第107話
僕は子爵嫡男の死体をそのままに、共食いキンググールと前に僕が閉じ込められたSランクダンジョンのAランク80階層へと転移した。
Aランク相当だからこのあたりでいいはず!
「あとは好きにしろ!それとも僕と戦う?」
と僕は共食いキンググールに言ったら、好きにしろって言った瞬間にすでに僕からダッシュで逃げていった。
さすがに追って殺したりはしないが、なんか冷たくない?
まあいいか…
これで人間を殺してはいけないという僕の命令は無くなった。
お互いに生存競争を生き抜こうじゃないか。
と、僕はやっと自分がしたことに一段落つけ男子寮へ転移した。
スマホでニュースを見ると…
速報で子爵嫡男ダンジョンでモンスターに殺され死亡、あとは子爵家の家宅捜索によりいろいろ今までの悪事がバレたみたいだった。
最後にノーネームと騙り通り魔をしていた証拠も抑えられたらしい。
まあさすが皇族家。
これにより子爵家はお家取り潰しらしい。
権力はより強い権力に潰されたみたいだね…。
あとノーネームはブタとダイイングメッセージも発見されたとか…
ちなみに皇族家は今後ブタになにかノーネームのヒントがあるかもと、調査予定らしい…。
国内の養豚場を全て買い取りM&Aするとかなんとか…
企業財団法人皇族グループ…
頭大丈夫?(笑)
まあでもさすが皇族家の権力。
日本一チカラを持つお家は他国に潰されないよう、足元を掬われないよう日々チカラを蓄え研鑽し続けるから、長い歴史の中、皇族家であり続けれるのだろう。
日々研鑽かあ…
まあ、いまの僕はさすがに日常を満喫したいかな…
さすがにダンジョン生活が長すぎたからね。
と、寮のお風呂へ入り寝た。
身体は汚れないし、睡眠も完全無効のスキルがあるから本来なら必要ないけど、趣味みたいなものだ。
いまの僕は超小綺麗爽やかMAXなデブさ。
ちなみに髪は白髪で、ちょっと長め。
はやく錬金術士としてなにかしたいが、いまは魔石から錬成した制服と靴だけしかまだない…
まあ焦ることは無いか…
と、探索者学園へ登校した。
やはり学園は子爵嫡男が、通り魔してたことやモンスターにやられ死亡したことで持ちきりだった。
(おれ、あいつ嫌いだから良かった!)
(ざまあ)
(テンプレすぎたな。)
(ノーネームを騙り通り魔ってwww)
(やばすぎ)
(元々選民思想で頭いかれてたしな…)
(親が悪い)
(親は捕まって、お家取り潰しだってね)
(平民を粛清っていって自分が粛清されるパターンね(笑))
別に僕は殺したいとか本当に憎んでなどいなかったが、これがふさわしい結末だったんだろうなって勝手に納得しといた。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双
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