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転生ですか?面倒なので能力は召喚対応でお願いします。  作者: 飛友翔 
第二章第二部 メンドセイ侯爵御一行の接待事情
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お仕事頑張って下さい、こっちも忙しいですけど。

本日はもう1話を追加投稿します。宜しくお願い致します。


※これから第二章第二部がスタートします。


※2021年9月26日 加筆修正致しました。宜しくお願い致します。


 ん?ピコ~ンと何か来た。


≪目の前に座っている同僚が食事中にいきなり咽たから、オモシロ技は時と場所を考えてくれ≫


・・知らんがな・・。


 あー何か勤務が3交代でこの後の時間から勤務か・・勤務の夕前に食事を取ってるって言ってたな。夜に仕事が有るのか疑問だったけど、球体の大陸だったら真裏は昼間になるからな。ゲーム設定なら平面大陸でもおかしくないが、管理の世界がここだけじゃないらしいからよー解らん。



※レマイア領中央領公館



 模擬戦の相手だった【草原の禿鷹】パーティや海鮮商ノークスも、すでにこの場から去った・・大怪我も無かったから俺達も撤収した。はい了解でっす。


「・・あれだけの水量が運べればと思ったが長い距離は無理か」

ええ、何だかんだと先程の説明に疲れたから逃避してたけど、あまり上の空だと不味いからそれにりに聞いている。


「はい。集中が途切れれば直ぐに霧散します」

・・その辺は持ち運びの形に拘らなければ出来る事もあるのだが。俺の[アイテム②]の収納量を父は公開したくないのだ。そこは良い話しにならないだろうし。


 あの水の出し入れを言及されないのも、父からの質問が続いているからだろう。俺の隣にもごもごと頬を膨らましたリスらしき者が居るが、ここで話題に乗せるのは躊躇われる。両頬でもないしな!だがだが、俺が魔法を使える話しは広まっておらず・・話していなかったから伝わってないけど、交友関係が狭過ぎる訳じゃ無い。断じてないぞ!友人の名前がパッと・・い、いるよ。


 幼馴染の隣住みなマイケルだかマガードだが忘れちゃっとけど、何年か前に話してた?・・気がするよ。いや、大事じゃないからこの話しは無しで。


 か、家庭を持った家持ちは遊び回ったりしないよ、お金に余裕がある訳じゃないからな。弱冠17歳の俺に遊び人の要素は期待されても困る、金の使い道は・・今は魔法の話しだったし!騎士や従卒あたりなら自身の能力を上司に届けたりはあるが、冒険者は仕事がら秘匿する事が多いのだよ。


 襲う相手に護衛している冒険者の能力が何処かで開示されていたら、襲い易いし攻略難度が低くなるからな。狙い目と思われたらどうしようもない。そんな所からその言及はされないと。


 それでもアトレア兄様はちょっとした疑問を持った、魔法に詠唱が必要だと聞いたんだが・・人族の平均程度の魔力量程度では、魔力負担の多い魔法習得をする者は少ない。何故なら生活魔法が普段は必要とし、常用する事で魔力を消費続けているからだ。


 必要最低限を残し維持する事が、日常生活に欠かせない条件にもなる。さらに言えば、魔力の全てを失うと死ぬかもしれないと脅かされている。魔力の枯渇・・最近に干乾びたミイラの大量生産がされたが、あれは確かに死んでたわ。生産者知ってるし!


 あれが同じなのかは知らんけど・・魔力枯渇でミイラに成るとか無さそうだけど?俺は枯渇しないから検証は無理だな。ただそういう理由が根付いていて、お試しで魔法を覚える奴は殆ど居ないらしい。


 あの冒険者パーティ【草原の禿鷹】の魔法職の男は、稀有な人材かも知れない・・もしくは只のバカのどっちかだな。





 粛々と・・俺がここで逃避してるのは、件の模擬戦の概要をどう説明するか?それではない。お父様から頼まれた物資の仕入の内容そのもに、説明しずらい物が含まれているからだ。そこで監査の者達が、その内容と購入費も精査中である。


 ただまあ定期的に納品される事に成る養殖貝達を、これからどう扱うかも吟味される。俺としてはこの領公館が公営で販促する形でも良いし、自前の販促所を運営するのも悪くない。それはこの貝達が特殊な販促品ではなく、大衆食に有り勝ちな低価格の物だからだが。


 問題もそこそこある、家畜の飼料として扱われている米に合う食品・・低知名度の米に単品で食べる贅沢な佃煮・・低価格で腹が膨れるなどの想像が浮かばない。それを払拭させるには時間も掛かる、それなら他から違うレシピでのアプローチが懸命だろう。


 牡蠣やムール貝・・日持ちを考えればひも・・干物!ダジャレじゃないよ。枯れた落ちもない。


「旦那様、本日中に精査するのは難しいとの事でした。明日にはお越しになる賓客の方々に備える為に、ここはお暇致しましょう」

「・・・」


 とーても微妙な時間になったけど、我が家で牡蠣とムール貝の干物作りをするのに帰る事にする。よっしゃあ!生牡蠣で一杯・・この牡蠣が生食用とか加熱用が書いてない、牡蠣に当たった事がある身としては踏み入れられない世界だ。兎に角、加熱料理一筋にしよう。友達にトイレは含みたくないしな。



「・・ももごゥ・」


 今日仕入れた貝の大半は、たっぷりの塩を塗して干物にするべく乾燥中・・乾燥の半分は<エスセス>に頼んで魔力を抜いて貰ったが。夕食のおかずに残した少量の牡蠣は、なんちゃって牡蠣グラタンへと変わった。その味見はサナーにお願いする・・ちょっとフーフーしてからお口へポイッとな。


 この俺マイグラタンのソースは中々・・試行錯誤の甲斐も合って何となくグラタンっぽい。そこは俺マイだからパクリじゃないし。茸好きの俺とはして多種多用も気にしないが、名前は牡蠣グラタンだよ。


 これ・・パスタは入れてないが、小麦粉とチーズを多目に入れたらピザではないだろうか?マカロニ製法はないし、小麦を平板に伸ばしてシュシュッ掬ってカールだと誤魔化せないかな?芋ニョッキでもいいかも。


 だがちょっと待とうか、グラタン作りに牛乳やバターを使った訳だが、卵の黄身は小麦に入れて・・追加と加減でアイスクリームの再現が出来るのではないか?













 出来なかった・・氷の上でひたすら撹拌したけど固まらなかった。緩い・・冷気を当てたら凍った。その結果が全てを誤魔化す為にフルーツバフェに変身させた。これはレシピ登録がされて無かったから言った者勝ちだ。


 固まらない原因は・・牛乳が濃厚過ぎだな。後は俺の良く知らない何かが含まれている。元乳に有り勝ちな菌的な奴だ。散々苦労して何だが、最初に牛乳を[アイテム②]に入れれば不要な菌は死滅するかも?いや今更だな。でもだ、この手の商品が沢山合ったのも事実「フローズンヨーグルト!」これは「スムージィ」だな。


「・・誰に呼びかけているのですか?」

「あははは、名前を覚えるのには声出しが一番だから」


 俺の非常に怪しい返答に、聞いていたサナーの目が厳しいよ。神達に完成品目としてアピールしたのに、痛い自分をプレゼンしてしまった。サナーのご機嫌取りにチョコパフェを作ってやろう。名前覚えじゃなくて、記憶の掘り起こしだけどな。あーあれってそんな名前じゃ無かったか?みたいな。


 現世のは無暗やたらに名前を付け過ぎだ、ちょっと加工したらこれこれとか嘘臭い。何々入りが何々なんとかって名前で呼んで、ちょっとしたブームを利用する。食べても美味しく無かったとか良くあったし。カイバラを舐め過ぎだ!鉄人とアイアンキングが被ったぞ。


 キャロブ・・こっちではキャロブの実でチョコを作っている訳だが、高額嗜好品の為に手に入る物資がかなり少ない・・鞘からはココアを作っている、何が言いたいかと言うと手持ちの在庫が少ないだけだが。


 チョコパフェはサナーにこっそり食べて貰おう。メイサリスは体調の管理もあるからな。・・出産が終ったら好きな物を沢山食べさせよう。食後のデザートがある事は話していたので、似非妊婦の量産を免れたが話題からは逃げられずだ。食べ過ぎノー!


「凍って固まってはダメなのですか?」


「サナーは本当の出来上がりが知らないから不思議かも知れないけど、チーズやバターみたいな感じになるんだ。液体と凍った状態で味が変わっては意味が無いからね」


 分離はなあ・・フローズンだったりシャーベットは、ただの氷菓子だから。それなら最初から手間を掛けずにかき氷にすればいい、シャキシャキや口に含むとすうっと溶ける・・簡単レシピで行けるけど、氷の保存は無理だな。


 天然の氷・・簡単に溶けない天然・・天然な俺、やっぱ俺じゃダメじゃん。その手の嗜好品は簡単に売れないし、俺が就きっきりとか無理商売だからな。商売人じゃないし!


でも作るよ、神メニューの登録の為にだが。小型の遠心分離機が欲しい・・中身の重さの違いで分離か。遠心が強すぎるとそのまま一緒に外側へ・・分離しないで堅まるわ。


「貴方がメンドセイ侯爵家のお相手の殆どをするのでしょ?」

そうなのだ、解ってるねーメイサリス君。全くその気に成らないけど領主から用命として承っている。多分その当時は病欠・・死に掛けでも引っ張りだされるな。


 メンドセイ侯爵家の一団がレマイア領に赴くのは、諸々を含めても50人と少しだと聞いている。その他に先触れが数人訪れているが、先発隊は同時期に次の領へ出立する。彼等の目的地がこのレマイア領であるが、帰路に通行する他領を素通りする訳にはいかない。そこは貴族の慣例だから・・。


 賓客扱いが必要なのは重鎮やその補佐の数人に護衛のエリート・・つまり10人前後ををお願いすると聞いている。その他の者達の食住に関しては、父のロブントが手配を済ませている。だから10人前の食・・こっちのメンバーを入れたら倍じゃねえか。


 きっとそこそこじゃない忙しさがある、それには何人かを道ずれにするしかないだろう。予定の明日の晩餐は貴族・・ここの領主としての接待料理が必須に成るか。その翌日からは飢饉脱却の為に、使える物を模索した創作料理と名打っている。そこは俺の知ってる料理しか作れないけどな。貧相な材料でも其れ也に食べられれば飢饉を凌げる・・活路があるのなら進べきだろう。俺じゃないけど。


 「食関係を受け持つ事になってるよ。」

「それって物資の調達も含まれてない?何も知らない人には諸手に泡は掴めないわ。泡がどこで手に入るのか知らないのだし」


知っていても理解したく無かった事実が、正論の剣で突き刺される俺・・夜に励んだ恨みを買ってるかも?



朝早くから出迎えの準備をする為に、思い付いた事を始めた俺が聞いたのは・・

「ま、まっ、魔物だー」



次回の投稿は8月24日を予定しています。

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