第171話
凄まじい漆黒のオーラを纏いし、漆黒騎士が増援に来た。
だが1人では無理だ…
退けと忠告したのだが…
「我は魔女の因子を宿す者…ノーネーム。
本来モンスターと人間の諍いには不干渉なのだが?どうする?吸血鬼共?退けば見逃すが?」
やはりノーネームだったか…
いや、自称も有り得るか…
と、魔女の因子だと?
モンスターにも不干渉と、いろいろ謎が多すぎるな…
それかハッタリで吸血鬼を退かせる作成か?
「クカカカ!モンスターに不干渉の人間だと?
人間はただのエサだ!殺すのみ!」
「はい!兄者!!」
「なら仕方あるまい…」
た、戦う気か?やめろ!!ノーネーム!
今はブラックボックスに書き記すのを忘れてしまっていた…なぜならここでもし本物のノーネーム共々殺されたら、日本の…
いや人類の損失は計り知れないからだ
「ひ、退け…!退く、ん、だ…」
だが…
ノーネームなる人物が吸血鬼の元へゆっくり歩いて行く…
吸血鬼兄弟は余裕の表情か…
確かに一体がやられても復活出来るとなると初見殺しに出来るか…
なんとかそれを忠告せねば…
だが
「不可視の手!」そうノーネームが唱えると…
「グガガガ!!!」
「グギギギ!!!」
と、吸血鬼兄弟の身体が突如持ち上がり苦しみ始めたではないか…
一体なにが?
先ほど言った不可視の手とやらか?
「冥土の土産だ、何故死にゆくのかは理解させてやろう。具現化せよ。」
と、ノーネームがいうと…
ノーネームの背中から手が見えてきた…
だが女性のような、細腕…
鍛えてはいるであろうが、どこにそんな腕力が?
いや、人間なのに四本腕だと?
スキルか?そんなスキル聞いたことが無い!
いや、ノーネームは女なのか?
声は男だが…
それにしても圧倒的だった…
「や、やめ…ろ…」
「たすけ…て…」
そのまま吸血鬼兄弟は首をグチャッ!!と潰され、胴体と頭が泣き別れていた…
そして特大の魔石となる…。
魔女の因子を宿す漆黒騎士、四つ腕のノーネーム…
こやつが新たなランキング1位か…
圧倒的すぎる…
もはやその異形…人ではないのかも知れぬ…
この者は権力でどうこう出来るレベルでは無い…。
歩く厄災そのものではないか!
願わくばただただ人類にそのチカラが向かぬよう祈るだけ…
そしてカシャンカシャンカシャンカシャン…
と、甲冑の足音が近づく。
「その傷ではもう助かるまい…皇族家当主よ。
我がもう少し早く来たら助けれたであろうが…
生憎人間もモンスターと同じと思っている質でな…。遅れて来た事に関して我は後悔しておらん」
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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