第194話
わたしは皇族の姫
今のわたしはお父様を殺したノーネームに復讐を誓った次期皇族家当主。
正直…日本を守るだの国民を守るだのは今は二の次。
ただあまりにそれを表立っては悟られないようにしないといけないから、なるべく普段通りにしてるわ。
ノーネームを殺す策略を気取られ万が一にでも逃げられる訳にはいかないのだから!!
そして喪があけ、お付の侍女と学園へ行くわたし。
ちなみに剣聖ちゃんは本国ロシアに帰国したわ。
お父様の訃報を知ったロシア…国から帰還命令が即出たみたい…
だからお父様の国葬にも出席していなかったわ。
剣聖ちゃんは皇族家傘下なのに…
けど仕方ないの…
ロシアにはお父様が目を光らせ剣聖ちゃんを自由にするよう圧をかけていたから。
これからはロシアの指示を優先するであろう剣聖ちゃん…
あちらには剣聖ちゃんの家族もいるから仕方ないの…。
せっかくのお友達だから少しさみしいけどね…
これからはお父様が目を光らせていた国や貴族達の抑えが効かなくなるかも知れない…
最悪戦争もあり得えたり…
わたしがお父様の代わりにそれを抑える役目…か…
はぁ…今考えても仕方ないわね。
そして久しぶりの学園へとわたしは行く。
教室に入り
「大丈夫だった?」
「おいらがついているから!安心してよ!」
「困ったことがあったら気楽に言ってね!
助けになるから!」
「ぜひ皇族家傘下に入れて!前は当主様に断られたけど、おれとお前の仲だろ?」
「婚約はどうなったん?」
「オラと婚約しない?親は男爵家で〜…」
と、有象無象がわたしによってたかってきた…
ウザったい!!
わたしが困っていることがあなた達如きで解決出来るとでも?チカラもないのに傘下に入りたいだの、わたしの身体や権力目的で婚約したいだの…
本当に鬱陶しい!!!
心配もどうせ、わたしを味方に付けたい。事を構えたくないから媚びてるだけ…
本当にこういう人達ばかり…
日本の未来は大丈夫なのかしら…
最近Aランクのダンジョンモンスターが地上に出てきたばかりなのにこの危機感の無さ…
「はぁ…」
わたしは溜息をつき教室から出た。
とてもじゃないけど授業を受ける気分にはなれない…
みんな自分には関係無いと無関心がすぎるわ…
と、わたしははじめて授業サボっちゃった…
学園敷地内にあるカフェテラスで一息つこうかしら…
すると、
「や!こんにちは!」
と爽やかスマイル…元婚約者候補の勇者先輩が声を掛けてきたの。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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