第203話
僕は剣聖ちゃん。
特にトラブルは無く平和な日々を満喫していた。
本国ロシアではソロでダンジョンのモンスターを間引くくらいで、あとは訓練。
剣舞祭初防衛のパーティーや、帰国歓迎会などしたいと国から言われたけど僕は乗り気じゃないと断った。
もちろん何も強制はされていないから気楽だった。
けどまた日本に行きたいって言ったら、今は検討中らしい…
僕が他国へいくと自国の利益が減るからだろう…。
今後は外交になるから、日本がなにかしらのメリットをロシアに提示しないと僕は日本へ行けなくなってしまった…
まあ、それ以外は自由だし、悠々自適な生活が送れている。
不満は無いけど、友達の姫様が心配だ…。
あとはブタオ君や侍女さんにも会いたいな…
僕の小柄で可愛らしい容姿や、権力によってたかってくる人は相変わらずいるけど…誰とも仲良く出来そうにはなかった…。
家族がいるとはいえ、ちょっとさみしいな…
って姫様は両親を亡くしているから、そんなことは絶対に本人を目の前に口にしちゃダメだね!
と固く誓う。
ん?なにやら僕に近づく気配がある。
僕はいまロシアギルドの訓練場にいる。
なるべくスキルを頼らずにいろいろ試行錯誤したり、訓練していた。
漆黒騎士ノーネームからのアドバイスで。
僕が、なにか用?と近づいてくる人物に聞こうとしたら
「もし」
と先に声をかけられた。
「僕にかな?何か用?」
声色は若い男性。ただ…立ち振舞は僕と同じ剣士?な気がする…
「いきなり失礼。僕は君に手合わせをお願いしに来たんだ。」
と一礼する剣士。
僕は盲目で目隠しをしているけど、スキルを使えば完全に色以外は全て見える。
むしろ先読みを昇華させ未来視まで。
スキルを使わなくてもある程度は把握できる、それは他の器官が異常発達しているから。
「いいよ。」
たまに手合わせは申し込まれるし、僕自身今はスキルを全く使わない訓練にもなる。
「ありがとう。よろしく頼むよ」
と礼儀正しく、また一礼する剣士
「君ランキングはどれくらい?」
「あ、さっきもそれ聞かれてたな…
ごめん、僕ランキングって言うのが無いんだ。」
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