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我、救出作戦ヲ開始セリ(2)

今日は、二話投稿しております。

なお、今回は柄にも無く女性が性的暴力を受けるシーンが少しだけ御座いますので、苦手な方は戻るのボタンをクリック願います。

「へっへっへ……見ろよ、すげぇ上玉だぜ」

「だなぁ、女の良い匂いがプンプンするぜ」

「……俺達で少し味見しちまうか?」

「バカ野郎。最初は先ず親分からって決まってるじゃねぇか。お前死にたいのか?」

「まさか!ただなぁ、俺達は下っ端だから回って来た時にゃあ、汚くなってるじゃあねぇか。あそこに突っ込むのは、気が引けるんだよな」

「あぁ、分かる」


薄汚い小部屋の片隅で、猿轡を噛まされ後ろ手に縛られている少女を二人の盗賊が囲んでいた。

下っ端の盗賊が言ったように、少女はとても美しく、こちらでは珍しい漆黒の長髪に、まるで色素が抜けてしまったかの様に真っ白な肌。そしてルビーと見紛うばかりの真紅の瞳。

だが、今少女は美しく顔を恐怖に歪め、涙が頬を濡らしている。


「おいおい、そんな眼で見ても駄目だぜ。お前をさんざん回した後は、奴隷商人に売っ払うんだからな」


自分がこの後どうなるかが容易に想像出来たらしく、ガクガクと震え始め、必死にもがくが一向にロープが取れる気配は無い。

むしろ、余計に食い込んで、見た目の年齢の平均よりも大きい乳房が余計強調される。

裸の状態ではなく、あくまでも衣服の上からなのが、余計に盗賊二人の劣情を誘う。


「暴れたって無駄だぜ。【捕えるロープ君】は飛龍だって拘束しちまうんだからな……なぁおい、考えたんだがよ。直接ヤらなきゃ良いんじゃないか?」

「う~ん、わっかんねぇなぁ……けどよ、お前頭良いな。お口で処理してもらおうぜ。そうしたらバレねぇ筈だな!」


ニヤニヤした二人は、早速下半身をさらけ出して少女に近寄る。

首を振って拒絶を示すが、そんな事は御構い無しに少女にどんどん近寄って……




「…ふぅ、やっぱり最高に良い(クチ)マ○○だな」

「俺天才!」


そう言って、放心状態の少女の胸を揉みしだいては、自分の分身を弄る盗賊二人。


「もう一回やっちまうか?」

「善は急げだぜ」


二人は、再び快楽を求めようと少女に近寄った。





「雪の進軍氷を踏んで

どれが河やら道さえ知れず

馬は(たお)れる捨ててもおけず

ここは何処(いずく)ぞ皆敵の国

ままよ大胆一服やれば

頼み少なや煙草が二本……

うーん、本当にこっちであってるん?」

「えぇ、この紙によればこっちで間違いありませんよ」


えー、現在私達二人は、ザックザックと雪を踏み締めて、進軍しております。

これぞ雪の進軍だぉ!……すいません、ギャグです……


地上の目眩まし街から外に出て、かれこれ一時間近く歩いている。

後ろを振り返っても、もう街の姿は見えない。

しかも、若干吹雪き出しやがった。

寒さ対策に、エーリカんにも【紅のマフラー】を装備させている。


職業を【忍び】に変えて、パッシブスキルの索敵を展開し、半径一キロ範囲内を監視し続ける。

これで人間が半径一キロ範囲内に入れば、一発で分かる。

魔物の反応は結構あるけど、人間の反応は無い。

早く行かないと、おにゃのこが臭いオッサン共の慰み物にされてしまう!

その前に行かなくては…


「だけど、この下手人共は運が無いねぇ。この私の眼に依頼が止まってしまったんだもんなぁ」

「そうですね…多分大陸最強である伯母上が、銀貨十枚で拐われた我々の国民を助けに行く……と言うのも変な話ですが」

「大魔王様である私が直々におにゃのこを助けに行く……そのあと一旦お持ち帰りぃぃ!してぇ、ムフフな展開にぃひひひ…ジュルリハァハァ」

「伯母上……被害者は心に深い傷を負っている場合が多いですから、弁えて下さい」

「そ、そうだね……おっと、どうやら見付けたっぽいぉ」


まるでFPSのゲームをやっているみたいに、視界に周辺の地図が現れては、赤い光点が地図上で犇めくようにして点滅している。

道案内と命じると地図が消えて、変わりに視界上に矢印が現れた。

どうやら導いてくれるみたいだ。


「場所が分かったよ」

「では急ぎましょう!」

「おぅ!」


雪に足を取られつつも、何とか残り二百メール地点まで行くと、急に崖みたく切り立った所に出た。

どうやらクレーターの様になっているらしく、その中央に大きめな砦が鎮座していた。


四角形の砦の上には、八人の盗賊が四隅に二人づつ仲良く立って、警戒していた。


「伯母上、どうしますか?」

「私達の色は目立つからなぁ…ノコノコ出ていったら一発でバレちゃうよねぇ……おし、今の職業のパッシブスキルを最大限活用しましょうかね」

「伯母上、なにを……」

「まぁ、見てなって」


アイテムボックスから、【大苦無(だいくない)】を八つ取り出す。

【忍び】が、最大レベルで覚える事が出来るパッシブスキルは、投擲武器自動誘導と言うもので、相手が一定以上の速度で回避又は移動しない限り、相手の行動を先読みして、必ず命中すると言うものだ。

だが、必ず目標が視界の中に居ない限り、このパッシブスキルは発動しない。


先ずは右手の指の間に【大苦難】を一本づつ挟み、力の限り投擲して、直ぐに残りの四本も同じように投擲した。

勢い余り過ぎた【大苦難】は、手から離れた瞬間に音速の壁を越えて、長さ16cmの弾板となって見張りの盗賊を襲った。


強化されている視界の先で、八人の盗賊達は一瞬で肉塊に姿を変えた。

酸っぱいモノが込み上げてくるけれど、堪えてもう居ない事を確認した。


「……なんと」

「敵を排除したから、先急ごっか」

「は、はい」

「とうっ!」


崖を飛び降りて、何時もの通りに足を挫く。


ゴキボキッ

「…………っ!?!!っっっ!!!!」


痛すぎてもう声も出ないよ!?

こう、足先からビビビッて痛みが登って来たよっ!?


足を擦って痛みが退くのを待つと、器用に崖を滑りながら降りてくるエーリカんが見えた。


「伯母上!大丈夫ですか!?」

「だ、大丈夫だ…問題無い……入り口は目の前だし、行こか…」

「はい」


エーリカんは、装備していた片手剣を抜き放ち、私はそれに続いて忍者【厭離】を取り出して、逆手に構えては、入り口に向かって走り出した。





「早くやっちまおうぜ」

「そうだな、誰か来たら面倒な事になりそうだしな!」


二回目の快楽を得ようと少女に近寄った瞬間、分厚い石畳を切り出して作ってある筈の天井を突き破って来た物体が、横一列に並んで居た盗賊を直撃して、これまた一瞬でミンチ変え、辺り一面を血の海にした。

もろに頭から肉片を被った少女は、放心状態から一瞬戻り、今度は失禁しながら気絶した。


少女は気を失う直前に、喧騒と剣戟の音を耳にしていた。


『何それ漢字豆知識クイズー!パチパチパチ

このコーナーでは、普通使わない単語やトリビアな漢字の読み方とかを出題します!

正解しても何も無いけどね。

それでは行きます!


『松籟』


これはなんと読むのでしょうか!

出来ればパソコンで調べるのはやめましょう。

そして、前回の答えの発表です!


『黙』と書きまして、『しじま』と読みます。

しじまとは、物音せず、辺り一帯が静まりかえっている様子の事を指した言葉です。

また、口を閉ざして黙っている状態の事もあるそうです。静寂と書いて、しじまとも読みます。

「おい!何時まで黙秘を貫くつもりだ!?うんとでもすんとでも言ってみろ!!」

「うんうんすんすんハァハァペロペロくちゅくちゅパンパン」

「……コイツ死刑だ」wwww。』

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