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バトルステーツ・オンライン〜若き番のゲーマー、世界へ羽ばたく〜  作者: 騎士誠一郎
若き能ある番のふくろうよ、その爪を隠して頂を目指せ
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EP12 正式リリースはバトルトーナメントの香りを添えて

投稿者: ふくろうマルシェ応援隊

日時: 2055/05/09 21:30

BSOファンのみんな、集まれ! 第11話のあらすじドロップだぜ! ふくろうマルシェの温かさ、毒親のバカ騒ぎ、BSO新章の開幕、マジで心揺さぶられた! ネタバレ注意な!

【あらすじ】

ふくろうスクールのオープンスクールで、ふくろうマルシェが大盛況! 美浦がハーブトマトカレー(クラフト野菜)を子どもに振る舞い、ヨシトは5年前の回想(美浦のいじめ保護)を胸に絆を噛みしめる。高坂さんの酒粕メロン(5000円、幻の赤肉)が地元シェフを魅了! だが、毒親団体が校門で「閉校要求」デモ、国民共産党の支援を叫ぶも、供花のライブ配信(「毒親は哀れ」)と警察の逮捕で撃退! SNSは「ふくろうスクール頑張れ!」で大盛り上がり。

高坂が評議連合の選挙見送りとケーニッヒ(米大統領候補、反共産主義)の伏線をチラリ。そしていよいよBSO正式リリース! AIナビ「レイナ」(派手髪、爆裂スタイル)が稲毛アウルズを迎え、オンラインイベントを予告! IDSCCへの夢が加速するぜ!



「――発表します!

次なる競技は《東京グローバルボーイミーツガールズコンペティション・ランウェイウォーク争奪バトルトーナメント》です!!」


TGBMGCのエキシビションから一夜明けた最終日。

そのハイライトとして開催されるのが、ランウェイを歩く栄誉をかけたバトルトーナメントだった。


「今回のイベントは、TGBMGC運営委員会と協議を重ね、正式採用された“ティーン限定”の公式戦です!」


BSO内には無数のティーンプレイヤーが存在する。

その中で勝ち抜き“ランウェイを歩く”――それは名誉と名声を手にする、かつてない大舞台。


「すでにIDSCCでシード枠を獲得している《稲毛アウルズ》を筆頭に、予選ラウンド賞金トップの8チームを合わせて計16チームが激突予定です!

詳細は後日発表しますので、お楽しみに!!」


正式リリースと同時に始まる巨大大会に向け、ヨシトたちは身体を温めていた。



---


毒親デモ事件と、正式版で強化されたシステム


「あ、ヨシトくん! 朝のニュース見た?」

「見たよ。毒親のひとりが“TGBMGCに爆弾投げ込む”って書き込んで捕まったってやつだろ?」


フォーミンの話によれば、TGBMGCへの抗議デモを扇動しようとした毒親が凶暴化し、脅迫投稿で逮捕されたという。


「まあそれは置いといて……今回の正式版でMAVデュエルがメインになったね。

しかも最大 8 vs 8 のチーム戦!」


対戦人数の拡大、新アイテム枠の整理、そして月額2400円の《プレミアムプラン》。

課金勢は装備とアバターの幅が広がり、無課金勢にも遊びやすく調整されている。


“テストプレイヤーたちの努力が正式版の完成度を押し上げた”

そう運営が認めるほど、ヨシトたちのデータは重要な意味を持っていた。


「ま、俺たちは称号持ちだから大丈夫だろ」


稲毛アウルズはテスト段階から参戦していたため、

《ネットワークテストからの古参者》という特別称号が付与されている。


そこへ――


「おい、そこの古参者!」


振り返ると、強面のヒューマンアバター二人組が対戦希望を出してきた。


「あの世界チャンプと引き分けたからって調子乗るなよ?」

「俺たち《跳弾漁師バウンドフィッシャーズ》が、その天狗鼻を叩き折ってやる!」


大洗町の漁師二人が組んだ“脳筋前衛コンビ”。

見た目こそ粗野だが、実力派で知られる草MAVチームだ。


「いいね。そろそろ実戦で身体馴らしたいと思ってたしね!」

ヨシトとフォーミンは迷わず“承諾”を押した。



---


正式リリース最初の決戦へ!


『MAVデュエル・レギュラーマッチの承諾を確認。バトルフィールドへ移動します』


ロビーにアナウンスが響き、観客が一斉に観戦席へ向かう。


「さあ、正式版最初のバトルは――

世界チャンプと互角の勝負を見せた《稲毛アウルズ》!

対するは大洗発の豪快戦闘スタイル《跳弾漁師》!!」


レイナの実況がテンション高く響く。


「今回は“オフィシャルロワイヤル”!

アイテム禁止、実力だけで勝敗が決まる公式ルールです!」


舞台は後にトーナメントの本戦で使われる“空中闘技場”。

円形の近未来ステージは、まさに公式戦の練習に最適だ。



---


試合開始――脳筋漁師 VS 技巧アウルズ!


「フォーミン!」

「任せて!」


フォーミンがSMG《バレット119》を構えた瞬間――


「兄貴! 俺は女をやる!」


モヒカン頭が巨大アックス《ポセイドンアンカー》を振りかざし突進!


アックスは近接最強火力。

まともに受ければ一撃で体力の半分を持っていかれる。


しかしヨシトは即座に踏み込んだ。


「させるかっ! クロスパリンガー!!」


ウィンドブレード改が十字に光り、アックスを弾き飛ばす。

重武器専用のパリィ技――完璧な防御。


「隙あり!」


ヨシトが作った突破口へ、フォーミンのSMGが火を噴いた。


だがすかさず相棒のスキンヘッズがショットガン《スモッグ99》で牽制。

散弾で距離を離しつつ、前衛を援護する見事な連携だ。


「跳弾漁師、ただの脳筋ではありません!

接近と援護の連動がキレてます!」


観客席は一気にヒートアップ。


「アウルズ行けぇぇ!!」

「漁師も負けんなぁ!!」


レイナもテンション全開だ。


「そしてワンポイント!

現在、違法賭博撲滅のため、私をモデリングしたAIが常時監視しています!

怪しい賭博行為は即刻BAN!

皆さん、賭博はダメ・ゼッタイ!」


世界観の事情が混ざる中――


フォーミンが歯を食いしばった。


「あの二人……本気で強いね」

「だったら――アレを使うしかないな」


ヨシトの目に、自信の光が宿った。


ここから反撃だ。

稲毛アウルズ、正式版最初の本気を見せる――!!


そんなわけで新章が開幕!

バトルトーナメント優勝特典が、ランウェイを歩く権利というのは、未来の若者たちの憧れかもしれないですね。

さて、みなさんはランウェイを歩くならどんな衣装で歩きたいですか?

皆さんの率直な感想をお願いします!!

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