第196話
わたしは皇族の姫
わたしは恋愛脳な勇者先輩と話していたらイライラしてきて、たまたまブタオさんと侍女が一緒にいるのを目撃し
「失礼致します」
と勇者先輩に一礼してから、そちらへと行った。
勇者先輩は悪くないし、いい人だけど今のわたしはそれどころでは無いの!
ノーネームへの復讐で頭がいっぱいなのだから…
なにやら楽しそう?に会話しているブタオさんと侍女。
「うーん…開きなおれば?」
「だからどうしたらそうなれるかを!
人が必死にこうして頼んでるのに!あなたというクソブタは!!」
「いや、侍女さん!それめっちゃただの悪口じゃん!
それに人に物を頼む態度じゃいよそれwww」
「こんにちは!ブタオさん。」
と、わたしは声をかけた。
「ああ、姫様か。こんにちは」
「姫様!!聞いて下さい!このクソ雑魚ブタがですね!」
侍女がわたしに泣きついてきた。
「ど、どうしたの?話がみえないわ。」
「ああ、このポンコツ侍女さんがね、敵を目の前にビビリ散らかして一歩も動けず気絶したんだってwwwうけるwwwプークスクスクス!www」
ああ…ノーネームが動くなっ!!!って、まるでお父様の覇王気に似ていたときの。
「クッ…!!た、確かに…確かにそうですが…ブタオに言われたら余計に腹が立ちます!!」
「それでブタオさんに相談を?なんの関係が?」
「さあ?侍女さんが僕にどうしたらそんなにふてぶてしくなれるのか?格上への圧をどうしたら克服出来るか聞いて来たんだよ。」
「人が真剣に聞いてるのに!このブタは開きなおれば?だけなんですよ!
恥を忍んでたの聞いたのに!キー!!ギリギリ」
歯ぎしりする侍女
なるほど…確かにブタオさんは格上にも動じない胆力や格別な精神力の持ち主。
それはお父様も認めるほどの…
ブタオさんは確かにクソ雑魚だけど、侍女がアドバイスを求めるのも理にかなっているわ。
どうやってその精神力を身につけたのか…
わたしも気になる。
「ブタオさん!わたしも気になるわ!ぜひ教えて!!」
と、気がついたらわたしもブタオさんの精神力が気になっていた。
学園のみんなはわたしに大丈夫?とか心配や、
当主が亡くなったのをチャンスと言わないばかりにわたしに再度取り入ったり、婚約したいとかばかりで辟易していた…。
けど相変わらずこちらを歯牙にもかけていないブタオさんを見て、わたしはなぜかこの空間の居心地がよかった。
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
また
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。




