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『ドジっ娘女神を救え!固有スキル 勇者の影??』 天下を取った転生勝頼が今度は異世界へ  作者: Kくぼ


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魔法合戦

 リコはアンデッドには聖魔法が効くはずと考えている。ただ、出しどころを悩んでいた。グーリーが知りたがってるのも聖魔法だ。まずは風魔法をぶつける事にした。


「ウィンドプレスストーム、左右撃ち!」


「ウィンドプレスストーム、左右撃ち!」


 全く同じ魔法で返すグーリー。この魔法はリコのオリジナルのはずなのにいとも簡単に真似されてしまう。しかも普通の人間は左右同時に魔法を展開する事は出来ない。リコはスキル並列思考があるので可能だが、同じ事をグーリーは難なくやってのける。2人の中央の位置で4つの竜巻がぶつかり弾ける。あまりの威力にダークゴーレム、カツヨリ、ムサシも吹っ飛びそうになるが、堪える。その隙にカツヨリが魔力を纏った剣でダークゴーレムを切り刻む、一気に倒そうとするが、斬っても斬っても回復してしまう。リコは次に火の上級魔法を使った。


「エクスファイヤーストーム!」


「ロックウォール、ダークミスト」


 グーリーは岩の壁で防ぎ黒い霧を出し火を消してしまう。霧には大量の水分が含まれていた。その水分はリコの炎で蒸発する。ダークミストは毒の水を含んでいた。本来なら蒸発した目に見えない毒がカツヨリ達を襲うはずだったが、リコのホーリービックライトによる聖光で浄化されダメージを与えられない。


「ふむ。毒も効かぬか。では次はこちらから仕掛けよう。ダークメフィスト!」


 黒い煙が死神に変化する、手には首斬り鎌を持っている。死神は宙をゆっくりとリコの方へ向かってくる。見た目怖い。

 リコは、


「元は煙よね、突風強」


 風魔法で死神を吹き飛ばしてしまう。実はただの突風ではなく少しだけ聖魔法をこっそり混ぜている。闇魔法には聖魔法は無茶苦茶特効のようだ。グーリーは呆気なく消えていく死神に唖然としながら少しは怖がれよ、と思いつつ闇魔法を連発する。


「ブラックコメット、ダークアロー」


 ブラックコメットは光魔法コメットの闇バージョンだ。黒光の流星群がリコに襲いかかる。続けて黒い矢がリコを狙って飛んでくる。


「これは無理ね。セイントウォール!」


 リコは防御に徹する、聖魔法のドームバリアーがリコを護る。グーリーの攻撃はバリアーにかき消された。それを見たグーリーは、


「それが変なやつだな。光魔法とも違う様だが、私の闇魔法を打ち消すとは面白い。よし、その防御魔法を破ってやろう」


 グーリーは面白がって魔法を連発し始めた。


「ロックスプレット、ウィンドカッター、ダークアロー」


 土、風、闇魔法を連発して攻撃するが全てリコの聖魔法に打ち消されてしまう。


「仕方がない。私も変なやつを出そう。爆裂魔法、メガダイナマイン!」


 バスケットボール位の火の玉、いやエネルギーボールがリコの聖なるドームバリアーに向かって飛んで行く。エネルギーボールの表面には爆の文字が書かれている。魔法に字を書くって漫画かよ、と思ったがいかにも爆発しそうに見える。エネルギーボールはそのままドームバリアーにぶつかり爆発した。爆風が周囲を吹き荒れ、リコは吹っ飛ばされた。壁に激突する寸前にスキル加速を使ったカツヨリに抱きとめられる。


「リコ、大丈夫か?」


「ありがとうお兄ちゃん。回復するから平気よ。あの爆裂魔法は結構な威力だけどもっと魔力を集中すれば護れるかな」


 リコは自信ありげだ。カツヨリはリコに作戦を告げる。勝機が見えたのだ。これで勝てる!




 カツヨリとムサシはダークゴーレムに対し連撃の嵐だ。2人とも身体能力強化は使っていないが魔力を纏わせた剣でダークゴーレムの身体を削っていく。傷付けば即座に回復するが、徐々に回復速度が遅くなっていく。ダンジョンコアが無くなり黒の領域を維持する魔源が尽きてきていて、最初10mあった領域がだんだんと小さくなりダークゴーレムが領域から外れてしまい、自らの魔力で黒の領域を展開していたのだがそれも尽きてきた。それを見たグーリーがダークゴーレムの胸に埋め込まれている黒い宝石目掛けて黒いビームを放つ。


「あれってウルト◯エネルギーのチャージみたいなやつ?」


 カツヨリが独り言を言うがムサシには意味が伝わらない。グーリーは自分のMPをダークゴーレムに分けたのだ。ダークゴーレムの黒の領域が復活した。


「想定内だ。ムサシ、続けるぞ!」


「おう!」


 2人の攻撃は続く。ダークゴーレムも強く調子に乗ってるとたまにダークゴーレムの攻撃を喰らうがムサシはポーションを使って回復する。カツヨリはHP自動回復が間に合っている。戦っていると再びダークゴーレムの回復速度が遅くなってきた。

 グーリーとリコはお互いに魔法を打ち合い大技を使わせない様にしている。大きな魔法は詠唱が必要なのだ。お互いに詠唱の時間を与えない様に戦っていた。

 グーリーはダークゴーレムの様子をみていて再びダークゴーレムにMPを分け与えたくてその隙を作ろうとしていた。


「ここね」


 リコはタイミングを見計らい、よろけたふりをする。グーリーはチャンスとばかり目から黒いビームをダークゴーレムに放つ。そのビームをカツヨリの剣が吸収する。


「何!」


「さっすがシュラウスの剣。綺麗に吸収できたよ」


 カツヨリはこの状態で斬ると相手にMP盗られたら嫌なのでシュラウスの剣に吸収された魔力を壁に向かって斬撃として飛ばす。ボス部屋の壁に大きな穴が空いた。これが作戦1、まずはダークゴーレムから仕留めたいのだ。



 ダークゴーレムの回復速度が遅く、徐々に身体が削られていく。チャンスと見たムサシが大技を繰り出した。氷の魔道具と魔法剣を組み合わせた必殺剣、


「冬・豹氷剣!」


 ムサシの剣がダークゴーレムの胸を切り裂く。例の胸に埋め込まれた宝石がパリンと割れる。そのままダークゴーレムが崩れた。



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