第153話
僕は剣聖ちゃんにダンジョン探索を誘われたが…
「うーん…ありがたいんだけど…僕貧乏でさ…
学費は無料だけど、寮費が今払えなくて。
宛にしてた魔石で錬金術士目指そうと思ってたけど、ちょっと難しくなったんだよね…
だからバイトしないといけなくて…」
魔石食べちゃったからね(笑)
「大丈夫大丈夫!僕さ、ギルドから配信依頼が来ててさ!
一緒にブタオ君としたくてさ!だからアルバイト代は最初から出すつもりだったんだよ!」
と無邪気なピースをする剣聖ちゃん。
「「えっ?…」」
幼馴染みの皇族の姫はこんなクソ雑魚な僕がダンジョンに行くのが心配なのかな?
まあ、お仕事で救助活動してるくらいだしね。
侍女は付き合わされるのが嫌な感じがする…
「うーん、ごめんね…せっかく誘ってくれたのに…
そっちの2人にはあんまり歓迎されてなさそうだしさ。僕が剣聖ちゃんに付いて行ったら心配なんじゃない?」
「うー…あっ!!ならさ2人だけで行こうよ!ダンジョン初心者講座の配信したいんだ!」
こ、この子…神や。
「わ、わたしも付いていくわ」
「あ、足手まとい1人くらいなら大丈夫ですよっ!我慢しましょう!」
いや、侍女さんや…本当は一番君が足手まといだからな!
まあ僕からしたら3人共だが…
幼馴染みは僕がなにか剣聖ちゃんに至らぬことを吹き込まないかの監視か?
まあでも
「本当にいいの?アルバイト代で寮費が賄えるなら僕は助かるけど…。」
「やったー!!なら決まりだね!
配信もどうせしないとだったし、こっちが助かるんだから気にしないで!」
ダンジョン配信は今だに人気だし、世界ランカーとかはみんなやってるのかな?
義務では無いけどメジャーだし、高ランキング者には要請がくるんだろうな。
いつか僕もやってみようかな?(笑)
一応ランキング1位だし。
「ま、まあ…仕方ないわね。わたしも配信しないとだったし」
「姫様が、そう仰るなら…」
いや、別に付いてこなくていいよ。
だがこれは言わぬが吉。
「ありがとう、ならいつする?自分の都合で申し訳ないんだけど早めがよくて…。その寮費が…」
「もちろんいまからだよ!学園には届け出して公欠にしてもらおうよ!!」
「え?いまからなの?」
「じゅ、準備が…」
「よっしゃー!善は急げだね剣聖ちゃん!よし!
なら2人で今からいこう!!」
と僕は拳をあげたのだった。
乗り気じゃない奴らはもう置いていこう!
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