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「愛」など軟弱である
2人の存在が互いに惹かれあうことを「愛」などという言葉でガチホモは語らない。ちなみに直江兼続の兜を飾る「愛」は、この意味での愛ではないので彼もまたガチホモである。
ガチホモにとって相手とは『強敵』でなければならない。
漢同士の真剣勝負による命のやり取りから生まれる究極のカタルシス。これこそ、ガチホモが真に目指すものである。
強敵を打ち、強敵に打たれ、互いの身を削り、やがて雄同士のガチホモも雌雄を決する時が来る。
強敵に抱かれ敗北を悟り強敵の腕の中で果てる。これが『ネコ』である。
強敵を抱き、別れの際に勝負を称える。これが『タチ』である。
ガチホモの人生に一片の悔いもあってはならないのである。




