ＥＰ8 ヨシとVSマイク、男のタイマン勝負！
投稿者: BSOマニア
日時: 2055/04/15 21:00
よお、みんな！ 第7話のあらすじドロップするぜ！ 稲毛アウルズ（ヨシト＆フォーミン）vsハザードスクワッド（マイク＆ミシェル）のガチンコ2v2、マジで熱かった！ ネタバレ注意な！！
【あらすじ】
舞台は都市遺跡、TGBMGC予選のハイライトマッチ。ヨシトとフォーミンは、供花の特訓（第6話のパリィ無効地獄）を経て、ハザードスクワッドに挑む。ヨシトはウィンドブレード（ロングブレード）＋デュアルレイブン（銃器）でパリィとダブルマグナムを駆使、フォーミンはリューク（スナイパー）＋ムーンライト（援護）でスナイプとステルスローブ戦術を展開。対するマイクはシュツルムヴェント（双剣）で乱舞、ミシェルはイーグルアイ（スナイパー）＋ホークアイ（SMG）でスキル弾をブチかます！
序盤、フォーミンのステルスがミシェルのAS電磁手榴弾でバレてピンチ（ステルス無効10秒、エグい！）。ヨシトのパリィもマイクの旋風斬りに押される。ミシェルの「ディフューズ・バスター」（レーザー弾）がビルを崩壊、環境妨害でアウルズの動きが封じられる中、フォーミンが覚醒！ ステルスローブを捨て、対物徹甲弾（装備破壊200%）でミシェルのシールドを粉砕、左肩に一撃（クリティカル400ダメ！）。でも、ミシェルが要回復（HP25%以下）でリタイアスタンス発動、フォーミンもHPギリでヤバい！
ヨシトはS-556戦術（パリィ＋スナイプ連携）でマイクを牽制するが、マイクのタイマン宣言で決着持ち越し！ 最後に、IDSCCの影がチラつき、次章へのワクワクが止まらねえ！
【感想】
フォーミンの徹甲弾、マジで鳥肌！ ヨシトのパリィも成長感じるぜ。ミシェルのビル崩壊はジャンプ＋で絶対神コマ確定！ ただ、S-556の詳細もっと見たかったな。IDSCCって何！？ スレ民の予想頼む！
この人、本気で楽しんでいる。
ヨシとは直感した。戦う喜びで身体そのものが輝いているような、そんな“天性の戦士”の笑み。
「受けて立ちます！」
「そうこなくっちゃ――つまらねぇ！！」
マイクが裂帛の声を上げた瞬間、地面を蹴り裂くように飛び込んできた。
「いくぜ！ アサルトラァッシュ！！」
シュツルムヴェントが暴風の乱舞となり襲いかかる。
刃の雨が視界を埋め尽くす。
「なんの！！」
ヨシとは刃と刃の“隙間”を読む。
供花の教えを思い出し、ほんの刹那だけ肩の力を抜く。
――来る。
パリィ！
金属音が火花を散らし、ヨシとは一撃ずつ確実に捌いた。
「やるじゃねぇか！ だが、こいつはどうかな？」
マイクが双銃を抜き、両腕を交差する。
「受けてみろッ！ ラピッドファイア！！」
銃口から弾幕の壁が生まれる。
本来は“接近防御用”のスキル。それを攻撃に転用するという離れ業。
「くっ――！」
ヨシとはぎりぎりでバックステップ。
しかし。
「距離は取らせねぇ！！」
マイクが一瞬で間合いを潰す。
再びシュツルムヴェントへ持ち替え、横薙ぎに振り抜いた。
「ならば――！」
ヨシとは低く構える。
ロングブレードの中でも、刀系統の技を選び抜いてセットしていた。
「居合――神居抜き《カミイヌキ》！！」
空気を裂く高速の一閃がマイクの乱舞を切り裂いた。
「いてぇ！！」
マイクが大きく飛び退く。
「驚いたぜ……サムライの剣術が使えるとは！」
「こう見えても剣道三段です！」
誇りでも自慢でもない。
ただ、積み重ねた日々が確かに技になっている、その実感。
VRでも“現実の努力”は消えない。
――それがヨシとの強さだ。
「こっちから行くぜ！」
マイクが叫ぶと同時に黒い球体を取り出し、空へ放る。
「行け、ビットドローン！」
黒球が瞬時に変形し、レーザー砲台となって浮かび上がる。
「まずい！」
ヨシとへ向けて連射。
マイクはその隙に一気に接近する。
「ドンピシャ！ ビッグストレート！！」
「ぐっ――！」
強烈な拳が胸にめり込み、ヨシとは後方へ吹き飛ぶ。
「どうした！？ 来いよ！」
観客席から歓声が飛ぶ。
ヨシとは立ち上がりながら、ストレージを開く。
（……何か、何かあるはずだ）
その時――アイテム欄に、フォーミンから届いた見慣れぬ楕円形のアイテムが目に入る。
「何を企んでも――」
マイクが突撃してくる。
「正面から、打ち砕く！！」
シュツルムヴェントの刃が迫る。
「喰らえ！」
ヨシとは楕円形のアイテムを投げつけた。
──閃光。
「フラッシュバン！？ 厄介なッ！」
マイクが目を抑えた。
「今のうちに……っ！」
ヨシとは廃屋へ飛び込み、素早く回復アイテムを口にする。
（あと２回……無駄には出来ない）
「よし……！」
外へ飛び出した瞬間――。
「待ってたぜ！」
「しまっ――！」
ビットドローンがレーザーで迎撃。
じりじりと体力が削られていく。
「こうなったら……！」
ヨシとは被弾覚悟で前へ出た。
「覚悟ありか！ そう来なきゃ、つまらねぇ！！」
マイクの顔が愉悦に染まる。
互いの武器が交差し、火花が散る。
鋼と拳が弾け合う。
パリィの金属音。
カウンターパンチの衝撃。
観客席はすでに総立ちだ。
「マイク、いけぇ！！」
「ヨシと負けるな！！」
２人の体力ゲージは、残り僅か。
（これが……最後の一撃！）
ヨシとは足を止め、再び居合の型へ。
「来いよ、サムライ！」
マイクは突っ込む。
間合いが縮む。
閃光の一瞬。
斬撃と拳が交錯する――。
「……どうやら」
「引き分けだな」
互いに体力がゼロ。
崩れ落ちる２人。
『Duel ends, draw game』
静寂のあと、爆発する歓声。
世界トップのプロと、ただのアマチュアが相打ち――。
そのニュースは瞬く間にベータテストの掲示板を埋め尽くすことになる。
「いや～、まさか引き分けるとはな！」
マイクが照れくさそうに頭をかいた。
「あなた達、最高のMAVよ！」
ミシェルが拍手する。
「次は絶対負けないぜ！」
「僕も、負けません！」
強者同士の笑顔。
その時、マイクが何かの画像を送ってきた。
「お前ら、運がいいぜ。今年は“あの大会”がある」
「大会……？」
「IDSA国際デジタルスポーツ大会。５年に一度の、クリスマスウィークの祭典だ」
ヨシととフォーミンの胸に電流が走る。
「そこで――決着つけようや。サムライ」
ヨシとは拳を握りしめた。
（必ず……勝つ！）
引き分けに持ち込んだヨシとたち。
次回、賞金のシステムと評議連合の動きに注目！
