第112話
僕は剣聖。
ロシアから日本探索者学園へ短期留学で来たんだ。
僕って一人称だけど、女だからね!!
僕は小柄で弱そうに見られるけど、剣では負け無し!!
最強の剣士なんだよ。
ただ探索者としては前衛しか出来ないし、限界をちょっとだけ感じている…
要するに伸び悩んでいる…
あ、ちなみに目隠しは…
僕盲目なんだ。
生まれつき…
けど不便なんて思ってないよ。
見えない分、聴覚、嗅覚、触覚、第六感がずば抜けていいんだ。
触覚もさることながら、空気の流れまで読める。
魔術は使えないんではなく、使わない。
僕は剣術と相性が良すぎて特化型のステータスにしたんだ。
あと今年の剣舞祭が行われる開催国が日本だったから、短期留学してきたわけ。
剣舞祭の優勝者は剣聖の称号を名乗れるんだ!
僕から剣聖の称号をとったら…
剣術が出来るロシアの盲目ちび僕っ子になっちゃう…
うーん…かっこ悪い…
だから剣聖って名乗れるようにしないと僕のアイデンティティが!!
ってね!
この日本、東京探索者学園には世界ランカーがいる。
たしか一つ上の公爵家、勇者先輩。
あと1人は皇族家の姫様。
僕のほうがランキングは上だけど、パーティー戦に僕は弱い…弱いというか僕の強みは一対一近接戦なら誰にも負けない自負がある。
けど、ダンジョンでは正々堂々ってわけにはいかないからね。
ダンジョンは何でもあり、生きるか死ぬか。
だからどうしても多様性がある魔術が有利になる。
それでも僕は、魔術を捨て偏ったステータスにしたんだ。
剣がすきだからね!
と、留学挨拶も終わり先生からAクラスへと案内された。
たしか皇族の姫様がいるクラスだったような。
彼女とは友人とは言える仲ではないけど…
顔見知りだ。
僕は目が見えないけど…
凄く暗い人だったのを覚えている。
ちなみに僕は平民の出だけど、剣聖の称号がそもそも貴族と同等の扱いになるみたい。
だから勇者先輩が公爵家のように、僕も一応公爵家扱い。
あまり気にしてないけどね。
けど僕の代でいきなり公爵家扱いだから、家族揃ってみんな今でも平民みたいな暮らしをしてるよ。
勇者先輩や皇族の姫様みたいに代々由緒ある、ではないからね。
だから僕は平民を見下したりしないし、僕自身が自分を平民って思ってるんだ。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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