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転生ですか?面倒なので能力は召喚対応でお願いします。  作者: 飛友翔 
第四章第一部 春は遅く竹の子は芽吹に恐れる
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ロマンの飛行か、飛行がロマンなのか?

本日の投稿分です、宜しくお願い致します。



※レマイア領中央冒険者ギルド どれかの応接室内


「・・それで何の用だ・・」


 このオッサン何なの?ってくらい態度や口が悪いが、ここの何とかって言うギルドマスターらしい。その本人から自己紹介は合ったが、覚える価値を感じなかったから今も覚えていない。何処かで出会えばこの人はって程度に覚えたので、無駄にガチムチした体格のハゲちらかし親父でいい。

 歳は50も後半に掛かっていそうで、皺肌に張りも無く触るな危険の様相だよ。後光に浮かした吹き出しの妄想は俺しか書かないが。ついでに随所に吹き出し弄りを


「セブレス様は、このギルドの大まかな連携をお聞きしたいとの事ですよ」


 俺が用件を口にする前に、隣に座って居るラーレルが受け答える。彼女が隣?何をしてるかと言うと、このギルドに来る最大の用件の対応中である。菓子を咀嚼・・隣に座って俺の報告を成書中な訳だ?だから聞いてはいけない、もう1つの用事がギルマスに会う事だったが一緒にとは頼んでない。

「・・では報告書を作って上にあげます」お前、余計な仕事を振ったんだから手土産はあるだろうな?俺の弱い心根がそう受け取ったのさ。貢物を手渡して離脱したかったのに。吹き出しは再利用、俺のブームが突破中だ。だが胸にカーソルはヤバいぞ・・その理由は解るよね?


 俺達の様子を見ているギルマスは、すっごく不機嫌な顔って感じ?俺は察しの良い人間だから?腰の引ける挨拶を済ませてから、大した話に持って行けてない。今日は良い天気でしたねってくらいだよ。不機嫌伺いをする奴は、いつでも貧乏くじに愛されるだろ?


「・・それ程大きくはないか・・」


これ見ろ・・うん、動物の範囲だね。こっちの名前がオオブラットって名に成ってるけど、クロオオブラコオモリっていう種のあれだ。こいつ等は見た目は普通で良く見かけるコオモリ、吸血何とかとはちょっと違う。

 吸血種は羽根も無く地を勢いよく走り回るからな。血を吸うヤバい奴に認定されてるけど、肉と一緒に食べてるだけだと思う。肉しか食べない何て事なら、そりゃあとっても起用だものね。生肉食う奴の気がしれないが。

 名をユッケにすれば聞こえがいいとかダメじゃない?韓国人が好きな食べ物だって逃げるのもどうなのかな?中国人だって白黒の犬猫以外のペット種も食べちゃうし。グロった。


 それよりもさっのコオモリ、例の祠を巣穴にしてた訳ですよ。以前にギルドの依頼を受けた俺は、祠の現状は脅威と成らないって報告をしている。その辺の微妙な兼ね合いから、今回もそこの状況確認に行ってましたーそんな報告だね。

 そこでコオモリ的な奴等を発見し、祠諸共を潰して来たと。出発時間が昼ちょっと前だけど、問題ないさー。例の川近辺の改修工事を優先して現場を・・うん、そこそこ掘ってますが何か?


 気軽に掘ると不味いと最近に思うように成ったから、今更の地中調査をしちゃったよ。その一帯が一緒に流れて大河を作ったら洒落に成らんし。大河を見ない人だから、面白い事も言えないのさ。

 チャンバラ好きは、侍らしく寒いギャグに塗れてくれ。カツラが無いとサンバも・・川は不人気です。魚も泥臭いからって嫌われるけど、綺麗な川に廃水や汚水を流したから泥が溜まったんだぞ。自爆じゃん。

 そこは公共事業を優先したかったから、堀ったのだよ。ホリ君!次は必ず勝つ。ああ、それそれ。泥臭いって泥地に住まないとそれに成らないから。生け簀の水に晒すじゃない?泥も抜けてそこそこ美味しくなる。


 養殖場に成る穴は7MX20Mくらいかな?深さは落ちても溺れない程度だ。その回りに川から引き込みの水路と川に戻す排水路を作った。まだ水は止まったままだけど。改修時間の関係でそんなもの。

 報告はコオモリの件だけだから問題無い。ギルマスの機嫌を損ねてるのは受付のラーレル君だし、俺はお気持ち程度のお土産だから。そこは親しき中にもの礼儀じゃね?部下の教育は俺の範囲外だ。


「・・まったく・・娘がこんなんで済まない」

「・・お父さん!今は仕事中だよ」


 聞えません!ええ、絶対に聞きません。お前が仕事中に云々とか吠えれば、娘がそんなのいいじゃないって怒鳴り返すとか・・帰りたい。正直俺はここに居たく無いよ。この娘が残念な子でギルマスの親父も大変な訳だ。

 そこは解らなくも無いし同情の余地もちょっとするけど、はっきり言って家で遣れ!家内工業に見えるよ。俺の意見なら彼女はいい子だ、失敗・・試作・・ちょっと?って首を傾げる焼き菓子を美味しそうに食べてくれてるからな。

 その辺がモッチモチ・・持ち持ちに成ってた訳さ。我が家で首を傾げる奴等にバレたらしい。酸っぱい果実に臭い(くさ)乳臭のコラボ焼き菓子は、さらに大きい痛手に成る前に保管に回した。それヨーグルト風の焼き菓子?ヨーグルトは無いんだけど。


 ある意味腐敗臭は廃棄の領分だから、酸っぱい風味は崖っぷちに立つからな。そんな瀬戸際に自ら赴く奴は、一番最初に死ぬんじゃないか?歌を歌いながら。ヨーデル違うし。


「セブレス様が今日出された素材買い取りが、このギルドが今年に取り扱った魔獣の半数を超えました。前から申請している専属者の認定をしましょう」

「・・オオブラットは魔獣の扱いにならないぞ」

「それ以外です。報告に合った祠に向かう前に、数体の魔獣を討伐されました。今回の買い取り数は6体?」

「それが全部です。時間も無かったので、少し奥に入って見つかった魔獣の数が6体です」


 そうなんだぜ、嘘も隠しも今回はないよ。今回もっ、とは言えないけど今回は無い。時間に追われてたし、祠を埋めるのに時間が読めなかったから。

 あとコオモリ、わさわさ飛んで無駄に襲って来たんだよ。体中に纏わりついた状態で、祠の奥まで移動したんだけど凄くシュールに見えたんじゃないかな?だが気分は吸血鬼だ、虫の大群・・ゴキは無理です。コオモリ達を数匹掴んでみたけど、それで飛べない事も解った。キューって弱った奴もいたし。


「・・グゼッククラー達のパーティは最近は護衛依頼ばかりか」

「パーティの未熟者が怪我なんてしなければーとか、あの未熟者が!ってお兄が言い訳してた。ちゃんと鍛えて上げればいいのにって言ったんだけど、俺は親父に鍛え抜かれて自分で強くなったんだっていい訳するんだよ。鍛えられたのは一緒じゃない?」


 又来たよ!このギルドは身内ばかりの家内工業の乗りだぞ。もうちょっと居たよねモブっぽい誰か?未熟者で名前出ないし、何人パーティさえ解らん。膝に怪我した奴は?任せ人はいないのな。あと・・何かに引き込みたい感じがひしひしする。


「・・3男のモッズリラーに期待したいが、10歳に成ったばかりだからな」


 だから知りたくないって!ギルマス家の情報漏洩が下げ止まりなんだけど。あと突っ込めないけど次男が気に成る。消息不明なら見つかって欲しい。まあ・・無視しよう。ここに来た時に一度はラーレルに説明済みだから、彼女が成書中・・コオモリの総数はだいたい80弱で、殲滅してから埋葬しましたよって事でオッケー。


 俺の夢が消えたから殲滅・・俺の体がコオモリの群れに成ってぱっと消えるあれ、泥団子が割れると中身が出る奴は全く違うよ。それで思わず風属性魔法をぶっ放してドカドカーン、風の中で錐揉みしながら回りの壁にぶつかって気を失ってたわ。俺も似た様なものを経験してたし・・ついさっき錐揉み体験したからな。


 人は簡単には飛べない、体が勢いよく暴風に煽られ空に舞い上がっても空気の壁に阻まれて錐揉みしちゃう。空気抵抗って凄いね、空力は化学に絶対に必須だ。断言が間違ってるけど。飛ぶ以外に挑戦しないからいいんだ。

 ロケット・・ダメだ。錐揉みする爆弾になるだけ。破裂しないから不発弾だな。空力を考えた外装の装備は不幸しか呼ばないから、これは永遠に封印案件にする。飛んで移動する時に掛かる時間は、短距離転移が断然に短い。意味のないロマンは消滅させよう。他にも被害が出たのでご免なさいって誤っておく。


 ひどかったよエアーカッター・・あれはただの暴風だわ。風で作る薄い刃なんてある訳ないじゃん。風が風を巻き込んだ台風だから、大木の枝を折るから禿げ坊主の木になってたわ。切れるじゃなく折れるだ、メキメキグシャァーンに成って目が覚めました。

 全く使えん、どっかの魔道具にもあったけど。衝動買いした風属性のスクロールは損したっぽい。コオモリの殲滅で元は取れたのかな?他の魔法でも出来たから深く考えてはいけない。錐揉み状態で飛ばされてた俺も黒歴史として封印な。あの時の俺の表情はバッテンマークが張り付いていたに違いない。干物の乾燥促進にしか使えないと思う。


「・・そう言えば、護衛騎士のいっ般公募があったか。もう人員は埋まったのか?」


 知らん。その募集を掛けたのは領公館の誰かが担当したと聞いている。それの内訳が聞かされてないのだから、未だ選考中なのだろう。


「必要な時期にまだ到達してませんから、締め切りの報告は来ていません。同時に領の従卒兵も補充する予定でしたから、幅の効かした選考を続けてると思います。何かに利用するのですか?」

「最近の冒険者は護衛依頼に偏っているからな。少しでも底上げになる訓練をさせたい。そんな訓練を受けさせながら、少しでも報酬があればと思ったからだ。参加する意欲が沸くだろ?」

「取り組みは考えましょう。元コノモブ領に新たな産業を促進しますから、警備護衛を備えなければ成りません」

「・・ほう・・郊外に産業地が出来ても領からの保全は無理か。ますます冒険者がらしく無くなりそうだな」


「人手不足は間違いありません。ミグサ男爵領までは予定に無かった、商会の護衛が増える事に成りました。護衛に着く冒険者の確保も必要になり、契約護衛者が近辺に集まります。契約護衛には最低限の実力が必要に成りますから、力が不足な人達を育成する場所も作らないといけません。集団訓練を受けられる者達は、兵士の素質も鍛えられます。このレマイア領からミグサ男爵領までに、多くの商会が移動を繰り返します。討伐依頼を受けるのが難しい冒険者は、護衛依頼という仕事に集まると思います。其のところの見越しを聞きに来ました」

「正直な所は何が元に成るかだな。領ごとのギルドなら体制が変わったりはしない」

「このレマイア領に主なまとめ役が集まればどうなりますか?」

「いや・・それは、いや集めてくれ。いい話でウハウハだ」


 死んでしまえ!欲望丸出しじゃねえか。ちょっとは遠慮しろやハゲ親父。子供ばかり作ってんじゃねえ。何人いるか知らんけど。まあダメな人って感じだ。強欲とか欲に駆られたとかじゃなくても、個々の冒険者ギルドは独立採算なんだって。採算ベースが維持出来なかったら撤退するらしい。

 あの元コノモブ領のギルドはかなりヤバいとか。場所柄の立地から大森林での討伐や採取が厳しく、護衛依頼をするにもしなびた商会しかないのさ。領で扱える特産品が殆ど無いから、売買する商談は極端に少ないらしい。


「殲滅・・シュウールの名前の方が解るか。あれがパーティから抜けたから、パーティがまともに依頼が熟せなくなった。当のシュウールは別パーティの男とくっ付いて、そっちはそこそこ頑張って依頼を熟している。女が頭を張っているパーティは、そんな所が弱いんだよな」


 いらない、そんな情報。その人が誰だか解るけど、お祝いを渡す程の知己は無いからな。俺の嫁のパーティも今は壊滅しちゃってるから、男共の頑張りが足らんと思う。

 さっきもそんなのを見かけたよ「あんたのダチが浮気してるって言ってんだよ!」その瞬間に言われた男は殴られてた。そこに出て来たダチって奴は信用出来るのか?嫉妬からじゃないのか?股間まで蹴られて唸ってたぞ。あれで仲直りしたら次の地獄が待ってるな。彼女にも必要な相手の股間がちょっと・・ボクッって鈍い音だったわ。息子だし。


「大森林沿いで営業中の冒険者の宿は、俺の知り合いが店主をしている。色々と煩い奴だから放置できない、他の者が関わるとこっちに被害が出るからな。あっちのギルドは遠からず、縮小か撤退に成る筈だ。こっちも早めに動く」


 意味不明?このギルマスは色んな話をちょくちょく混ぜるけど、細々な情報はしっかりつかんでいる訳  だ。この話も商業ギルドのヒイキシーから仕入れた可能性が高い。もしくは腰巾着・・あれじゃないな。

 あいつってそこそこの馬鹿だもの。コングラチュレーションを自でいくおめでたいお馬鹿だからな。顔が特に。

 一番肝心なその宿の話は聞けたから、股間を蹴られた男の冥福を祈りながら帰るとしよう。残したらヤバい菓子も処分出来たし。お腹を大事にね。俺は大丈夫だったけど。


次回の投稿予定は、4月23日を目指します。

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