足りない準備は完全には揃わない。
パラリンピックが始まったみたいです。全く気にして無かったので知りませんでした。パラの選手たちの武装?軍事利用の噂は本当なのでしょうか?
健常人より能力は高いみたいですが・・
※2021年9月26日 加筆修正致しました。宜しくお願い致します。
「ま、まっ、魔物だー」
「・・フーリヤ、そのネタはだだスベリだから別のでお願いします」
「ふえぇぇぇー」
それも・・俺みたいなオタク趣味にはご褒美だが、回りの者達には全くウケてない。何かシラッとした視線がフーリヤをブチ抜いている。ライフ表示があったなら木端微塵に成ってファンファーレが鳴り響いていそうだ。初めの村に帰還かな?
中ボスを精神破壊で攻略!コングラチュレーションのお知らせとともに次のステージへ。遣られの中ボスプレーヤーはコントローラーを投げ捨てて壊し、やっちまったと買い求めに向かうまであるな。そこで攻略本を買ってしまう・・その本なしで攻略すると、散々に吹聴した自分を許す事はないが。
「それより俺に隠れる様、盾にする形で見なさい。もしくはもっと離れる事」
そして俺はカーン・・カーンと鉄鍋を叩いて行く。これは準備の前のその前で必要な金物を作っていたりする。
これは鍛冶だ、DIYじゃないし金属の破片があっちこっちに散発している。チートな回避力を持たない者は、遠巻きに伺うしか出来ない。興味本位は怪我の元、好奇心は猫を殺すって言うじゃない?飼い猫を構い過ぎて、喉元をガブっと噛まれたのは俺だけど。指を舐めてると油断したらそこで本噛みもされたっけ。
飼い猫に噛まれる・・普通にあったな。むしろ日常茶飯事だったよ。俺の口の中に猫の頭丸々を入れたのを逆恨みしたのか?猫丸齧り・・食うか食われるかの弱肉強食を自でいってたな。6歳の頃だけど。
犬やチャボに鳩は強敵過ぎて、逃げるしか無かったから。それも犬以外は多勢だっし・・
そんな事は別にして、まずは必要なのは蒸す為の炊事用の道具だった。そこで領公館の用具置き場から必要な物を何点が貰って来た。俺が作りたいのは蒸釜なので、1つの鉄鍋の底を平らにスパーンと切り取った。その辺はこっそりと隠れつつ[空間断絶]を巧に酷使した訳だ、見た者も抹殺する勢いだけで出来ないけど。
この蒸釜作りも鍛冶の後半であって・・最初に網に似た何度も使わない?それっぽい物を作った。こっちでも拳サイズのお玉網はあるんだけど、それでチマチマ作業は面倒だから鉄板焼き用の鉄板を加工した。
それに千枚通しを使って其れなりの穴を沢山空ける、もう一枚の鉄板も同様に1回り大きい穴開けをした。
この2枚の鉄板を使って米を同じ程度のサイズに選別する、そこそこ遣れそうだが出番は当分先の予定だ。先に必要なのは蒸釜だから切り取った底板を平らに・・カーンと叩いていたらフーリヤが魔物ボケでスベったのだ。
ただ彼女の名誉の為に弁護するなら、朝一で我が家へ手伝いに来た訳だから偉い。その話しは昨日に領公館の方で聞かされていたので問題はなかったが、いそいそとこちらに赴いたら訳の解らない作業をしていた。そこで何をお手伝いしましょうかと問われたので良いボゲ・・適当な話しを振っていたらスベっていた。
こっちでも遣って欲しい事はそこそこあるけど、この蒸釜が作れなかったら準備が無駄になるのでまず優先する。底板の立ち上げ部分から切ったので平らに伸ばせば上から乗せる鉄釜の中蓋として問題ない。
この中蓋を宛木をしながら穴を少し・・沢山・・大量だったけど空ける。
千枚通しで空けると大きく湾曲しそうだが、それをカバーする宛木でかなり抑えられる。そこは網作りで学習したのだよ、曲がった現物を皆が見て笑ってたからな。
いつかシャブシャブ鍋にも挑戦したいと思う今日この頃です。ただの鍋で出来るとか言って欲しくない。皆でつっ突く食事とかこっちじゃしないけど。
中蓋の回りに爪も切った、手持ちに残っていた短剣が良い仕事をしてくれた。短剣の割りには長い・・今回の用途に合って無いだけだが。
そして流れは蒸しパン作りへ・・
「・・これは?」
「それが餃子でそっちが焼売と呼ばれる物だね」
俺の蒸しパンはいずこ?・・試食で消えたのだよ。勿論いまに聞き及んでいるメイサリスにもその試食はさせた。
その後の問題が下ごしらえに成って、昼食に必要なのは蒸しパンよりもオカズって話しに成った。メインの炭水化物は別で作れるしスープも同様だ。普段の昼食なら十分な品数だけど、折角作った蒸釜は利用したいじゃない?ほぼ趣味が料理になりつつある。
異世界アルアルのボードゲーム・・勿論有る。そしてこの歳になると飽きている。勝てないからとか小さい声でしか言わないし。
餃子や焼売のタレはピリ辛のが1つ・・焼き油を使ったあっさりなピリはベベロンチーニ風に出来た。溶かし小麦の量に工夫が・・水時計も作った。
容器の底が漏れていて・・その水時計、エジソンもびっくりさ。蒸発しない場所なら簡単につかえるな。使い方がストップウォッチに成ってるけど。
はいスタート!とか叫んでぶっ刺す商品を作ったら売れるかもしれない?ストレスの爆発で測れないか・・。
餃子はこっちにも有るよ、その他に春巻きみたいのやお好み焼き風のソテー料理だな。それでも深底鍋を使ったフライ物はコストが・・油で炒めたら上等な料理です。お腹がちょっと痛めたくないから、下拵えで火を通した具材を蒸すとかしちゃう料理は至高過ぎかな?
だがそんな事より今回は天ぷらも行きます、それ・・さつま揚げじゃねえかの突っ込みは関東だけでお願いします。瞬間黒焦げの回避をすべく頑張るから。
※メンドセイ侯爵家 アンダ・メンドセイ侯爵の第一息女 マッデローズ・メンドセイ 年齢不明 聞いてはいけない奴だ・・ そんな彼女を筆頭にした侯爵家の一団が遣って来る。
この領への親善大使とかそんな可愛いモノではない。自領の民を救う為の聖戦だー・・とも違っていて、格差の是正に走ってる訳でもない。強いて上げるなら等しく酩酊に及びつつある、属した民の救済であろう。
もぐォゥ・・美味しいでしょ?って顔で焼売を俺の口に突っ込んで来た、そんなサナーは心配に彩つつある。俺が食事に上の空なのは心配に値するのだろう・・失敬な。色々と味見が多かったから小腹は満たされているのだ。
サナーのデザートを掠めてもいいんだぞ?命がけに成りそうだけど。
昼食を和気藹々と楽しんだ後は、領公館へと向かう事に成る。その現場である領公館の厨房は、先に頼んだこちらの要望で下準備に追われているだろう。
色々と遣る事になる手順は材料を傷めない為に纏めてに成るが、集められる物品に不足が合っては成らないからだ。
我が家からも人手の応援として、俺以外に使用人の3人が追従する・・1人多いと思ったらサナーが混じっていた。彼女の立場はどっち枠なのだろう?・・遊びに行くのかも知れないから放置だな。
俺を玩具にするのは不味いけど、良くある話しだから油断は禁物だ。
・・・・・
・・・足りなかった。ここで忘れてきてしまったフーリヤを連れに戻った。その彼女は呑気にメイサリスと話しこんでいた。美味しそうな茶とともに。
そんな彼女に脳天チョップをくれたかったが我慢する、その場でツノが俺に飛び込んで来たからだ。そのままモフモフしようと思ったら、直ぐにメイサリスに奪われた。そこを見ていたフーリヤが狂気な目でツノを・・上げないよ。
いや、あげれない。どん臭いフーリヤはツノの突進を喰らって、土手っ腹にツノを生やす姿が想像出来る。ツノレベル以下の存在がフーリヤだ、それが日課に成らずに逝くだろう。メイサリスが・・行ってきます。目がこわ!
領公館への道のりで思ったのは、最近にツノ成分が不足気味だと。時間が減った訳じゃないが、必要以上のストレスには必要以上の癒しが無いと補えない。世界には関係ないが俺の真理だ。
ここはサナーで・・他の使用人達のプレッシャーが俺を虐めてくる。おかしい、このイチャイチャストリートならそんな事も許される筈だろ?
・・カップルは全く見かけないけど。領公館まで続いているこの表通りは、裕福な者や無理をして・・頑張ってる商会などが軒を並べている。
安価な商品を扱う店などは無い、建物が小狭な店舗なのは異世界の特色です。
訂正しよう。イチャイチャストリートは存在しません。俺を信じちゃいけないよ、一番あてにならないからな。ここも人通りは減っているが、警邏係の者達は普段より多い。それに海鮮商の者達が明日の出立なので、そのタイミングは悪くない。
それと王道の呼び止められての職質も受けていない、大量の水で溺れさせる不思議案は死滅したな。
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※レマイア領中央領公館
領公館に到着すると多様な質問攻を受けたが俺は釈迦ではない、これから始める段取りは先に伝えてあるのだから上司に聞いて欲しい。
その上司が一行を出向かいに行ってるとか・・職務の兼用は程々に。いや、これは昨日に解っていた事では無いだろうか?人の話しを聞いて無かったかな。
誰も彼もが皮剥きやらの色々の下ごしらえへと指示を出す、俺の到着云々の報告はサナーに任せた。適任であり不埒な憶測が合ったのは恥たい。報告がてらにお茶菓子を食べていても知らない振りをしよう。あの身体の何処に蓄えているのか良く解らない、身に成らないのが理不尽に思う。
日夜でも剣の鍛錬を欠かす事はない、俺の気にするのはその・・彼女の身の危険も含めるべきか。チュートリアルのハーレム集の顛末は、主人公が剣に刺されて没ってたからな。神的には5人まではハーレム扱いじゃないらしいから、今の状態は全く問題ない筈だ。先の事は考えない、フラグが立ったらヤバイだろ?
5人以下はハーレム集に入らない・・その集約は成されていないが、主人公の刺される確率は増えるよね?減る気が全くしないもの。神界で5人以下の嫁事情も調べる必要があったかな。修羅場集として。
その5人以下というのはだ、簡単な話しに出生率の兼ね合いと成人までの生存率が関わる。我が領主家は何事も無く、子である3人がちゃんと育っているが、確率に照らせば難しい現実がある。それを補うのが、多妻頼みに成っている。生み過ぎやら相続の件も頭痛の種だけど。
子育てなんだからその辺も全部ぶっ包みで、頑張るしかないのさ。
そんな妄想の中でこの場の指揮を取って居た俺は、行き成り拉致され・・それは又別の話しに・・成らない?これって面白い展開に成りそうにないからな。そこは優先事項があるのだろうが、巻き込まれるのは面倒でしょ?
つまりはそれなので、逃げていたのがバレたのだろう。ほんと困ったものだな俺。
次回の投稿は28日を予定しています。他の方の作品を読んでいる時間が長いので、中々に進んでいませんが宜しくお願い致します。





