第16話 西平島の戦い
少ないですよ。
すみませんね。
第16話 西平島の戦い
ヘニンガラーら外交大使の5隻の船が港を離れた直後、近海に待機していた8隻の軍艦が動いた。
この時日本の巡視船が3隻出動しており、牽制のために8隻の軍艦と睨みあっていた。
そしてオーマバス海軍の先制攻撃により巡視船も反撃を開始した。
だが30ミリの機関砲では弩級戦艦の装甲を破るのは難しく表面の大砲や乗組員等を中心に狙っていたがやはり効果は薄かった。
巡視船 「さど」
「糞ッ!やはり豆鉄砲じゃあ効果は無いか・・・「ふゆづき」は何時になったらくるんだ!」
沿海域戦闘艦「ふゆづき」は現在西平島から20キロメートル程離れており、急いで向かっていた。
だが援護として「ふゆづき」に搭載されている対艦ミサイルを4発発射していた。
「ふゆづき」は対艦ミサイルを4セルしか無く、それ以外は全て対空ミサイルばかりだった。
対空ミサイルでは威力が無く、さらに対空ミサイルを艦に当てるには誘導レーザーがないと困難なため現在はとにかく急いで向かうしか出来なかった。
「うぉ!」
そう話している内に敵の軍艦の主砲かとうとう夾叉
をしてきた。
「今のは近かったぞ!大丈夫か!?」
「舵取りに問題ありません!!」
だが、その直後前方にいた巡視船「ねむろ」が偶然敵の軍艦の副砲に当たり大爆発を起こした。
「な!?・・・あぁ!!糞がぁ!!」
艦長は憤怒した。
距離は4キロメートル程離れており、いつ当たってもおかしくなかったが目の前に実際に仲間が死んだのは非常に信じらなく、そして仲間を殺した敵に怒りを覚えた。
「敵主砲!また発砲してきます。」
「ッ!面舵いっぱい!!」
ドドドドボボボボボーーン!!
巡視船は右舷に曲がりなんとか敵の一斉砲撃を避けきる。
すると急に敵の軍艦4隻が大爆発を起こした。どうやら「ふゆづき」の対艦ミサイルが当たったようだ。4隻はそのまま沈んだ。
「おおー!「ふゆづき」がやってくれたかぁ!!このまま撤退してくれるたいいんだが・・・」
これには流石の敵艦隊も驚いていた。
「さっきの爆発は一体どういうことだ!?何故急に味方が爆発するんだ!!?」
この艦隊の司令官ナエリアがそう叫ぶ。
「ま、魔信によると爆発を受ける直前に何か光る矢が突撃してきたと・・・」
魔信要員がそう報告する。
「何!?光る矢だと!・・・メールニアが言っていたあの未知の攻撃か!糞!情報局の連中め!ちゃんと仕事をしろってんだ!」
情報局からはメールニアの言う光る矢は実在するが大した威力ではないと言っていたためナエリアはすっかり信じていたため激怒していた。
するとそこに魔信要員が報告した。
「報告!大使の護衛をしていた友軍艦2隻がこちらの支援として駆けつけてくれるようです!」
「なに!それはありがたい!・・・よし、こうなれば突撃だぁ!このまま前進する!」
「司令官!ですがこのまま行けばまたあの光る矢が来るのではないですか?」
「いや、敵はもう出せないだろう。あれば敵はもっと出して来るはずだ。なのに4隻だけならばそれしか無いのだろう。あれほどの威力をそう何本も出せるとは思えん。」
司令官の言葉に部下は従う。
「畏まりました。全艦これより全速力で敵艦隊を撃滅せよ!」
その後オーマバス海軍4隻と後方の2隻が前進した。
「糞・・・やはりそう簡単には逃げないか。」
「艦長!もうすぐで機関砲の弾が無くなります!」
「なんだと!?・・・最悪だ。こんな状況でっ!」
「向こうの「ねぐろ」ももうすぐで無くなるようです!」
「・・・「ふゆづき」もまだ、時間が掛かるというのに!」
艦長が悩んでいる中またもや敵艦隊の一斉砲撃がきた!
「敵艦隊!一斉砲撃です!」
「っ!面舵をきれ!そして全速力だぁ!」
2隻の巡視船はそれぞれ曲がって避けるが「ねぐろ」が敵の副砲にあたり速度が低下した。
「ねぐろに被弾!速度が低下しています!!」
「!?糞ったれ!とうとう向こうもか!」
すると後方からの2隻が砲撃をした。目標は「ねぐろ」にだった。
「あ!や、やめろぉ!!」
艦長が叫ぶが無慈悲に砲弾は「ねぐろ」に当たり大爆発した。
「・・・「ねぐろ」被弾。沈みました。」
度重なる悲報に艦内は通夜状態だった。
その10分後「さど」も一斉砲撃により沈んだ。
その後6隻のオーマバス海軍は西平島の港を中心に砲撃し、数百人の死者を出した。
更に敵は300名ほどの陸戦部隊を上陸させ陸上自衛隊600名と交戦し、自衛隊がこれを撃退する。
さらに駆け付けた「ふゆづき」と航空自衛隊によって敵艦隊は全て沈められたが巡視船3隻、陸上自衛隊4人と日本人の民間人429名と外国人68名が死亡した。
戦後最大の死者を出した戦争だと言われるがここより北東の海北島はそれを上回る規模の戦闘が起きようとしていた。
ちょっと最後らへん雑に終わらせた感じがありますがご了承ください。
さて、次は海北島の戦いです
お楽しみに
多分明日あたりに投稿すると思います。




