あくた拾い
いつもありがとうございます
今回のテーマは『あくた拾い』。
要するに、ゴミ拾い、のお話です。
ライトノベルのファンタジーに出てくる中世ヨーロッパ風の世界は、とても綺麗で清潔なことが多いケド、実際には、結構、汚かったことは有名。
ベルサイユ宮殿はトイレがなかったとか、ね。
そこへ行くと、日本の江戸の町は、たぶん、当時、世界で一番清潔な街でした。
理由はいろいろあります。
第一に、江戸は流民に厳しく、スラム街が形成されなかったこと。
第二に、『あくた拾い』というように、子供でもできるリサイクル産業がなりたっていたこと。
第三に、江戸の町は水事情が悪く、水を清潔に保つことに熱心であったこと、などがあげられます。
それに、健康でありさえすれば、小銭を稼ぐことはできました。
例えば、町に落ちている木々を拾って、風呂屋に持っていく。そうすると、駄賃になるわけです。(立派な職です)紙を回収して、リサイクルするシステムもありました。
長屋の厠の糞尿は、大家さんの収入源。近隣の農家が買い付けに来たそうです。
そんな『江戸、あるある』はどうでもいいのですが……。
ファンタジーを書くとき、文明レベル、行政などを考えた時、貴族と貧民層の関係についてどうするか、という問題があります。
ライトノベルの場合、そのへん、さくっと、通りすぎちゃうほうが重くならなくていいという考え方もありますが。
王子様、騎士様の話も良いですが、底辺から成りあがる、というのも、なかなか気骨があってよろしいと思います。
なろうではあまり受けないかもしれないけれど、ハングリーな感じが、一昔前の少年漫画のようで、私には、魅力的です。
よくあるのは、『教会』で育つ、『花街』で育つ、『暗黒街』で育つ、でしょうか。
少女が主人公なら絶世の美少女にするだけで、成り上がり可能ですが(笑)、少年の場合は、やはり『才能』がないとリアリティが薄くなります。
そこで『あくた拾い』の話に戻るのです。
ファンタジーならではの、『あくた拾い』があれば、貧しい少年が成り上がるための第一歩に使えないかなあと、今、漠然と考えております。
まあ、書いたところで、すげえ、地味な話になるだろうなあという予感はしております。
拙作は全体的にエフェクト抑えめ、生活臭がただよう傾向があるから(笑)
この連載を書き始めて……ヒロイックファンタジーが書きたくなってきました。しばらく新作は書かないつもりだけど……困ったものです。




