表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『ドジっ娘女神を救え!固有スキル 勇者の影??』 天下を取った転生勝頼が今度は異世界へ  作者: Kくぼ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

133/154

ナッツピー

 さてさて、こっちのカツヨリだが伝説竜王伍号機(ゴーリーファイブ)の修理中である。といってもカツヨリが降りてしまうと石像に戻ってしまうので修理ができない。なので、カツヨリは乗ったままでムサシとリコに指示している。


「そこのカバーを外して。リコ、お前なら魔源の流れが見えるだろ?漏れているところがどうなってるか教えてくれ」


「人使いが荒いぞ。姫、このカバーとやらを外しますので中を見て下され」


「どれどれ?あ、本当だ。なんか漏れてるよ、お兄ちゃん」


「そこを塞ぎたいんだ。さっき持ってきた樹液があるだろう。そいつを漏れているところに塗ってから火で炙ってくれ」


 穴を塞ぐのにレビンさんに教わったパテ方式を採用。穴をモグラ叩き式に塞いでいく。油漏れみたいに魔源が漏れるなんてね、さすが異世界ファンタジー。地球に魔力があったらエネルギー不足解消できるのに。


 1日がかりで修理を完了し、伝説龍王伍号機(ゴーリーファイブ)をアイテムボックスにしまう。一行はナッツピーに向かった。道すがら、


「で、お兄ちゃん。この間のお猿さんとの話でさあ、わからない事だらけだったんだけど。お兄ちゃんはわかってたよね?ちょっと説明してくれません事?」


「リコ、なんだその言葉使いwww、まあいい。勇者カツヨリと俺の事だよな?」


「そう。元々は1人だったって言ってなかった?」


「ああ。モンさんはそう言ってた。そこから推定される事は………」






 リリィ達は5人パーティーとなってダンジョンの入り口に到着した。すごく賑わっている。ギルドの冒険者達がいっぱいいて売店もあれば宿屋もあるようだ。どうも想像していたのと違う。

 ゼックスは直ぐに情報収集へ動く。こういった想定外に状況に動じずに直ぐに動けるのがゼックスの凄いところだ。さすがに元盗賊団の親方、現鬼族の頭領である。


「こんにちは。ここにダンジョンがあると聞いてやってきた旅の者です。なんか賑わってますね」


「人族か。珍しいな。このダンジョンは最近できたみたいで宝箱やら魔物のドロップ品が良いものが出るって噂でな。ギルドも攻略を推奨していて名のある冒険者が集まってきてるんだ。南は龍がいるから魔物は出ないし、北の方も平和なもんだ。冒険者は稼ぐところが少なくて他の国へ出てった者もいるんだ。そこに美味しいダンジョンだぜ、そりゃ賑わうってもんよ」


 話をしてくれる獅子獣人は少し酔っ払っている。昼間っから酒を飲んでるって事は、最近いい実入りがあったのだろう。


「あなたもダンジョンへ入ったのですか?」


「おう、もちろんよ。昨日地下3階層までいったんだ。3階層から敵がドロップを落とすようになる。それを売った金で今日は昼間っから飲んでるってわけよ。また明日はダンジョンだ」


「そうなのですね。ここは地下何階まであるのですか?」


「それは、俺は知らん。ただ10階層のボスを倒したって奴がいた話は聞いた。もう死んだという噂だ。俺は地下深くまで行こうとは思わない。命の危険を冒してまで攻略する義理はない。ただ、ギルドはダンジョンコアを持ってきた者には大量の賞金を出すらしい。まあ俺には縁のない話だ」


 ゼックスはお礼にお酒を一杯奢ってから戻ってきた。また、次の冒険者に話を聞きに行く。今度は犬獣人だ。


「こんにちは。旅の者です。このダンジョンって有名なのですか?」


「有名なのかな?それより人間の兄ちゃん、飲めるのかい?これも何かの縁だ飲もうじゃないか」


 なんだ、こんなのばっかりなのか、ここは?」


「せっかくですので一杯付き合いましょう。地下何階まで行かれました?」


「おう、俺らのパーティーは優秀でな。8階層まで行ってるんだ。なんせ、虎獣人がパーティーにいるんだぜ。それに猫獣人もだ。索敵、魔法、スピード、力、色々な獣人がいればお互いに良いところを活かせるんだ。ちなみに獅子はいないぞ、なんかあいつら人数多いからって威張ってる感じがして嫌いなんだ」


「それは凄い。どんな魔物が出るのですか?」


「それがこのダンジョンは不思議でな。10階層までは動物系の魔物が出る。5階層まではCランクまでだ。6階層を超えると稀にBランクが出る。10階層のボスはコングだ。ここまでは知ってる奴は多い。問題はその先だ」


「と言いますと?」


「11階層からは階ごとに環境が変わり、出てくる魔物の系統も異なるそうだ。だからそれに応じて準備しないとやられてしまう。結構有名なパーティーが11階層から下に向かったっきり帰還していない」


「何階まで行った人がいるのですか?」


「そこにギルドの出張所があるから聞いてみると良い。それより飲もう。昨日、ミスリルプレートがドロップで出ていい金になったんだ。そっちの綺麗な姉ちゃんも一緒にどうだ?」


 リリィ達は宴会に混ざり、情報収集に労じた。どの道今日はダンジョンへは入らない。残念ながら勇者カツヨリの情報は得られなかった。聞いても勇者伝説の話になるだけで、ここにいるなんて事は誰も知らないし、言ったら笑われるだけだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ