第176話
僕は1人でモンスターと戦ってる皇族家当主様の加勢をすると決めた。
まあ、あの人には一飯の恩があるからね!
ぜひともまた、ご相伴に預かりたいものだ!
と、スキル気配察知で人がいないのを確認し…って町中だと防犯カメラもあるのか…
危ない危ない…一旦寮にスキル認識阻害を使いながら戻った。
そこで
「漆黒顕現!!」
スキルを使い同じみスリムな漆黒騎士となる僕。
そこからはスキル次元掌握から転移で外へと出た。
ちなみに声も身バレ防止対策で、変声機能ではないがヘルムの中で声がこもるから僕の声とはバレないようになってるみたい。
よかった、よかった。
って待てよ…
僕は当主様の加勢に行くつもりだが…
「場所がわからん…」
しまったなあ…。どうしよ…
さっきそれとなく何処にいるかまで聞き耳立てておけばよかったなあ…まあ闇雲に探してもアレだし…
元々加勢にいくのもすごく行きたいというより、ちょっと仕方ないし行くかって感じだったしね…
もちろん助けに行く義務も僕には無い…
「…」
取り敢えず…寮の屋根の上で腕を組み佇む僕。
あ、そういえば…漆黒のフルプレートからでも、スキル魔女因子、不可視の手って生えてくるのかな?
「検証してみるか…不可視の手よ!」
と僕が言うと、
「ハイ…マスター…」
僕の背中からニョキニョキって透明な女性の鍛えられた細腕が生えてきた。
ん?あれ?なんか今聞こえた?
いや気の所為か…まあいいや。
このスキル魔女因子のレベルが上がったら何が出来るようになるか楽しみだな。
はじめての自立型スキルだし!
取り敢えず四つ腕になる僕。
自身の手は腕組みしながら、不可視の手だけで腕立て伏せや逆立ちしたりと遊んでいたら…。
「ガアアアアアアァァァ!!!!」
(当主のスキル覇王咆哮氣)
と、すごくうるさい声量が僕の耳に届いた。
ちょっと今の覇王気っぽかったか?
知らんけど、ただうるさかっただけかも知れない…
う〜ん…
取り敢えずちょっと悩んだ。
このままじっと待っててもなあ…
取り敢えず大声した方面へ飛んでいくか!
僕は空気を足場に蹴り上げていける脚力がある。
あとは、炎雷竜神のスキルで炎を出して飛ぶとか…
ってそれはさすがに目立ちすぎるし、今の場面では漆黒騎士に合わない気がする!!
と、空気を足場に飛び立つ僕。
すると、ザアアアアァァァァと雨が降る。
大雨だった…
ズガガガガーーーン!!!!
(当主の複合奥義、紫電)
ん?次は大爆発か…。
間違いない…戦ってるな!
僕はそう確信を持って爆発した場所へと向かった。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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また
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。




