第138話
僕は謝罪に来た剣聖ちゃん、幼馴染みの皇族の姫、侍女と話している。
「そ、そうでしたか…り、理解したつもりで、す…
けど今はノーネーム様…ランキング1位の御方もおられます。なのでAランクダンジョン如き…いや例えSランクダンジョンからモンスターが氾濫しても世界は終わりませんよ?」
と、幼馴染みがまるで勝ち誇った顔のように言う。
まあ、ノーネームでの僕はSランクダンジョン踏破してるし、ニュースにもなってるからね。
「まるで自分のチカラのように言うじゃん!
ノーネームの何を知ってるの?
善人って決めつけて当てにしすぎじゃないかな?
まあいいんじゃない!どうせ僕みたいな平民の最底辺は開き直るか媚びるか、自殺するかくらいしか選択肢無い訳だし、僕は開き直っただけ。もういい?」
「わ、わかりました…けどあなたよりいえ、誰よりもノーネーム様のことはわたし知っていますので!」
「グギギ…」
侍女は相変わらず無礼な態度をとる僕に必死に歯ぎしりしながら耐えてる(笑)
「僕もノーネーム…漆黒騎士は知ってるし仲は良いんだよ!
あ!ブタオ君の机取り替えてもらうよう先生に言ってくる!」
と剣聖ちゃんが、僕の落書きされた机をみてそう言った。
「大丈夫大丈夫。机に罪は無いよ。
僕がきちんと落書き消して大事に使うさ!」
「それならわたし達も手伝いますよ!」
「て、手伝います。ギリギリギリ…」
まだ歯ぎしりしてる侍女(笑)
一応侍女は美人なお姉さんなんだけどな…
僕のあまりの無礼さに憤死しないか心配だwww
「ありがとう。ならせっかくだからお願いするよ。それでさっきのはチャラにしようか」
みんな僕に謝罪に来てたわけだし、僕も言いたいことは言ったし、侍女は相変わらず面白かったし(笑)
ここは鬱陶しいとは思わず素直に好意に甘えた。
僕を含め四人で僕の机に大量に巻き散らかされたゴミを片付け落書きを消した。
Fクラスのみんなはそんな僕を羨ましそうに、恨めしそうに睨んでいた。
すると剣聖ちゃんがこれをやった奴に文句言う!
と言っていたが僕は誰が犯人か分からないし、こういうことをする奴はいずれ報いを受けるから僕は気にしないよって伝え帰ってもらった。
「相変わらず無礼者でしたね!姫様達は優しすぎます!不敬罪適応のご許可を!」
ブタオと別れ皇族の姫様と、剣聖ちゃんに話す侍女。
「もう!しないってば。けど…彼…ブタオさん…やはりちょっと異常というか…並みの精神力ではないわね…」
「僕もそう思う…誰であっても自分を貫き通す意志はすごいね!僕も小さいとき目が見えないからイジメられててブタオ君の気持ちはわかるんだ…。
その絶望から開き直るって普通は出来ないんだよ?」
「そ…そうですか…けどワザとこちらを煽り、怒らせ悪辣ですよ!キーッ!!思い出しただけでも!グギギ!」
と、また歯ぎしりする侍女だった。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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