第165話
僕達は食事を終えた。
いやー美味しかった!!まだまだ食べられるけどさすがにマナー違反になりそうで、おかわりは一杯だけにしといた。
超特盛で(笑)
まだまだたくさん食べなさいって言ってもらえたがさすがに遠慮した。
「ご馳走様でした。すみません…久しぶりの食事だったものでつい…」
いまは当主様の応接室へと移動した。
まあ本題の話とやらだろう。
「構わんよ。良い食べっぷりだった。
作る側も冥利に尽きると言えよう。
後で手土産も包ませる。
…過酷な環境で生きておるのだな?」
「いえ…お構いなく。いや、まあ…はい。昔は過酷と思っていました…。
ただ今ではもう全然大丈夫です。楽しく過ごせてます。」
まあ涙流しながら飯食ってたらそうなるわな…
「ブタオさんは不屈の精神をお持ちなんですよ!お父様!」
と幼馴染みの皇族の姫が言う。
一体なんのフォローなんだろう?
「そのようだな…。して本題だが…我が家の探索者部隊見習いにならんか?」
え?スカウト?皇族家探索者部隊ってBランク上位以上しか入隊出来ないエリート中のエリート集団だったはず…
「ぼ、僕がですか…?僕学園でも最底辺で、僕より弱い人はいないってレベルなんですが…」
「うむ…だが見込みがある。間違い無い。
そのために一目見たくてな、呼び立てた次第だ。
見習いでも給金は弾む。なにか他に憂いがあれば聞くが?」
なるほど…面接のために僕は呼ばれた訳ね。
納得納得。
「すみません…探索者は今はするつもりが…」
昔なら泣いて喜んだであろう提案を僕は断った。
「…ブタオさん、探索者資格はもう受けないって言ってたわよね…ごめんなさい。わたし今まであなたにいろいろ探索者をやめるよう言ったのを撤回するわ…」
頭を深々と下げる幼馴染み
「娘を悪く思わんでやってくれ。人一倍、死に敏感なのだよ…この子は…幼き頃より多くの人の死に触れすぎた故な…この通りだ!!」
当主様も頭を下げはじめた
「あ、いえ!頭を上げて下さい!!その…娘さんの進言の意味…今は理解してるつもりです。
探索者の素質が無いのは誰よりも自分が自覚してますから。
僕が無茶して死なないように言ってくれてたんだと今なら理解出来ていますから。
ただ僕は…これから何がしたいのか…自分でもわからなくて…なので今は本当にごめんなさい。」
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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