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『ドジっ娘女神を救え!固有スキル 勇者の影??』 天下を取った転生勝頼が今度は異世界へ  作者: Kくぼ


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勇者

 黒騎士が仮面を取り、勇者カツヨリと名乗った。ゼックス以外は驚いて固まっている。クロックから話は聞いていたが目の前に見るのと話を聞くのは全然違う。勇者カツヨリが魔族になったと聞いてはいたが目の前のカツヨリからは邪悪な物は感じない。むしろ優しいオーラを感じる。


「あれ?そこの巨乳のお姉ちゃん。カツヨリと会ってるでしょ。なんか俺と同じ匂いがする。どうだった、あいつとの夜は?」


「な、何言ってるの?」


 リリィは真っ赤だ。


「まだやってないのか?腑抜けだな俺の片割れは。どうだ?俺の子を産まないか?な〜んて俺は子種ないんだけどね。ちなみにあいつもだよ、あいつも子種なし」


 なんだこいつ?これが魔族四天王にして元勇者、世界を救ったカツヨリだと?イメージが違いすぎる。


「ところであいつは何歳くらいだった?」


「16よ。あなたより全然若くてカッコいいわ。本当に勇者カツヨリなの?なんでまだ生きてるの?人間でしょ?」


「俺がこっちに来たのと同じ歳か。やっぱりな。さて、いっぱい質問されたけど俺は今は魔族だよ。だから寿命が長いんだ。あれ?よく見たら鬼族とウサギ獣人じゃん。昔世話になったんだ。もしかして子孫かな?」


 ゼックスは呆れている。勇者カツヨリがこんなお調子者だとは思っていなかった。あの親父が歯が立たないと言っていたカツヨリがこれか!


「親父が世話になったそうだな。俺はゼックス、ゼックンの子だ。今は鬼族の棟梁をやっている」


「おう、ゼックンか。懐かしいな、あいつはいい奴だった。あ、まだ死んでねえだろ。鬼族は寿命長いって自慢してたもんな。ゼックス、俺と組まないか?ちょっと魔王を復活させないといけないんだ。時が来たんだ」


「俺は今はこのリリィのパーティーのメンバーに過ぎん。それに今のお前と組む気はないな」


「そうか。龍族は俺に味方してくれるって言ってくれたんだけどな。それに獣人も」


 クロックがそれを聞いて絡みつく。


「誇り高き獣人を舐めるな!獣人は魔族へ味方なんぞせんわ!」


 カツヨリこと魔族ゲーリーはクロックを見た。こいつはあいつの………、面白い。


「ナプールだっけ?獣人の王が俺に味方すると言ってくれたんだが。獣人の誇りと共にこの魔族四天王のゲーリーにな。あいつは物分かりが良かったぞ」


「ナプールがなんで魔族についたのか、理由はわからん。あいつは経験は足らんがバカではない。どうやって誑かした?」


「誑かした訳ではなくてだな。まあ状況を普通に説明しただけだよ。見返りも用意したし、国王としてはいい選択だと思うよ」


「俺は納得していない。獣人は魔王を倒して地位が認められて国を作る事が出来た。そう、お前の、いや魔族ではないお前のおかげでな。それがなんで魔王復活に手を貸さなきゃいけないんだ?」


「話すと長いぞ。それにそこの鬼族は味方する気はないようだし、そんなに殺気をとばされちゃあ落ち着いて話もできないな。実はな、もうダンジョンコアのエネルギーが十分に溜まったんだ。なのでこのダンジョンにも用はなくなった。なので仲間になる気がないならおいとましようと思う」


 それを聞いてゼックスは、


「逃げる気か?」


 と剣を抜いた。親父が歯が立たなかった勇者カツヨリ、戦ってみたかった。剣に魔力を込め叫ぶ!


「秘術、黄泉応躁!」


 ゼックスの剣が光ると倒したはずのデスナイトが3匹蘇った。そして勇者カツヨリこと魔族ゲーリーに斬りかかっていく。


「おお、懐かしい。鬼族の秘伝だっけ、これ。見事なもんだ。でもな、これは、ヒョイっと」


 ゲーリーが剣をクルクル回すとデスナイトが土に還っていった。ゼックスは慌てふためく。


「な、なんだと。貴様、今何をした?」


「何をって、その技はゼックンがよく使ってたから何回も見てるからさあ。逆演算しただけだよ。ちなみに俺も召喚使えるし、まあちょっと応用すればこのくらいはできる」


「逆演算とはなんだ?」


「ああ、わからないか。魔法って計算式なんだよ。発動させるには順序よく方程式を並べていく必要があるんだけど、普通の人は無意識に魔法を使ってるんだ。何にも気にせず魔法が使える。ただ、使える属性は普通は1つ、たまに2つとか3つ使える人もいるけどまあ稀だよね。で、俺は全属性の魔法が使えるんだけど、無意識には発動できない。演算して描いているから使えるんだ。で、お前のその死霊術は、剣に埋められた魔石から魔力が放出されて剣が持つ力が発動しているんだけど、魔石から出る魔力を逆方向に流してやることによって元に戻ったってわけ。わかるかな?わかんね〜よなきっと」


「だからといって俺の魔法を消すことができるのか?そんな事が」


「伊達に500年生きてないのだよ。で、話を聞く気になったかな?って、おい、これはまたすごいのが」


ローラが宙を舞っていた。身体が7人に分身し、七色のオーラを帯びたキックがゲーリーを襲おうとしていた。


「レインボークラッシャーキーーーーーーーーック!!」





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