第183話
わたしは皇族の姫
(わたしの過去編から始まりそのまま物語が進むわよ)
皇族の姫(氷姫) ステータス
ランキング11位
Aランク
レベル36
体力 305
魔力 489
攻撃力 289
防御力 300
素早さ 449
魔術 氷レベル7
スキル
氷纏身体強化レベル7
氷柱レベル7
技 氷柱十氷牢
白銀世界
わたしは幼いとき大好きな大好きなお母様を突然亡くした。
優しく明るい人だった…
わたしは1人娘だったからか甘えん坊だった。
お母様は貴族の令嬢でお父様に嫁いできたんだって。
貴族は基本的には政略結婚。
より良い子孫を残すために血統は必要なことと証明されていたから…
けどお母様はお父様を愛する、知る努力をしたって言ってたわ。
お父様は厳しい人だけど、自分にも物凄く厳しいって。
だからたまに見せる不器用な愛情が愛しく思えるって…
お母様はいつも言ってたわ。
お父様は…わたしは最初は苦手だった…
わたしにだけずっとずっと厳しかった。
毎日毎日訓練訓練訓練…
皇族家として〜が口癖だったわ。
正直わたしには貴族の義務や、使命なんてウザかった。
わたしはそんな日常が嫌になり、皇族家を抜け出したら、誘拐されたんだったな…。
そのときふくよかなお兄ちゃんがいて…
(幼少期のブタオのこと)
励ましてもらってた気がする…
もう、うろ覚えだけど。
誘拐は事なきを得たけど、そのときお父様は泣いてわたしが戻ってきたことを喜んでくれてた。
なんか嬉しかった。
わたしは必要とされているんだって。
けどほどなくして、お母様は地上に溢れたダンジョンモンスター討伐中に殉職したと訃報が届いた…。
わたしは毎日泣いてたけどお父様から、泣くな!と言われ厳しい訓練は更に過激になったわ…
なぜ?
わたしは見ず知らずの一般市民より、お母様が助かってほしかったのに…
なんでお父様は強いのにお母様を助けに行かなかったの?
わたしはお父様が嫌いになった…気がした。
それから何が楽しくて生きているか分からなくなり笑えなくなったわ…
それにお母様より、皇族家の使命や貴族の誇りを大事にするなんてありえないわ!!
お母様より見ず知らずの一般市民を優先するお父様。
お父様はお母様を愛していなかったんだわ!
そう思っていた。
けど…
わたしは夜中になんとなく寝付けなく、皇族家の敷地内をフラフラ歩いていたら訓練場から声がした…
するとお父様は…
涙を流しながら
「負けてたまるか!負けてたまるか!負けてたまるか!負けてたまるか!負けて…たまるか…!負け…て…たま…るか…」
まるで苦しそうに、呪詛のようにその言葉を吐き続けながら雷を纏った拳を突き出し鍛錬していたの。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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