第152話
「おはよう。姫様に侍女さん。」
僕は挨拶を返した。
「あら、何やら楽しそうですね。剣聖ちゃんが親しくされているなんて」
「た、確かにそうですね」
剣聖ちゃんは普段学園ではあまり親しくしてる人がいないのだろうか?
「うん、ブタオ君とはもう友達さ!
二つ名も教えてもらったんだ!」
そう嬉しそうに言う剣聖ちゃん。
多分僕が幼少のころの剣聖ちゃんと似た境遇、イジメられていたからだろうか…
あとは僕が前日に言われた、自分を犠牲にして剣聖ちゃんとFクラスとの仲が悪くならないように自爆しにいったことを知られたから好感度が上がったのか?
まあだいたい貴族にはみんないい顔して取り入るのが基本。
僕は逆に嫌われに行くという逆張りが珍しかったのだろう。
自己犠牲のつもりはなかったけど剣聖ちゃんには僕が美化して見えるんだろうな。
「そうだったのね。」
「探索者でも無いのに二つ名だなんて図々しい」
侍女は小声で僕をバカにしているのだろう。
幼馴染みは興味無さそう…氷姫って二つ名あるのに。
まあ二つ名なんて恥ずかしいから話題を変えよう。
「あのー…皆さん。魔女って何か知ってたりする?」
「魔女?魔女って魔術の始祖だっけ?」
「いろいろ言い伝えはあります…昔の偉人、英雄とも、ただ厄災をばら撒いた大罪人とも…実際は存在すらしていないとか、無実の人を処刑するための口実とも…どちらかというと一般的には侮蔑な意味合いが強いかとは」
「なんでいきなりまた…自分で調べなさい。」
なるほど…
どれも確証には至らず…
昔の言い伝えかあ…。
なのになんで僕が魔女のスキルを?
心当たりは…
うん。僕がダンジョンマスター時の牢獄の魔石食べたからだよね…
なら時の牢獄は魔女だったのかな?
けどダンジョンで相対したときは男だったような…
服装も魔女ならローブなイメージだし…
たしか時の牢獄は執事みたいな格好だったはず…
うーん…わからない。
まあ、いいや。
「なるほど…はいはい、自分でも調べて見ますよっと!じゃあ僕はこの辺で。」
と、一緒に歩きながらお喋りしてたけど僕だけFクラスだからここで別れようとしたら…
「あ、あのさ…ブタオ君!僕達とダンジョン一緒に行かない?」
「「え?」」
剣聖ちゃんのいきなりの発言に幼馴染みと侍女はびっくりしてた。
「え?」
ちなみに僕も
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