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『ドジっ娘女神を救え!固有スキル 勇者の影??』 天下を取った転生勝頼が今度は異世界へ  作者: Kくぼ


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元勇者登場

 実戦特訓の成果が現れてきた。リリィの両手の武器に徐々に火の魔力が纏われ、威力も大きくなっていく。ついにスケルトンナイトを斬り、その傷から火が付くようになり、


「トドメよ!」


 赤い色に変化したメガカマキランのカマがスケルトンナイトの首を斬り落とした。切り口から燃え始め消滅していく。リリィはそのまま前進する。マーダースケルトンも倒し、雑魚は風魔法で吹っ飛ばし目指すは黒騎士だ。黒騎士は大剣を正眼に構えている。威圧に押されてリリィは立ち止まる。クロックが追いついてきた。まだ若いままだ。


「デスナイトではあるが………、変異種か。普通と違うな、リリィ、気をつけろ。俺は一回モードを解く」


 クロックが爺さんに戻った。途中で解けるようだ、器用な爺さんである。ゼックスとローラも合流してきた。気がつくとアンデッドは一掃され、敵はデスナイトだけになっている。


「いつの間に?」


「リリィ。雑魚は片付けた。特訓も上手くいったようだしさっさとこいつを片付けるぞ」


 ゼックスはすでに剣に魔力を纏わせている。デスナイトが剣を上空に向けてクルクルと回すと、周囲にデスナイトが増殖した。その数5匹!本体?は一歩下がって様子を見ているようだ。


「なんだ?この状況は」


「こちらも5人、でも1人は爺さんで1人は回復役。ゼックスと私が2人か2匹かわからないけど倒すから、リリィ。あんたは頑張って1人倒すのよ。こいつらはAランク、さっきの奴より強いからね」


 ローラは勝手にノルマを決めた。ローラはクロックを守ると決めた。決めたからにはやり抜くのみだ。


「幻影、ではないのね。Aランクが5匹も。クロックさん、さっきの若返りモードは使えるの?」


「5分経てばな。ただ次は持って3分だ、なので温存したいところだが」


 当てには出来ないか。リリィは覚悟を決め仕掛けた。5匹のデスナイトの胴体から炎が燃え上がる。よく見ると苦無が刺さっている。


「先制というかこれじゃご挨拶程度か。Cランクならこれで倒せるのだけれど」


 デスナイトは手で炎を払うと苦無を抜いて投げ捨てた。リリィを見てニヤっと笑っている。魔物のくせに、と思ったがそういえば前の蜘蛛さんの配下も感情持ってたし高ランクならありえるかと気を取り直す。しかし思ってた以上手強そうだ。リリィは両手剣に火の魔力を纏わせてデスナイトに向かっていった。


 ローラはミスリル製のカイザーナックルとトンファーを使って戦っている。ゼックスはオリハルコン製の剣でデスナイト2匹を相手に圧倒しているが、デスナイトはHP回復を持っているようで倒し切れていない。2匹の連携がうまいのだ。


「こいつら連携するとなかなか手強い。まあAランクだしな。ちょっと手助けを頼みますか」


 ゼックスの剣に埋め込まれた魔石が光るとさっきリリィが倒したマーダースケルトンが復活して現れた。そしてデスナイトに絡み出す。ゼックスのスキル、死者操舵だ。1匹がマーダースケルトンを倒している間にゼックスもデスナイトを倒す。ゼックスの実力なら1対1なら楽勝だ。そして残りのデスナイトも倒した。ローラを見ると、デスナイトの大剣を防ぎながら適確に急所にダメージを与えている。デスナイトのHP回復が間に合っていないようだ。デスナイトも連携してローラを攻撃しているが、魔力を込めた攻撃の連打を食らってでじり貧になっていく。もう少しで倒せるという時に、デスナイトが合体攻撃を放ってきた。土魔法でローラを足止めし、大剣から斬撃を飛ばしてくる。ローラが足を止められて防いでいる間にもう1匹がローラの背後に回り込む。見事な連携攻撃だった。が、その瞬間ローラは宙を舞った。


「ウサギ拳法、空中二段蹴り!」


 背後にいたデスナイトに二段蹴りを放ち、ダメージを与えた後、


「天空トンファーアタック!」


 デスナイトの脳天に上空からトンファーを打ち下ろす。デスナイトは倒れた。残りの1匹も後に倒された。リリィはまだデスナイトと戦っている。火の魔力で真っ赤になった両手剣をふるって攻撃しているが相手の回復速度も速く、トドメを刺すまではいっていない。

 周りの雰囲気から戦っているのが自分だけと感じたリリィは、奥の手を繰り出した。


「魔法剣、炎のトルネード加速剣!」


 剣速を風魔法であげ威力を増加した。偶然にもムサシが使う魔法剣と同じ物だ。一気にデスナイトの首を刎ねた。


「リリィ、見事だ。だが、まだあいつがいる」


 クロックは残った黒騎士を見て呟いた。黒騎士は、ゆっくりと近づいてきてその仮面を取った。その顔は以前神殿にあった勇者カツヨリの銅像と同じ顔をしていた。


「なかなかやるな。俺の名は魔族四天王のゲーリー。またの名を勇者カツヨリという。俺と組まないか?」

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