第125話
僕は剣聖ちゃん
剣舞祭の防衛戦で勇者先輩を下した。
僕は屋根の上にいる人物に最初から気づいていた。
ずっと見られている…
なんとなく不気味でおぞましい…
何か悪いことをするつもりならほっておけない!!
僕は皇族家傘下の公爵扱いだから!
皇族家が守護する日本になにかあったとき守るのが僕の使命だ!
皇族の姫様も気づいたけど僕は勇者先輩のほうを見ててと目で合図した。
相手がどんな人物で目的がわからない以上、こちらの戦力が一箇所に集まるのは避けたい。
そして僕を見ていた人物の元へと屋根の上へジャンプした。
その人物は漆黒のフルプレート…
ヘルムもしている…
さながら漆黒騎士だね…
一見隙だらけ…
すると
「時が来たか…」
と言い放ってきた。
男の声色…?
「なに?ずっと隠れてたんだ?
君の名前は?」
時が来た?
一体何をするつもりなんだろう…?
いかにもずっと今まで表舞台に敢えて出て来なかったみたいな言い方だ…
「…」
「ふーん…答えるつもりはないんだあ。」
カシャン…カシャン…、甲冑の足音を立てながら
立ち去ろうとする漆黒騎士
「ねえ!行かせないよ!」
僕はこんな怪しい人物を野放しには出来ない!
拘束するためにアイテムボックスから真剣を取り出した。
「…なら少しだけ相手をしてやる…」
あまりやる気があるようには見えない漆黒騎士。
ちょっと面倒そうに返事を返された。
「僕に勝てるとでも?僕は探索者ランキング7位!
近接戦最強の剣聖って言わ「名など無用!!」れてる…」
ムカッ!!!
漆黒騎士に僕の名乗りを遮られた!
なるべく無傷で穏便に拘束しようと思ってたけど止めた!!
多少は痛い目にあってもらおうかな!
僕は素早さのステータス値がトップレベルに高い。
間合いの読み、管理も完璧…。
リーチは負けてるけど、問題ない!
「ふう〜。」
と、僕は深呼吸して気持を落ち着かせる。
危ない危ない、焦ったらダメだ…。
さっきのもワザと僕を怒らせて、隙をつくつもりだったかもしれないしね…
だけど漆黒騎士は武器も持たず、ただ腕を組んで突っ立っているだけだった…
よほどのバカか…もしくは実力者か…
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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また
魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
も執筆してますので良かったら暇つぶしによろしくお願い致します。




