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累計400万PV達成!デブのイジメられっ子、正体を隠し日本探索者学園、ダンジョンで無双する。まずはレベリングだ!  作者: モノマサ
四つ腕の漆黒騎士ノーネーム編

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第182話

僕は幼馴染みの皇族の姫が魔力を練り終わるまで何もせず待ってあげた。



「ハァハァ…これで…終わりです!!」

幼馴染みの準備はやっと整ったみたいだ。

けどその大魔術は生配信で見たんだよなあ…

まあいいか。



「来るがよい!氷姫よ!」



「氷柱十氷牢!!!!」

すると大気に含まれている水分が一気に凝縮され全て凍る。今は豪雨なのもあり、

前回に比べ更に巨大な氷柱十本が出来上がり僕の周りを全方位から囲む。


それが一気に僕を押しつぶす、または閉じ込めようと飛来してきた。





不可視の手でも粉砕できるが、それだと芸が無いな。

ならば僕のチカラの一端でもを見せてやるか。

と、僕は腰を落とす。


片手でパーを突き出し、もう片手は拳を握り引いた。

正拳突きの構えをし…

「我がチカラに刮目せよ!!炎雷竜神拳!!」

と、引いた拳を突き出した。

空気圧縮と摩擦により黒炎が竜へと具現化された。

さらに帯電スキルにより、黒雷も纏う。


それに呼応するように空から落雷が響きわたる。


ピカッ!!!


ゴロゴロゴロゴロ!!!


そして具現化は暴れ狂う炎雷竜神の顕現となる。



パリンパリンパリンパリン!!

と、幼馴染みの氷柱十氷牢全てをいとも容易く食い破った。


「もういい。昇れ竜神よ。」

そして炎雷竜神を天へと昇る演出を僕はした。

その後はきちんと霧散させといた。



先ほどまで豪雨だったのだが、嘘のように雨は一気に止んだ。

「あ、あ…そ、そんな…」

と幼馴染みは膝をついた。

力量の差をわからせられたかな?




お付の侍女、皇族探索者部隊、幼馴染みも戦意喪失からか、皆立っていられず座り込んで俯いていた…。



カシャンカシャンカシャンカシャン…

僕は甲冑の足音を響かせながら座りこんだ幼馴染みの元へ行く。

「終いか?」


「…」

幼馴染みの目に光は既になかった…

そして氷纏身体強化が溶ける…

いや、ここら辺り一体を凍らせていた白銀世界も終わりを告げた


や、やり過ぎたか……?

いや、自死したいという気持ちを乗り越えてもらわねば…


この程度で折れるようじゃ…

僕は昔の自殺しようとしてた自分と今の幼馴染みの面影を重ねた…。


きっと昔、自殺しようとした僕と同じように絶望したのだろう…。

生きる気力がもう無さそうだ…


すると不可視の手が幼馴染みの首をいきなり持ち上げるではないか!

「ちょっ!待て待て待て!彼女は傷つけるな!」

なんでトドメをさそうとするの?別に殺し合いとかでは無いってば!


彼女は彼女なりに努力し研鑽し続けている。

皇族家としての、貴族としての信念を持ち続け責務を全うしている。

幼馴染みにはこの絶望を乗り越えてほしい…

そのさきに希望が無くさらなる絶望が待っていたとしても…


ドサッ!

と不可視の手から崩れ落ちるずぶ濡れの幼馴染み。

僕はしゃがみ込み、彼女の顎を手で掴みこちらを向かせた。

「我は絶望を知る者。自分のチカラで、自分のチカラだけで乗り越えるしかあるまい。

お前の父…当主は娘なら乗り越えられる…

そう言っていた…。

我はノーネーム!魔女の因子を宿す者!

そしてお前の父の仇だ!!!!」

と、僕は幼馴染みの目を確認してから転移で男子寮へと帰ったのだった。

あと大事な事だから2回も名乗っといた。


これで皇族家当主殺しの大罪人として僕ことノーネームは国際指名手配になるだろうな。

− − − − − − − − − − − − − − 

読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m


また

魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双

も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。

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