第185話
わたしは皇族の姫
ここより当主視点第166話、
主人公ブタオ視点174話の続きとなります。
みんなでダンジョン初心者講座生配信をした夜中にお父様のスキル覇王気で起こされる。
これは訓練ではなくモンスターが地上に出てきたとわたしはすぐに悟る。
そしてスマホにギルドの指示が来ておりそれに従い、ダンジョン付近の警護をしに急ぎ行く。
お父様には勤めを果たせと激励されたわ。
そしていまは夜中ということがあり、一般市民の避難が難航しているとのこと…
お父様がお一人で推定95階層レベルのモンスターを足止め中、増援にいくのは暫し待てと新たな指令が届いていた。
わたしは自分の持ち場からギルドマスターに急ぎ電話した
「えっお父様が今1人で戦っているんですか?
すぐ増援を…いえわたしだけでも応援に行きます!行かせて下さい!!」
だけどまだ市民の避難が終わっていないから暫し待てと再度、命が下った…
くっ…!!本当は行きたい。
今すぐにでも増援に…、
相手は格上のモンスター…さすがにお父様お一人では…
けど皇族家…いえ、貴族は日本の多くの人を守るのが使命…。
わたしだけが独断で動くことは許されない…
歯がゆい…
あれ?一瞬ブタオさんが見えたような…
気のせい?普通なら避難してるはずだけど…
何をしているのかしら?
……
…
今はもう見えない…
少しすると…
「ガアアアアアアァァァ!!!!」
(当主のスキル覇王咆哮氣)
戦闘音が激しさを増す。
まだ?市民の避難完了はまだなの??
あまりに遅い避難はわたしを苛つかせる…
それから、ザアアアアァァァァと雨が降る。
大雨だった…
ズガガガガーーーン!!!!
(当主の複合奥義、紫電)
凄まじい爆発音が鳴り響く…
あれは…お父様の奥義…
やはり一筋縄ではいかない相手…。
もどかしいもどかしいもどかしい!!
すると…
やっと、避難が完了した地区は至急皇族家当主様の元へ増援をと完了地区が記されていた。
モンスターピードはなさそう?
モンスターは一匹たりともこちらには現れなかったわ。
よし!!
わたしと皇族探索者部隊の受け持つ避難地区が、一番はやく避難が完了していたみたい。
わたしは急ぎ皇族家探索者部隊を引き連れお父様が戦っておられる場所へ急ぐ。
お父様……
お父様…
お父様。
どうぞご無事で!!
今参ります!!!
けど……
…
そこには……
剣聖ちゃんが言っていた、
漆黒騎士…
ノーネーム様もいたの。
え?腕が、四本ある?そんなノーネーム様により抱えられていたお父様はすでに息絶えていたの…
わたしはまだそれを知らなかった…
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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