第157話
僕の背から一瞬透明な手が生えていた…。
みんなからは見えて無いみたいだしギルド内にある魔力感知にも引っかかってない。
ギルド内ではわりとトラブルがあるからか、魔術を使おうとすると、感知され武闘派職員が飛んでくるらしい。
あー、この透明な手…。
うん…絶対僕の魔女因子のスキルだわ…。
レベルはまだ1だし、何が出来るかわからなかったけど今回ので確信したことがある…。
このスキル自立型だわ…。
僕の意思とは関係なく発動するスキル。
スキル自体が生きてて意思がある…
もちろん僕のチカラで抑え込めば発動はしないけど、それをするとなんというか可哀想になるんだよな…
閉じ込めてるみたいで…。
それにこのスキルにはなぜか愛着がわくし…。
まあ僕の不利益になるようなことはしないだろうし、好きにさせてあげるか…
むしろさっきの不可視の手で助かったしね。
僕はまだまだクソ雑魚ムーブが出来そうだ!
ありがとう魔女因子のスキル。
すると
「本当はさっきのブタオ君がなにかしたとか?」
「え?そうなのですか?」
「出来るわけないでしょう。こんなクソ雑魚にw」
剣聖ちゃん、幼馴染みの皇族の姫、お付の侍女がそう言ってきた。
侍女は僕に悪態を付かないといけない病気かなにかなの?
「いやいや、本当に…僕は…僕はなにもしてないよ。僕はね!
それに僕じゃ最弱スライムにも多分苦戦するからね」
天井に突き刺さってるガラ悪1人の救助が難航していた…それは天井が高いからだ。
と、ガラ悪3人組のうち2人はギルドの職員に連行されていった。
「ふ〜ん…たまに僕の勘でブタオ君って計り知れないときがあるんだよね…けど嘘はついてないし…
不思議な感じ。」
「確かに…ブタオさんは、珍しいタイプの方ですよね。貴族でも手玉にとりそうな…かなり歳上な…なんかそんな感じがします。」
「なにも考えてないただのバカに見えますが…」
うん…実はみんな正解だけど特に侍女が大正解(笑)
こいつ!いつかわからせてやらないとな!(笑)
よし!やれ!不可視の手!
侍女をくすぐってやれ!
コチョコチョコチョ
「あひゃあひゃあひゃ!え?なに?なに?だ、誰ですか?」
「いきなりどしたん?wwwこの人頭大丈夫?www」
と僕は侍女に言った。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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