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そもそもファンタジーってなんだろう?

いつもありがとうございます。

 最近、特になろうの小説を読んでいて思うのは、『異世界』の話だから、『魔法使い』がいるから、イコール、ファンタジーとは言えないかもしれない、ということです。

 正直、魔法使いとか出てきても、いわゆる乙女ゲーム系の作品では、「職業ですけど、何か?」的な感じで、別段、そのひとが魔法を使わなくても、ストーリーが成立する気がしてしまったりもするのです。

 SFに必要なのは、『センス オブ ワンダー』ということはよく言われておりますが、ファンタジーもそうではないかと思います。

 

 よくある、『魔法学校』設定ですが、読者(ひょっとしたら著者も)がティーンエイジャーの多いジャンルですから、会社より、よほど親近感を持って入っていける設定なのだろうなあ、と思います。

 『ハリーポッター』の影響も大きいのかなあ。

 このタイプの作品、私も好きな作品がいくつかあるのですが、主人公が魔法と向き合ってストーリーが進んでいく話は、とてもファンタジーらしいです。

 ただ……恋愛ジャンル系になると、『魔法』要らないんじゃない? 的な作品が多い……。

 まあ、恋愛ジャンルなのだから、魔法メインにストーリーが進まなければいけない理由は一つもなく、むしろ、エレメントの力がどうとか書きこむと、邪魔って事にもなりかねません。

 ただ、それなら、異世界だから魔法が必要ってこともないのでは? とも思ったりもします。

 つまり、異世界だからといって、不思議な世界ではないのです。


 実は、私は昔、このジャンル(魔法学園もの)に手を出そうとして、魔法の設定を大量におこしたものの、ストーリーがうまく転がらず、挫折した経験があります。奇をてらったものをたくさん並べても、面白い話は書けないということを学びました……。このジャンルで、魔法を追及する作者さまがたは、すごいなあと思います。


 そもそも、『異世界』=ファンタジーではないというのは、『架空戦記』というジャンルが存在する時点で明らかです。

 歴史のIFを追及したこのジャンルは、パラレルワールドであっても、ファンタジーではありません。


 では、魔物を勇者がパーティを組んで倒す、という形式を踏めば、ファンタジーなのでしょうか?

 魔法を使って、魔物を退治すれば、それは、『非日常』です。

 ただ、ルーチンワークのように、モンスターを倒しているだけでは、コンピュータゲームのレベル上げであって、そこに『センス オブ ワンダー 』はないです。

 それは、ある意味、ただの武者修行。

 まあ、対人間より、対モンスターのほうが、『殺戮者』のイメージがつかないから、さわやかに読める、ということはあります。

 でも、人間っておかしなもので、『非日常』が連続すると、マヒしてしまって、それが『普通』になってしまう。

 つまり、ただ、魔物を退治していくストーリーで、不思議な世界を感じ続けるのは、難しいのです。


 このジャンルで理想を言えば、勇者がきちんと『日常』を『生きる』ことこそが、『不思議な世界』を感じ続けるためには必要ではないかと思います。

 当たり前に、飲み、食い、笑い、怒る。等身大の生身の人間がそこにあれば、『非日常』とのギャップを感じられると思うのです。


 余談。

 昨今の転生ものの、天才幼児。

 正直、あれこそ不思議生物です。

 へたなモンスターより怖いです。周囲が『天才』ですませてしまう『感覚』もファンタジーだなあと思うのでした。

(子供を持つ親になれば、きっとわかる感覚だと思う……)


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