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転生ですか?面倒なので能力は召喚対応でお願いします。  作者: 飛友翔 
第三章第一部 マグサヤ領への用命は王命なのか?
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飲んで味が解るなら料理人は不要だ!舌抜くぞ

本日の投稿分です。これは飲み物と言う人がいますが、料理人を馬鹿にした発言ですので止めて欲しい。


※レマイア領中央商業ギルド物販商品登録部門食品課 滞在中


 はい、こちらがカレーの実食会場で御座います!


「・・こちらがカレーライスと・・カレーピラフで御座いますか。私が以前に勇者のレシピで作らせた、カレー煮込みとは随分と違っておりますな」


 あーこの人も、そんな感じでレシピを再現したのか。あれってパンを浸けて食べるナンとカレーのメニューみたいな感じだから、スパイシー過多の飲み物みたくなっちゃうんだよね。じゃが芋を溶けるまで煮込ませて、それでドロっとさせるとか書いてなかったしな。ルウなんて作れいない。


 うま~く煮込まないとスパイスだけがパンに浸いちゃうから、口の中がスパイスだらけになっちゃう。激辛ブームの時の、スープが見えない唐辛子ラーメンな奴。地獄の何丁目とかって書いてた奴は、唐辛子がレンゲで救えた・・ラーメン何処いった?


 唐辛子が鼻に入ってくしゃみをすると唐辛子が飛ぶ・・水分すら無かった。スパイスと添加物で作られたラーメンに行列が出来るから、添加物に依存性の高い薬品が使われてたんだよね。アミノ酸が多い食べ物にアミノ酸を添加するとか、食べて具合が悪くなる自分がおかしいと思ったもんだ。


 ラーメン業界は摘発も多かったからどうでもいいか。ペット飲料も薬臭くて・・薬を良く飲む奴にしか解らんのよ。医者が事実を知っていたのは微妙だ。


「カレーライスの方は全ての調味料が揃ってはいませんが、炊いた米の上に乗せても垂れない程度に作ってあります。カレーの具材にしっかり絡まっていますから、咀嚼するのには十分と言えますね」


「確かにしっかりとした噛み応えは御座いますが、勇者の発言にカレーは飲み物と合ったと記憶しておりますが」


「その辺はカレーを限定する必要はありませんが、スープにはその様に食べれますね。その様に食べてしまいますと、舌の中程から奥へと流し込んでしまいます。人が味覚を繊細に区別出来るのは、舌の中程から先端までです。熱い物などは敏感な舌先には耐えられませんから」


「・・確かに、猫舌と言われる所以は、熱さが取れるまで舌先を庇っていましたな」


「飲み込む様に食べるのは、味は二の次になります。質より量を重んじる感じであるのですが、量が多く無くても咀嚼が多ければ満腹感は得られます。それに向いてるのは固パンや干し肉になりますね」


 そんな雑穀で空腹を紛らわす者達にここのレシピは不要だ、へたをすれば草や雑草で飢えを凌いでいるのだから。そんな所で飼料を食わせるのか・・意識改革が出来なければ難しい問題に成る。味覚を無視して飲み込む食べ方は、スラムやホームレスが仕方なく食べる具無しスープと変わらない。噛む事の出来なく成った老人もか・・。


「・・こちらのカレーピラフという物は、米とカレーの味わいが明確に出ておりますな」


「はい。マッデローズ・メンドセイ様は偉くカレーにご執心でいらっしゃいましたから、丹精を込めて作らさせて頂きました。生のコメは炊く前に1粒1粒の米の大きさを合わせて炊いています。炊き揚がった米を1度水洗いしてから乾かして調理に掛けています」


「・・粒を揃えた意味は何となくですが理解しましたが、水洗いの意味が解らないのですが」


「生の米を生成してもその身にヌカが残っています。それを炊く前に洗い落としそれから炊くのですが、炊き揚がった米にも薄っすらとヌカが出て、その身にヌメリが出てしまいます。そのヌメリを洗い落としてから身の型崩れを防ぐのに炒めています。その辺もレシピ残しました」


「・・確かに、肉などは炒める事で旨味をその身に留めるとは聞いています」


 そんな感じですぜ。料理がヘタな人は取り敢えず炒めれば、素材の味がしっかり出るからそれなりに・・味付けが最悪な人は何を遣っても改善しないけどな。


「カレーのレシピも受理されるとの事で、有難う御座います。この次にお見せするのは蒸した料理に成ります」

「・・王都では蒸しパンが重宝されていると聞きましたが、大掛かりな機材に成って居りました。その辺の物を導入されたのですか?」


「商業ギルドに登録するだけの用意でありましたから、少人数で食べれる物を作って使いました」

「お待ちを。それをお作りなられたと。是非!是非にその道具の登録をお願いしたいのですが」


・・藪蛇になった。





「ふぅー」

現在多様に試食を済ませた課長のヒイキシーは、俺が出した瓜のぬか漬で箸休めの最中だ。こいつ・・料理が趣味の範囲になっていて、自分で作れる物は作って食べているのだと。


 取り敢えず蒸釜の件は、後程こちらの領に俺が戻ったら個人的に製作して譲る事に成った・・其れなりの適正価格でだ。この話しとは別に成った、蒸シュウマイと蒸餃子はレシピとして残された。


 シュウマイの具が海鮮に出来なかったのが悔やまれるが、先は長いと諦める事にした。そしてこの瓜・・瓜です。何と言うか箱入りな俺は、簡単に市場などで買い物などしていなかったので、野菜の名を知る事は出来なかった。


 そこで屈辱ではあったが・・フーリヤが俺の先生と言う形で教えてくれた。フーリヤはまさに庶民なので、子供の頃から携わった庶民の食生活の経験値が高い。とても気軽に大根!人参!ピータン?少し違った覚えが出たりする。


 これはその名を伝えた勇者が適当に言った弊害で、あまり好きじゃない野菜は適当に名を告げている。それでも勇者知識が優先される事に成っているので、そこにシッタカ三昧な物がある。そんな事が有るたびに、勇者のケツを蹴り倒したくなる。


 あーぬか漬けはレシピにしないよ。米の生成で出て来たヌカに塩を入れて瓜を漬けた・・だけの物だから。ご飯のお供とか思われてもそこまで米は普及しないだろうし、漬け物単体を食べる文化は築けないと思う。


 有りそうかも知れないと思うのは、使われる料理の幅が狭いから・・煮込みスープに何でも噛んでも瓜を突っ込むとか悲しいじゃない?しっかり煮込んだトウガンは好きだけど。醤油という調味料が無いから、瓜一族は所詮はモブさ。


 そのモブがかなりの量の生産で・・その出来高に最低仕入れ価格が付随するから、作って損が無いならと作られる訳ですよ。そこは小麦が作れる環境じゃなくても、モブ野菜で生計が立てられるのならそれでいいと。


 良く有る話しでしょ?ここじゃあマンゴーはとか、メロンって食べれるの?場所取りが凄いスイカが、とっても安価なんですけどって怒られても困るからね。その辺も含めての農業改革なのですよ。


 所有する土地に対しての生産物を無理なく保護しながら、必要な物をそこそこ豊富に作らせて行く。そこではゴールドな農作物を評価しないので、格差を生まない政策へと導くために。





「このヌカ漬けはまだ未完成ですが、塩漬けのまま食べる事も可能です。こちらの材料には新鮮な野菜等を使っておりますが、その日の売れ残りを捨て値で仕入れて作るのが良いでしょうね」


「・・何故で御座いましょう?」


「塩を刷り込んだだけの野菜を、手間を乗せて売るのは需要も少ないでしょう。元から塩を刷り込むだけですから、誰もが簡単に好みの物を作れます。そこで売れ残った野菜は、飼料屋へ運ばれてゴミ同然の価格で売られます」


「そうなれば仕入れ価格は極端に安く成りますか」


「はい、その物の価格が一割程度になり、それを加工して切り刻み1割程の大きさにいたします。随分と元が安くなった漬け物ですから、客の気を引く為に無料で出すお通しに使えます」

「お通しとは何ですか?」


 こっちじゃ聞かない飲み屋の常識だよ。はっはっはっ・・因みに今の説明は2回目です。これからの試み・・そんな説明をしていたら、店の窮地に落ちいったコンナ屋の店主と奥さんが、再貸付の申し出に商業ギルドに訪れ事をヒイキシーは思い出したからだ。


 その細かい話しを聞かされれば、自転車操業を自でやっている人達だった。食品課長のヒイキシーは、貸付部門の者に前もって詳しい話しを聞いていたので、この者達の商売なら俺の漬け物運用が使えるかと・・俺との話しに待った!をかけてヒイキシーは貸付部署へと突貫した。


「王都にある格式の高い飲食店は、この遣り方でお客様に贔屓されています。そこでは値の張る物を、お通しとして日替わり物を出していますが、それを真似しても仕方ありません。貴方達が同じ様な食品で、価格も回りに合わせた商売を続けるのでしたら、客の耳目を集め好感が持たれるやり方で、一度は試みるのはどうでしょうか?お店の立地場所の不利は変えられませんが、良かれと思われる噂が客を呼んでくれる事を期待して」


 ついでのぶっちゃけも幾つかあるが、食商売をしている彼等に関係する事は塩漬け・・あからさまに塩を出すと飲物を売り付ける目的だと嫌がれるが、物にお金が掛かった奴を提供する事は喜ばれる。こっちの言い訳を用意するのなら、多少は日替わりに成るが知れないが好まれる物作りの試作だと。最悪は買い込みが出来ずに、無い日も出るかも?そこは無料だから諦めて欲しいと。


 野菜の売れ残りを持ち込まれる飼料屋にしてみれば、領の政策絡みがあるので買い取りは断れない。その買い取りがされなく不法投棄になったりすると、投棄者と連なって罰を受けるからだ。


 上手い流れが続いても被害が家畜に及ぶ・・何を混ぜたか解らない得体の知れない資料が食わせられる。いつか食肉として売られるのに、扱いが酷いと思うのは俺だけか?お肉は美味しいけど。


 飲食店のコンナ屋夫婦は退出しましたーピロン。


 そんな案内は無いよ、彼等には頑張って売れ残り野菜を、買い叩いて欲しいとお願いした。野菜売りの人達も売れ残る寸前はギリギリの値段まで踏んばるから、捨てな価格には簡単にしてくれないだろう。ただゴミ問題は、少しでも減らしたい俺事情だからな。


 とっくに昼を回ってしまった時間だが、俺とサナー以外は試食を散々食べているので問題ないとの事だ。俺はそこそこ試食に付き合っている・・サナーは隣で普通にカレーライスを食べている途中です。


 以外って言ってたって?食べてるのは試食じゃないからな。フハハハ・・彼女のリクエストがカレーライスだった。いつの間にかのお気に入り?食べ易いのもあるかもだ。


「・・石臼ですか?それはどんな物なのでしょうか?」


 知らないか?商業ギルドに登録が無ければ、粉事業全般はどうやって粉を挽いているのかを問いたい。確かに小さいけど粒だが。えー挽いてないの?粒だけに潰してる・・プップッ・・潰す!


 笑ってる場合じゃ無かったわ。ほぼ粒と思われる小麦を、色々な工夫を重ねて堅パンを焼いている。そんな彼等に言いたい!粉を挽きやがれ。


次回の投稿予定は10月5日を目指します。宜しくお願い致します。

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