第187話
わたしは皇族の姫
わたしは愛しのノーネーム様…
いえ、お父様を殺したと言った大罪人ノーネームを許さない!
殺してやる!!
いまは憎悪に身を焦がすわたし。
「来るがいい!
我は絶望を知る者、そして魔女の因子を宿す者。
ノーネーム!!
お前の絶望がどれほどかを我に見せてみよ!!」
許さない!許さない!!許さない!!!
よくもよくもよくも!!!
わたしの大切なお父様を殺したノーネームは絶対にわたしが殺してやる!!!
けど、いまわたしの手にはお父様の亡骸がある。
このままでは戦えないから、わたしは一緒に来ていた皇族家探索者部隊、お付の侍女にお父様を渡した。
「ひ、姫様…」
悲痛な顔の侍女。
「間に合わなかったわ…。
お父様を頼むわね…丁重に…」
と伝えた。
「ノーネーム!!貴様に問います!
何故!何故皇族家当主を殺したのですか!」
わたしは涙が止まらない…。
皇族家に怨みでもあるのだろうか?
わたしたちはずっと自分を犠牲にし日本を代々守護し続けてきた誇り高き貴族。
一体わたし達が何をしたと言うの?
「なぜ?か…。我はモンスター、人間平等主義者だ。理由は無い。我にとってこのほうが都合がよかった。ただそれだけ。」
そんな理屈で!!
人間とモンスターが同じですって?!
ふざけてる…
ふざけてる!
どれだけの人類がモンスターの犠牲となり、先人の礎があったからこそ今を享受出来ているというのに!!
それを!!
それを憎きモンスターと同列に語られるとは!!
パキパキパキパキ…と、
わたしの身体全身が凍り始め…それは涙さえも
「貴様が…そんな輩だったとは…失望しました…
許さない!許さない!!許さない!!!!
氷纏身体強化!!!!」
わたしの身体全身を凍らせた!
それを透き通る氷のフルプレートとし纏う!
わたしは大気中の水分…
いえ、物質全てににふくまれる水分さえも操れる。
故に氷姫と二つ名が与えられている。
「来るがいい!皇族の姫、いや氷姫よ!」
「加勢します!!!姫様!!!」
ありがたい!わたしの戦闘には前衛が必須。
例えランキング1位のノーネームといえど多勢に無勢。1人では捌ききれないはず!
思い知らせてあげるわ!
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