再び猿
レビンさんにオリハルコンとアダマンティウムを預けて次の装備を依頼した。ムサシの防具だ。ムサシには今回の戦利品の堕天使の腕輪をつけさせた。攻撃力2倍になるチート装備だ。ただでさえ強いムサシにこれは過剰な気もするがこの先の敵はもっと強くなるだろうしね。
リコには龍神の腕輪をつけさせた。魔法威力2倍ってすでにリコは複数のアイテムで魔法攻撃力が5倍になっている。あれ?攻撃力と威力って別物なのかな?
闇の杖はレビンさんでも再加工は出来ないそうだ。魔王の杖だもんね。とりあえずアイテムボックス入りです。さて、一番気になる武田の鎧だけど、良く見ると信玄公の鎧に似ている。ただ素材がオリハルコンだから別物なんだろうけど。しかも呪われてるし。呪われた装備は人間は付けることができないそうだ。
レビンさんに伝説龍王伍号機を見てもらう事にした。この人ならなんかわかるかもって事で。
「ゴーリ・イン!」
カツヨリが巨大な石像に吸い込まれていく。石像が金色に光り、金色のスーパーロボットが現れた。レビンがどよめく。
「おお、これはすごい。カイマンの腕輪とこの巨人が連結しているのですか。カイマンの腕輪は魔道具ですが何の魔道具かは伝わっておりませんでした。相性の良い物と結びつける効果があるようです。カツヨリ様はこの巨人に選ばれし者というところですかな」
なんじゃそりゃ?そらまあ、これ作ったの俺だし。元は蒸気と電気とゼンマイ駆動だったけどね。魔源なんてなかったし。
「レビンさん。ゴーリーの魂がこの魔道具の中にいます。どうもゴーリーが俺とこの巨人を結びつけてくれたようなんです。調べられますか?」
レビンは鑑定を使ったが名前が伝説龍王伍号機という以外はモザイクがかかっていて見えないそうだ。おお、昔あったな!AVのモザイクが外れる道具、なんだっけ?残念ながらこの世界のはモザイクを外す道具はないそうだ。まあそんなゲスい話は置いておいて、ゴーリーの魂については何も分からなかった。
ただカツヨリには確信があった。ゴーリーの存在は偶然じゃない、何かの意思だ。
新しい装備ができるには時間がかかるらしい。また1ヶ月後に来て欲しいそうだ。となるとどこへ行くかだが当面の目的はヤンギュー国へどうやって行くかである。今いるのは5ヶ国のうち3ヶ国目のサンドラ国、行けるところで行ってないのは獣人の国ドロスと、昔エルフの地があり魔王城跡があるナッツピーだ。近いのがナッツピーなのでまずそっちへ行ってみる事になった。ドロスへはリリィが向かっている事をカツヨリは知らない。
カツヨリ達一行はナッツピーに行く前に猿の神獣に挨拶に行った。そこで一波乱が起きた。
「モンさん。俺たちはこれからナッツピーに行きます。昔魔王城があった国です」
「1人減ったな、死んだか?」
「はい、魔族との戦いで。ですが魔族四天王の1人、グーリーを倒しました。四天王はガーリー、ギーリー、グーリー、ゲーリーの4人だそうです。ギーリーというのがラモス国にいましたが俺は会ってません。ところで以前死んだゴーリーに名前の由来を聞いた事があるのですが、モンさんにお参りした時に授かった名前だとか?」
「カツヨリ。そうか、あの男がゴーリーだったのだな。そうだ、名付けたのは我だ。昔、勇者カツヨリに頼まれてな」
「少しずつですが欠片が繋がってきた気がします。そういう事でしたらこれをお見せします。ゴーリ・イン!」
アイテムボックスから伝説龍王伍号機が現れた。そしてカツヨリの左腕のカイマンの腕輪が光る。伝説龍王伍号機が金色に光り、胸から光の線が腕輪に発射されカツヨリは伝説龍王伍号機に吸い込まれるように溶け込んでいく。
「モンさん。以前この石像を知らないと言いましたよね。この機体は以前俺がいた世界でゴーリーと呼ばれていた物でした。本当は何かご存知なのでは?」
「ほう、それは動くのか。面白い。それに魔族四天王を倒したのであれば、今度は勝てるのではないか?前も言ったであろう。勝ったら話してやるとな。出でよ、ジェネラルコング!」
モンさんの声が響くと森の中から以前戦ったジェネラルコングが現れた。こいつはSランク相当らしい。前回は4人で戦って倒す事が出来なかった。今度は3人だが、この巨体であの素早い猿の動きに追従できるのか?
「リコ。俺、降りた方が良くない?」
「何よ、せっかく乗ってるのにもったいない」
そういう問題?却下されたのでこのまま戦う事にした。ムサシを見るとなんか策がありそうだ。では、おっぱじめますか!




