仕事は終わってからが仕事の始まりになる。パート3
本日の投稿分です、宜しくお願い致します。
※レマイア領の我が家にて会談中
うんうん、商業ギルドの面々との会談も終わっ・・無かったわ。話の段落で間が出来たから、フムっと様式美を作り息を飲みながら目を瞑ったのだよ。そこで暫くの頑張りが次に進んでる感じ?ここは場面が切り替わって翌日とか数日が過ぎてるとこだよね。テロップだったりスクロール進んだりの定番が相変わらず皆無なんだわ。この辺の仕様がお任せ過ぎじゃないかな?時間が全然足りないよ。1日が1日なんだぜ、当たり前だけ
「・・扱いの商会は選別すると考えて宜しいのですかな」
ぶっ込んできおった。俺が思慮深い仕草なんて出来る訳ないじゃん。ちょっとした物思いはこの場を早く終わらせたいってだけだったのに、変な角度から尋ねられてもねぇ・・後、妄想も切らないで欲しい。美味しいエッチ中だったら射殺せるよ。ヒイキシーの絡みとか絶対無いし!それBLじゃ無くGL・・ゲテな。ゲテモノとガールが被るの?
「我が領の商会には孤児達を育成させる所もあったと記憶しています。他領にも繋がりがある所が望ましいですね。成人前の子等に充てがう・・貸し与える手立てのほうが好ましいかもしれません」
まあ関わりを持ちたいって事らしいし。そんな所で下手から伺われるのなら、こちらの要望を言い聞かせる事にする。そこはあくまでも要望って感じだけど。この前の旅程中にコノモブ領の市場で見つけた物が他にもあった。その1つが綿花を纏めて袋に入れ、古材や建屋材の古カスを削ぎ落す小物だ。材木は経年劣化が確実に起こるから、ちょっとした見映えの向上にこれが使われる。削ぎ落しに無理な程表皮が腐敗したら、其れ也の費用を掛けて修繕になるんだけど。
綿花・・これは植生が大きく関わり、量産するのが厳しいと言われている。だがその報告が真実なのかは解らない、絹の服飾を扱う者達が混合させた衣類販売を行っているからだ。全てが絹を使って作られたドレスなんて、弩級価格が天井突破になる代物だ。見た事ないから知らないけど。服飾に優れた技術者は、見える部分だけは完全に絹を使って来る。それを縫製する隠れた場所の糸は、その綿花から作られたコットン・・綿である。
この綿花があのコノモブ領の農地で生産されていたんだよ。場所としては大森林から離れている領地なので、吹き抜けの風が他とは違うのかも知れない。あったよね、盆地の空っ風吹き抜けるグンマちゃんは、難しい変わり所の気候だ。多種な農産はされても、ランキングに顔を出さないそんな場所だよ。お前はグンマを知らないって良く言われたけど、知る必要性を感じなかったな。グンマで土産屋に入るとサイタマ産の物が多いんだよね・・都内で買っても一緒やん。都会住みさ。
それよりもだ、商業ギルドを背負っていそうなヒイキシーは、経験からか中々の忍耐を持っていそうだ。俺が提示した綿花は、商売と呼べない程に価値が薄いからだ。その取引相場から付随する販促品も、低価格の下層を固辞している。その活躍ぶりは崇めたくなるが、そろそろ日の目をみるべきだろう。カーストに馴染んでどうする?
「綿花が服飾に扱われてから長き時を経ましたが、そろそろ交代の時期が訪れそうです。亜麻色の麻も見慣れ過ぎ、昨今ではその多くが入れ袋に使われています。ここに生葉染め効果の高い綿花がお見えすれば、緩くも入れ替わりが始まるでしょう」
そんな試作品の色物・・色つけのみの綿花を見せる。元の綿花の色が白っぽい奴なんだけど、ちょっとした藍色に見える物に染めている。この色合いは我が家で高評だった・・あの茶って言うかベージュの麻の服ってのは、女性陣が喜んで着る服には成っていない。
その見た目は麻のずた袋の四方から手足を出した感じだ。見世物小屋の袋お化けだよ!せめて木綿の揺れてるあれじゃない?麻の加工の仕方があるかもしれないが、今も糸とは呼べない太さで作られている。下手な職人が服飾すると、ヤバいシースルーの物が出来てしまう。網目の隙間から何かが出てしまっても、その辺は合法ではなかろうか。しかし上着のみだが。
そこにこの綿花の服飾が登場となる、原価から試算する販促価格は麻服よりも安い。さらに多種の色合いがそこに加わるから、時代の流れなりにとって代わるだろう。その希望がどんくさくゆっくりだから、むしろその辺を上手く動かしたい。躍進的な速さなんていらない、そんな成長が流行りだったりするからな。ここの推しに使うのは、やはりお仕着せなどの制服系だな。囚人服は却下します。着て歩いた時に脱走犯と間違われるから。
ああって顔のサグッツーモリ・・この話の何かに気づいたって感じじゃなく、服関係事は俺に関係ないなって感じだ。今までの百面相は無かったとばかりに、目の前の菓子に手を出した。まあ食べて貰うつもりで出しはしたが、話に不参加だったのにそこは参加するのか。彼の上司か先輩の立場のヒイキシーも、それを摘まんだからいいって事かな。俺的に言わせれば飲み物として出したチャイにも、何かのコメントが欲しかったよ。
それと貴方達が食べてるその菓子・・ああ問題が無いって言えば無いな。俺はまだ貴族位に成ってないから、貴族の子供としての制限みたいな物があったけど彼等は客人だもの。それにその制限も守ってないあれ、月を3割にし最初の数日が農産品で作った焼き菓子・・中間に特産の果実を混ぜつつ最後の数日が山の恵みを使った菓子なんだぜ。そんなのサナーの逆鱗に触れるわ。こんな焼き菓子があるって教えたの俺だけど。
「・・地味でも堅実な商売をする商会を探してみましょう。お話・・我がギルドにも問い合わせが来ていましたが、メンドセイ侯爵領では取り扱っていない米を模索していますな」
「・・以前に少し話をしています。こちらが提供しての米の料理を試食して頂きましたが、地域によっては品種の違う米も存在します。その米にもよりますが、少しモッチリしたりサラッとした食べごたえなど多様にあります。マッデローズ様はカレーが偉くお気に入りでしたので、色々と食べ比べに挑みたいのでしょう」
「左様でございますか。ご趣味も洗練されておられますな」
あっはっはーと笑いつつも笑えない事だと思う俺。この食道楽はあまり良い趣味とは思えない。何かを求めて探求を進めても、その場の材料は消費するからだ。作った喜びや食べた後の満足感は残りレシピも残る、それでも物としは残らないならリサイクル出来る趣味では無いからな。還元物の想像はしちゃダメです。そっちは放置するけど、別視点で頑張って頂きたい。還元物に混ぜるなカレー・・米焚きが完璧になってカレーライスに脚光が浴びれば、あの変態勇者の触手が動きそうだもの。防波堤は必須じゃない?
うん、用事も済んでるならお帰りください。メンドセイ侯爵家から届いた品物はお見せしませんよ。俺の予想からこの中身は間違いなく魔道具だと思う。そこらに有触れていそうでちょっと変わった魔道具、余程の高価な物やマジックアイテムとかなら、こんなお気軽便で届かないからな。そこまで期待出来ない感じの御礼の品だと思う。
それにしてもヒイキシーは憂いが無さそうだな・・そこはちゃんとした心配を用意してやるとも。今はまだ話せないがあっちの管理地は謝金大魔王が君臨する予定だ。その相手先は王国側だが、最低でも数年はしっかりと返済期間に突入させる。なんだかんだに気づく時は、大いに喜んで欲しい。あんたの栄達を約束しよう。転勤しなきゃの話だが。
そんなこんなの化かし合いが終わり、これとした納得のいく情報は渡さずに追い返せた感じか?まあ、今の所は何処にも舵を切ってないから、何もかもが想像の域を出ないしな。その筆頭が俺の進退であり、コノモブ領を我が領が管理するのか?だな。それが確実に成れば、そこの様子を見ない訳にはいかなくなる。あそこを引っ掻き回したのが俺なので、少なからずの責任が出たからな。
「宜しいですか旦那様、その変顔が増えています」
ほぇーー失礼過ぎですよイエール君、変顔は自前でも増えるもんじゃないぞ。
「ほんわかな優顔は大奥様譲りですから、厳しい表情を作っても凛々しく成りません。緩く微笑みもすれば和み過ぎてしまいます。それにサナー様が厳しく言っておられました、頭髪を絶対切らせないようにと。以前はそこまで強要するのは少しと思う所もありましたが、貴族へ叙爵する事は間違いなしと言われています。逃げ場はありません」
オッホゥゥ、そこ失敗しちゃったやん。切る切るって間延びさせてたらそこそこ長く成ったてたし、ここはって時にはサナーに見つかってたから・・もう、肩甲骨付近を伸び伸びしとる。あん時ばっさりしとけばってのがもう無理っぽい。だが知って欲しい、ポニテな感じで後ろを縛るとだ。うなじの密集が凄く多くて、どっかの納言に見えたりするんだよ。ハゲは縛っても絵面が悪い・・そんな殺風景な頭皮が羨ましくなるとは思わんかった。それよりもだ、俺が優顔だってのも非常に厳しい。サナーの言なら女顔だから。
「ちゃんと凛々しいと思われていますよ」
言えよ!ちゃんと声に出しなさいよ。何をどう思われてるか何て、口先だけじゃ信じられないよ。あっ!そこは声に出してもダメな奴だ。それこそ今に沸いた先入観があるから、何を言われても信じられないな。諦めないけど。いやいや、まだまだこれからがっつり体格に育つよ。筋肉多目のマッスルボンバー決めちゃうからな。ピクピク漲らしちゃうよ、失神しちゃうよ俺が。発想がダメだった・・
まあ、ここは気を取り直してイエール君には賄賂を進呈した。髪は切らないと確約させられて・・何の賄賂か解らなくなったな。出した物は引っ込められないから、先走ったら損をする教訓になった。先っぽだけだから・・あれはそれじゃあ済まないって聞くからな。遠くから手招きされたら寄っちまうし。近くで見てびっくりはお約束だもの。
好まない来客だったのか、客が帰るとツノが媚びて来た・・食べられそうな予感でもしたのかな?サグッツーモリは何て言うか普通にいけ好かない感じだけど、ヒイキシーは見た目のまま肉食獣っぽいからな。あいつはがっつりの丸齧りのイメージが強い、両手持ちでパクパクしてたのは芸人と被ったよ。あとツノ君、媚びてこられても気楽な扱いは無理ですー。我が家のサナーや女子共は「これはメスですね。最初からあざとい感じがありましが、調べて確信しました」何て言って、むにむにしてたけど。
そこは同性だからの図太さなのか?気にしても確認するのを遠慮するのが男だぞ。逆さにしてぱっかりと足を開くのは、間違ってしまう遠慮が無いのな。それはそれって所が凄く太い、男に必要なそれ!だよな。それとツノの媚的なあざとさは直ぐに終わりを迎えた。俺が変な気を回して、彼女に嫌われない様な接し方的な触り方がキョドリを満載で伝わってしまった。彼女が真っ直ぐな視線で俺を凝視するとは・・抱いていた邪な気持ちをさらけ出した俺は、そこでツノをサナーに預けた。何も聞かないでくれ、幸せそうなツノの様子も知らせないで・・。
今宵の晩餐は特別なイベント・・では無いけど豪華な夕餉・・「旦那様たちが居られなかった時に食材がかなり余りまして」そだね、何処かで消費しないと増え続ける事に成る。ここには規定の量が運ばれるので、どうにか遣り繰りしつつお腹に詰め込まないといけないのだ。
「仕方ないです、仕方ないのです!ここの頑張りが」フーリアの言だ。
「誰が?どうしても?どうにか成ったらどうなのです?」イエールどこの人だ?
「はは、中々の根性だがまだだ。私はまだ本気を出していない」フェインが?
「ナロセスやターレンに少し厳しさを教えましょう」サナーが変な教育に?
「うちの子にはまだ無理じゃないかしら?」メイサリス・・まだ産めてないぞ
「・・・・・」あっ!ちょっとツノ君、もう少し・・あとちょっとだけ協力を!育ててお肉するとかないから。食べて減らしてよ。
次回の投稿予定日は、3月26日を目指します。





