第104話
予想通り次の日の学園で、普段通り登校してきた子爵嫡男。
良く生き延びたね!
僕は遠目で祝辞の気持ちを送ったよ。
「君が生き残ったのか?運が良かったな…」
ってね。ついスキル覇王気を使っちゃったけど死なないようにチカラをコントロールしといたから感謝してほしい。
ただなぜか子爵嫡男は嘔吐し、ファイヤーボールを学園敷地内に乱射するという乱心っぷりだった。
まあ喜んでくれて嬉しいよ。
その後、僕の幼馴染み、皇族の姫に拘束され警察署へと連行されていった…
けど翌日何事もなかったかのように登校してきた子爵嫡男。
やっぱり貴族、上級国民の権力はすごいなあ…
ケガ人を出したのに無罪放免、即日釈放だったよ。
貴族には逆らわないようにしないとね!
それから最近通り魔が出るようになりよく報道されるようになった、しかもノーネームって自ら名乗り、平民を無差別に切り刻んでるらしい…
日本探索者ギルドは、ランキング1位をノーネームって仮称で呼んでいるから、通り魔のノーネームは偽物になる。
だって僕が本当のランキング1位なんだから…
はやく捕まってほしいと思うけど、僕がどうこうすることは無い…
警察でもないしそんな使命も無い。
被害者には気の毒だけど、悪いのは通り魔の加害者。
そもそも僕のせいじゃないからぜひとも警察には頑張ってほしい。
そんなこんなで被害はどんどん増していくと、新たな緊急速報が流れた。
(子爵家嫡男、政府主催のお茶会会場でファイヤーボールを放ち傷害事件。連日の通り魔容疑が浮上し、子爵家に家宅捜索、なお嫡男は逃亡中。
付近の住民はお気をつけてください)
「あらら…とんでもないことになってるね…」
スケールがなかなかデカい。
これってもはや揉み消せないレベルでは?
権力の弱点って自分より上の権力に通用しないとこだね。
僕はそんなものほしいって思わないから良かった。
そしてなかなか捕まらない子爵嫡男はダンジョンに潜伏しているのでは?
と、なったみたいで皇族探索者部隊がダンジョンを捜査することになったと報道されていた。
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