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転生ですか?面倒なので能力は召喚対応でお願いします。  作者: 飛友翔 
第四章第一部 春は遅く竹の子は芽吹に恐れる
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内政チートの隣の芝は関わりたくない色たった。

本日の投稿分です、宜しくお願い致します。



※レマイア領の我が家にて


 朝も早よからえっちらおっちら・・整ってません!そもそもだけど、商業ギルドの連中が今日の午後に来る話は寝耳に水だったから。聞かされたの寝る前だったからあれはセーフなのか?寝てる姿勢じゃなきゃ被害はないと?水入りの状態が解らないからこの話は忘れよう。それに遣りたい事が沢山あって、無駄に忙しいのだ。本来に遣る必要のある川改修の工事は止まったままなんだが・・


 其れ也の圧力的な今の状況を覆せず、もう暫くは外出禁止って所かな。俺得意のぶらぶらチンチンが硬直保持中です?鎌首はもたげてません。そんな調子で最近の日課に成っている、ジャガイモのすり潰しからデンプン粉は作らせ中。あの男子兄弟とフーリアが大活躍してます。フーリアを指定したつもりは無かったけど、そこは本人の希望が強かったらしい。芋いじりで肌すべすべは大きな勘違いだから。むしろ丁寧に綺麗に手洗いしないと肌荒れするからね?言ったからね。


 あーこれの事かしら?このデンプン粉で料理を提供する飯屋を商業ギルドに斡旋させたし、一緒に米料理も販促の予定だった。追加の目玉メニューに牡蠣やムール貝の干物の提供も含んだからな。支援ありきだし。その諸々のレシピを使って料理の試行錯誤も、領公館の料理人達と行ってる最中だ。どれもこれも難しい料理じゃないし、一般人に馴染めば良いって所のハードルが低いから失敗する方が難しい。誇大広告の旗印がメンドセイ侯爵領が推進するって奴だけど。ちょっとヤバい・・


 忘れよう・・記憶が飛ぶくらいに新作のオヤツ作りに没頭しよう。突然サナーが生まれたがそんな生態なのか?ベリーで撃退出来るかな?あっ!リーリェと一緒に領公館にお出掛けですか、行ってらっしゃいませ。商業ギルドの人達の相手・・そっちもパスですか。了解です。あれ?カンバックフーリアって誰得?作り置きが減るだけなんですけど・・。






 うんうんうん!失敗の連続だったわ。子ダヌキのフーリアが誕生しちゃったけど、その回収にフェインが登場してきた。問題無いな、彼女は過酷な鍛錬を課せる唯一の使用人だ。それがサナーに代わるとちょっと殺伐とするから容認出来ないし。相手が殆ど俺なので封印してます。フェイン様つまらない物ですが、お土産をお持ち下さい。俺?商業ギルドの連中が来たって聞かされれば、もう拒絶っていうか拒否でけまへん。逃げは無理でしょ?我が家だもの。お昼食べるの忘れてるやん。フーリアの昼・・虐めじゃないのでご自由に!







 はい、チャイでも飲んでけとばかりに、作り置きのそれを提供する。いつもならなんちゃってハーブティーかただの紅茶を出してるけど、カシア(偽シナモン)の粉があるからチャイ茶も作ってある。ただちょっと微妙な感じだ、高価な紅茶の茶葉は節約で減らせるけど、乳に砂糖にカシア粉がブレンドされるんだよ。全てが少量ずつだから、単価計算がしにくく原価が割り出せない。面倒も加味するなら紅茶にしろって話だ。むしろハーブでいいかも知れん、野草とどっこいで見分けがつかないからな。茶葉にしちゃえば誤魔化し・・ブレンドとして完璧だろう。ブレンドあり気で売られてるから。


「この度は・・」


 いいえって位につい最近にこの謝辞も聞いているから、その返事を適当に返しつつとっとと先へと促して行く。今回の訪問者も依然と同じ・・食品課長のヒイキシーと物販開発部門主任のサグッツーモリって奴です。だがちょいと待って欲しい、セットオプションっぽいサグッツーモリが一緒に来た目的が解らない。だって前回の訪問でも声を聴いたのは謝罪の一言だけだぞ、今回も挨拶・・ああ、前回にも挨拶はあったな。忘れるくらいに短いのが。


 そんな彼等の今回の要件はというと、商業ギルド経由でメンドセイ侯爵家に送った石臼の、そのお返しが届いたとの事。いやいやちょっとな感じの、送ればお返しのエンドレスサマー?いつが夏なのか区別がつき難い気候だけど。それよりここは俺の非常識を使って今回限りにするしかないか。あっちは資産が潤沢だから苦も無く返礼して来るに違いない。俺には無理ですのバンザイ掲げて白いパンツを振ろう。麻色で白くないけど。


 それよりもだ、お返しの荷の中に必要な礼状も入っていた。うん、そんな礼状です。色々と人目を避ける類のものは、其れ也の費用を掛けて託す形になるがこれは礼状。物を届けてその説明的な簡素な物なので一緒に入っている。ただ書かれていた内容が貴族文よろしく色々と長文に綴られていて、読み込むのも簡単ではない。そんな俺をじっと見つめて待っているヒイキシー達・・それに気を使いながらたまに内容を聞かせている。心の中では突っ込みながらだが。


 だって・・届けられた石臼を有効活用させて頂き、美味しく食べられる小麦パンが焼けて嬉しいと!

(それ!小麦パンだから!小麦パンなんだよ!)

米料理のレシピも活用しつつ、美味しく感じるカレーも作られる様になって小麦パンに挟んだり乗せて食べてると。

(たから小麦パンだよね!小麦パンの頑張りじゃねえか)

持ち帰った蒸かし釜も中々使い勝手が良く、ふわっふわの蒸しパンがまた美味しくて

(蒸しパン・・フフ、堅さに脱却したらいつか堅さに戻るからガンバレ)

俺も蒸されて老けた感じがする。乾くわー


 ハイ終了!一緒に入っていた礼状の内容は説明したから、その他に必要な話はない筈・・ないよね?お返しの荷はそこに何が入っていても教える必要はないし、俺の方から振る話題も全く無い。むしろ早々に帰って欲しいよ。


「・・ご尽力の賜物でしょうな。我がギルドでも両家からの問い合わせ等を聞き及びましたが、中々果敢な歩み寄りを王国側に示唆してのご様子。そこにレマイア伯爵様が寛大な応答で御心を開いておりました。セブレス様を末ずえと侮らせず懐刀として(あて)ぶっておられました。両家の方々は先んじて事解についていたのでしょう。そこに手心を悟った鑑査者の面々は、保身を取られぬ物言いで無為を装っておりましたな」


 そこは何て言うか、確認したくない事実だったよ。彼等の想定内にあった俺への対応は、その上の者達が描いた筋書きに、そのままなぞる事に落ち着いたらしい。こちら側に成るお父様達が推した内容も加味されるが、そこはどち等にも歩み寄りする余白的な所はあるのだが。俺に言える事は、嵐の中で溺れかかった状態ですが自力で何とかしないといけない感じ。まさに結構な無理ゲーじゃなかろうか。ハゲてもおかしくない件。


「近年に例のない幾つかの制約も削られておりますな」


 ああっそれね。そこは言っちゃダメな奴なんたけど。貴方の後方で控えているサグッツーモリが色々・・百面相をマスターしたみたいだぞ。話の中身に顔の変化が凄くて、何度となくヤバい感じに成ってるからな。

 ここまでの流れで解って来た事は、彼が貴族の規範を良く勉強してるって事だ。そこの中の常識を外す事案が、俺の回りにバンバンと発生中だからな。そこで貴族のアンテナショップみたく成ってるが、外野の行動に俺は関わって無いからね?何の特産品も扱ってないし。東京駅に並んでる物しか教えられない。旅程を把握して買わないと、現地へ行って無いのがバレるぞ。


 生なんとかの土産菓子は止めとけ、保存加工で生じゃなく成ってるから。ニッキ付けまくりは生とは言わないと思うの。しかしあれだよ、こう頻繁に訪ねて来て話を広げつつ情報を集める手法は、懐かしい外商の人達を思い出すな。

 現代では見なくなりつつあったが、酒屋の御用聞きなんてのは鉄板だったもの。こっちの外商ってのは貴族の所に呼ばれる形を語られてるが、現代風なのは御用聞きに郵便局員や銀行員達だ。


 特に大抵は好き勝手に訪問しつつ、勝手をしながらお金を届けに着たり集金だったり・・保険の勧誘何て可愛いものだ。どこどこの治癒院は、評判云々で行ってみればとか宣伝よろしく聞かされる。

 私は街の商売ならモーラしてますって顔で、旨味家や甘未家は当然と答えて来る。そんな似た様な語り口をこのギルド員も口にするから、この辺もゲームの仕様だろうし日本人が関わったゲームっぽい。置き薬家は来ないから富山の人じゃないがな。


「・・領の繁栄も示唆されたとお聞きしましたが、この期に不干渉地域を開拓されるのですか?」


 あーあそこね。不干渉で規制を受けていたのは領の境が解りずらい場所で、特定済みの領境から規定の距離までが自領と掲げられる所・・そこに検問所を設置し明確にしている。この規制は今回は解かれる事に成る、これからは我が領の管理地に成る・・同じ自領となれば開拓しない手はないしな。

 ならばほいほいってお気楽に動けないのが治水問題だ。人が生活するのには水の存在は必須だから、必要な水源を何等(なんら)かの形で作らなければ成らない。この一歩の踏みだし方で、未来が大きく変わって来るんだよ。


「税を納める為の穀物作りを優先するつもりは有りません。領税を増やす事は考えています、それで公共事業が捗る事に成りますから。扱いを公共にするのかは未定ですが、領の特産に出来る物にしたいですね」

「所懐をお持ちなのですね。特定の品に着目されていられるのなら、我がギルトも関われる様に期待しましょう」


 ん?そこは良く解らない分担じゃなかろうか。現時点ではレマイア領の商業ギルドと、元コノモブ領のギルドは別領な扱いのままだ。この辺はどうなるのだろうか?レマイア領にあるギルドが本部扱いに成って、あっちが支部に成れば両持ちの業績とハカレないのか?レマイア領内に幾つかあるギルド支部みたいな出張所はそんな立ち位置だろうに。


「コノモブ領に設置されている商業ギルドは、この後はどのような扱いに?こちらが関わる都合そこはお聞きしたい所です。手間が掛かれば不必要な出費が増えますから」


 そうそうどうなの?あっちで何かの手続きをしても、こっちでもう一度って感じなら手間賃と時間の浪費しかない。いらない面倒は関わらない主義だから、全てがこっちでと成れば時間は諦めてこっちで手続きをする。

 どこで遣っても連動と反映があるなら、急ぎの件・・そこは緊急事案の問題ってだけなのか。急ぎがそうそうあったりしないから、どっちでも問題なさそうだと今気づいたよ。


「そちらも早急に処理を進めるつもりです。領内に置かれる形に規定が御座いますので、あちらは支部の扱いに成ります。配置済みの人員も何人かは配置換えに成りましょう。こちらのギルドの処理量が増えますから、その対応に別の地域からの呼び寄せがあります」


 ほんまかいなーと思いつつも、どうでもいっかって結論出ちゃったからもういいや。それに俺の目的はそこそこ決まっていて、管理地区の男爵領はあくまでも男爵領に収めたいのだ。これから政策と管理で納税義務の穀物は2割から3割は収穫量が増えてしまう。

 それでもギリギリに抑えて無駄を作れば、子爵領が収める収穫量には届かない・・届かせない。ヤバい領域に入るつもりは無い!だって自分の首が閉まるから。任せて安心だからこっち来いとか嫌だよ。単身派遣専門のリーマンとか最悪じゃん。がっつり回される貴族って、最後は種馬になったりしないか?種は永続的に出せるけど。


次回の投稿予定は、3月19日を目指します。

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