなく最上位者…
だけど心当たりもない…。
「僕かい?う〜ん…まあ加州清光を扱える君になら言ってもいいか…
秘密だけど…僕は魔女様からの命で来たんだよ。
魔女様のマスターに僕がお仕え出来るかどうかの試験かな?」
ま、魔女??
魔術の始祖で、厄災とも英雄とも言われている…
いや、それはおとぎ話で実在すらしてないよね?
そんな魔女様にマスター?更に上位の存在がいるの?
う、嘘だよね…
「…」
「アハハ…。まあ他言無用で頼むよ。
他ならぬ君にだから話したよ。その僕の愛刀、加州清光を所持している君だからね!」
「き、君の愛刀?こ、これは御先祖の遺品で代々受継がれて来たんだよ…」
「そうなんだ、僕に子はいなかったからね。
きっと僕の姉上が、大切に次の代、次の代へと継いでいってくれだんだろうね…」
「え?なら君は僕の御先祖様?」
「多分ね。僕は魔女様により英霊召喚なる秘術で現世へと現れたダンジョンモンスターだよ。
僕は人間の頃、剣の道を志している半ばで病に伏せってね…よほど現世に未練があったらしい…。
それで魔女様にダンジョンを守護するように召喚されたのさ。
まあ、守護してた90階層でふくよかな少年に負けちゃって討伐されたんだけどね。」
わけがわからない…
けど嘘をついている様子がない…
元人間のモンスター…。
それにふくよかって…デブは魔力が無い弱者の象徴。
それに負けた?訳がわからないよ…
「大和守安定って刀もあるけど、武器召喚出来ないから誰かが持っているんだろうね!
この3本があれば僕は誰にも負けないんだけどね…また再戦したいな…あの白髪で白刀を扱うふくよかな少年に。」
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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