第101話
オレは子爵嫡男
思わぬ逆転の目に口角が吊り上がる。
「お?なにやら楽しそうだね。そうだよね!
わかる!わかるよ!
ダンジョンといえば探索。探索といえばモンスター討伐。おっと、ここに手頃なモンスターがいるじゃないか!」
え?ブタオがなにやら不吉なことを言ってる…
「探索者は全て自己責任、思わぬエンカウントかあ…わかる!わかるよ!僕も体験したことある…
僕はそのとき死にかけたよ!だけど諦めずに頑張ってくれ。
そしたら道は開ける!」
「お、おい!ブタオ!話が違うじゃねえか!
ゆ、許してくれるって」
「うん。許すよ。けどこのモンスターとエンカウントしたのは僕のせいじゃないよね?君が探索者としてこの階層にきて接敵した?違う?僕がけしかけたわけじゃない。」
「い、いや、だって、しかるべき階層につれていくって…さっき…」
「うん、君との戦いを見届けたらね。だから存分に探索者してよ!せっかくのイレギュラーエンカウントだからね!
共食いキンググールよ!今より人を殺すなという僕の命令は破棄だ!!!ただ奴の死体は残せ!」
ブタオは変異体共食いキンググールをオレに解き放ってきた
「うーうーうー!」
王冠を被ったバカデカいグールがオレの元へくる。
「な。なんでだよ!ぶ、ブタオ!は、話し合おう!やめて、やめてくれ!やめてくださいブタオ君!」
「仮に僕がいじめられてたときやめてと言って君は聞く耳をもったかい?それが答えだ。
だがこれは本当にただのイレギュラーエンカウント、僕がいてもいなくてもいずれは戦うことは避けられない運命だったんじゃない?
だから早いか遅いかだよ!
それに君は良く戦いの最中笑っていたよね?すごい余裕じゃないか!
だけど君と共食いキンググールの戦い、僕はきちんと笑わず見届けるよ。」
ブタオはなんかトチ狂っててオレの頼みを聞いちゃいねえ!
クソ!逃げるか…と、思ったが、キンググールはそもそもAランク。
素早さでも上回られていた…
「く、くるな!くるな!くるなくるなくるなくるな」
オレは半狂乱になる…
そ、そうだ!
「くらえ!特大、大魔術ビッグバンスーパーウルトラファイヤーボール」(ただのファイヤーボール)
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