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EP7 ミシェルVSフォーミン! ぶつかり合う狙撃手の意地!!

【BSO公式掲示板】スレッド:第6話「稲毛アウルズ、先生と世界一に挑む!」

投稿者: InageHooter_777 | 2055/04/08 18:30 | 閲覧数: 15,678 | いいね: 1,234

よお、第6話読んだか!? 稲毛アウルズ(義人&美浦)がマジで熱すぎた! TGBMGCの前哨戦で、供花先生とガチバトル&世界トップ夫婦登場! ネタバレ控えめにあらすじぶっこむぜ!

供花先生のスパルタバトル! 義人ヨシト美浦フォーミンが、ふくろうスクールの供花&亮介さんと模擬戦! 南天堂のステラリンクで繰り広げるVRバトルがヤバい! 供花の「サタナエル」カービンや「アンチパリングスラッシュ」がエグくて、義人のパリィが試される!


美浦のナイス援護! 義人が「ダブルマグナム」で反撃する中、美浦の「ムーンライト」牽制がキレッキレ! 供花のティアラをブチ抜くシーン、鳥肌もんだったわ! BSOのルール(刀=パリィ無効、銃=チャージ)がチュートリアルでバッチリ分かるぜ。


世界一の夫婦キター! バトル後に現れたのは、米国最強「ハザードスクワッド」のマイク・V・ガードランドとミシェル! 世界MAVランク1位の夫婦が「ステーキはウェルダンよ!」って漫才しながら義人たちに挑戦状! 供花と亮介の過去(ライバル&BBQ仲間)もチラ見えでニヤニヤ。


新バトル開始! 舞台は戦争の爪痕残る都市遺跡。義人&美浦が戦術「S-556」で挑むけど、マイク・ミシェルの圧がハンパねえ! ミシェルのスナイプ予告で次話へのワクワク止まらん!


MVPシーン: 義人の「先生のティアラ、撃たせていただきます!」と美浦の「楽しんで勝てばよかろう!」のコンビネーション。創英のネオスフィアとステラリンクの安定感も光ったぜ!


スレ民、6話の推しシーンどこ? マイク戦どうなると思う? 語れー!



崩れ落ちたビルの谷間を、一筋の風が駆け抜けた。

 静寂を裂くように、銃声が横殴りに響く。


 フォーミンは〈リューク〉を撃ちながら牽制し、すぐさま瓦礫の影へ滑り込む。

 一方、ミシェルは冷静そのものだった。足元に設置型シールドを展開し、迫りくる弾丸を軽やかにいなす。


(――あの人、FPSに慣れすぎてる! 武器の癖もアバター性能も把握した上で、最適解を撃ってきてる!)


 フォーミンは動悸を抑えつつ、ステルスローブを展開。

 光学迷彩が一瞬揺らぎ、身体が溶けていくように視界から消えた。


 その頃、ミシェルは〈イーグルアイ〉のリロードに入っていた。

 彼女はFPS世界大会で五連覇を成し遂げた伝説のスナイパー。


 マイクとの出会いは、テキサスで行われた小さなゲーム交流会だった。


『俺と一生の“MAV”を組まないか?』


 会って数分での突然のプロポーズ。

 彼のまっすぐすぎる笑顔に、ミシェルは思わず吹き出してしまった。


「あなたの料理がディナーなら……まあ、悪くないわね」


 それが夫婦としての二人の始まりだった。


『ミシェル、そっちはどうだ!』


「だめ、マイク! すぐ援護に行けない!」


『心配すんな! こっちも修羅場だ!』


 ボイスチャットで飛び交う夫婦の会話を背に、フォーミンが叫ぶ。


「隙あり!」


 チャージを終えた〈ムーンライト〉を構え、ビル影から飛び出す。

 放った一撃は――しかしシールドに阻まれ弾かれた。


「やっぱり厄介ね、あのシールド……。でもショップで売ってたら、ちょっと欲しいかも」


 ぼそりと呟くフォーミン。

 その隙を突き、ミシェルが地を蹴った。


「夫婦の時間に割り込むなんて……せっかちさんね! そんなのじゃ一流スナイパーにはなれないわよ!!」


 両手のサブマシンガン〈ホークアイ〉から、白い火花のような弾幕があふれ出す。

 フォーミンは慌ててステルスローブを再起動し、迷彩の中に溶け込んだ。


「ステルス装備……高いのに、使う子多いのよねぇ」


 ミシェルはアイテムストレージに手を伸ばし、一つの手榴弾を取り出す。


「おばさんからの忠告。ステルスに頼ると――こうなるのよ!」


 〈AS電磁手榴弾〉が、廃墟ビルの入口へと弧を描いて飛んだ。

 炸裂。電磁パルスの閃光が弾ける。


「うわっ!? これ、ステルス対策の……!」


 光学迷彩が強制解除され、フォーミンの姿が露わになる。


 昨晩、美浦が南天堂HPで読んだルールマニュアルが脳裏をよぎった。

 電磁手榴弾は、ステルス装備の天敵として実装された“対忍びアイテム”。


「でも……屋上は狙撃ポイント! 登ってしまえば……!」


 フォーミンは崩れかけの階段を駆け上がり、屋上へ向かう。

 ミシェルは苦笑しつつ、スキル弾を一本選んだ。


「見せてあげるわ。五連覇の腕前――!」


 スキル弾を〈イーグルアイ〉へ装填。

 銃身に電磁力が集束する。


 狙うは廃墟ビルの大黒柱。


「避けられるわけないでしょ!」


 トリガーが引かれた。

 嵐のごとき光が、極太のレーザーとして吐き出される。


 着弾点は柱からわずかに逸れていた。

 次の瞬間、ミシェルが叫ぶ。


「角度修正!」


 レーザーが薙ぎ払い、大黒柱が真っ二つに裂けた。


 轟音を立て、ビルが崩れ落ちる。


「これで終わりね。お嬢ちゃん、ゲームオーバー」


 ミシェルが確認しようとした瞬間――

 鋭い光が一直線に飛来した。


「なっ……!」


 設置型シールドごと、左肩を抜かれた。


「アンチマテリアル弾!? 狙いはシールド破壊だったの……!」


 崩れる最中、フォーミンは徹甲弾に切り替え、シールドの中心に撃ち込んでいた。


「……やるじゃない」


 だが、ミシェルのHPは25%を切り、“要回復”状態に陥った。


「こうなったら……続けられないわね」


 ミシェルはステータス画面を開き、〈リタイアスタンス〉を押す。

 淡く光る半透明の体となり、観戦モードへ移行した。


「ごめん、ヨシくん……あとはお願い」


 その通知が、ヨシとマイクに届く。


「おっと、君のスナイパーと――俺の妻が退場したようだな」


 マイクはにかっと笑い、双剣〈シュツルムヴェント〉を抜いた。

 耐久の高い前衛用の名剣。

 彼は、“突撃特化”のプロとしての地位を築いてきた男だった。


 幼い頃、テキサスの小さなゲーセンで不良をゲームでなぎ倒し、そのまま才能が開花した。

 十八歳でプロデビューし、“ハザードスクワッド”を立ち上げたのは――


「子どもたちのヒーローでいたいからだ」


 そんな信念を胸に、マイクは瓦礫を踏みしめる。


「さぁ、ここからはタイマンだ。――勝負ゲームは楽しむためにある!!」


 笑うマイクに、ヨシとは確かに感じた。


――ここからが、本当の戦いだ。

次回はいよいよ、ヨシとVSマイク!!

前衛型同士のガチンコバトル!!

果たしてこの激闘の行方やいかに!?

見逃すな!!

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