第198話
わたしは皇族の姫
ブタオさんは初代勇者のスキル、不撓不屈なんて持っていないし必要ないと言い帰ってしまったわ…
けどウソや隠しているようには見えなかったし…
お父様は所持していると仰られていたから間違いはないはず…。
なら可能性としては…
不撓不屈のスキルを持っていなくても、同等のチカラを発揮出来る何かがあるとかかしら?
けどスキルとかは探索者にとっては飯の種と秘匿する人のほうが多い…
無理に聞かないほうがいいわね…
せっかくのお友達だし…
けど正直わたしもブタオさんを皇族探索者部隊に引き入れたい…。
無理強いはしないけど…
けど…弱いながらも懸命なブタオさんが来てくれたら何かが変わる予感がする…
ブタオさんの助言や言葉はたまに普通じゃない…
先の発言も…まるで遥か先を見据えているような…
「…姫様?姫様?」
「あ、ごめんね。ちょっと考え事してたわ…」
「どうせブタオの先の偉そうなもの言いでしょう!本当にあのブタは!姫様や我々に敬意が無く腹立たしいですし!!口だけは本当に達者で!自分は弱いクセに!まあ…精神力だけは…認めなくもない……です、が…」
侍女もなんだかんだ言ってブタオさんを認めている。
「ふふっまあ騙されたと思って自分を弱者と思い、己の弱さと向き合うのもいいかも知れないわね!」
「ひ、姫様まで!ブタオの発言に惑わされてはいけません!!」
と、迎えに来た車に2人で帰ろうとしたら…
「もし。」
いきなり見知らぬ好青年に声を掛けられた。
「え?」
「わたしたちですか?」
頷く好青年。
刀を腰に差している。
「な、なんでしょうか?」
「何かご用ですか?」
「いきなり、失礼。
手合わせを願いたく参上したんだ。」
袴を着ていて、長髪の黒髪を一つに結ってある。
学園の方でもなさそうだし…武士のコスプレ探索者かしら?
たまに配信者でコスプレしている人はいる…
腕試しとかもたまに申し込まれるけどなかなか見ない手合いね…。
けどきちんと頭を下げ、お願いしてきたから暴漢とかではなさそうね。
「姫様、わたしがしてよろしいでしょうか?ブタオの件でイライラしてるんです!」
「え、ええ。」
「ありがとう、ではそちらのお嬢さんとでいいのかな?2人掛かりでも僕はいいんだけど。」
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