事後処理の中にも本分アリ!
色々と慌ただしい感じです。五輪が終わるのに台風が2つとか・・最悪な人が居そうでするね。そんな人たちは意外と流されなかったりします。
放課後課学外クラブ!が完結・・無理矢理ですが一旦の完結と言う感じですね。
カガイソトクラブ・・通い妻のクラブではありません。
※2022年7月1日 加筆修正致しました。宜しくお願い致します。
※レマイア領中央領公館滞在中
冒頭の式典で軽い挨拶の後に・・
「・・野盗1陣数27名その相対殲滅指揮官は、レマイア領騎士部隊・副領主のアトレア・レマイアであり混成部隊の指揮官にも従事し、第1騎士隊及び第2騎士隊及び第3騎士隊及び応援従卒兵12名の者達が・・・」
等々の読み上げが行われた。この流れはただの発表であり、それの功労褒賞はどんな物なのかの補足も披露された。それの今回の俺の報酬は・・又も年金です。2人分の年金が30年分と、以前の貰った奴に追加されることに成る。それの他に財貨が金貨80枚を受けるものだ。それでも俺と<エスセス>の分での合計なので分配になる形だが。
<エスセス>は俺が依頼した形に成っているから、とある事情云々を含めて俺預かりな決着に至っている。お父様には俺との関係を話し済だから、この辺は有耶無耶に誤魔化してくれた。
次の・・次々と問題が発生する。この慰労会に出された料理が、俺が最新洗練した事がばれてしまった。「セブレス様によって美味しく洗練されました」なんて口走ったフーリヤ・・彼女が若くてもそれで許されたりしないよ。俺がちょっと味見に持っていた、焼き菓子で彼女の口を封じておいた。これは罰だ・・賄賂とは違うと言いたい。美味しいとは言うなよ?
そこへ背後から接近したサナーは「旦那様、こちらのエールを冷やして頂けませんか」との賜り、手持ちで持参していた料理を手ずからに食わされた。彼女の横に樽に入ったエールが置いてあったのは言うまでもない。あ~ん報酬なのか?冷やすけど。
・・・・・
何度も修練を積んだ俺は機械の様に上部の蓋を開ける、樽の中身のエールをかき混ぜながら魔法の冷気で冷やすのだ。樽の下部付近には捻り口があるので、給仕達はそこから器にエールを注いでいる。そんな合間にサナーが料理を俺の口へと運び・・いつの間にか女性騎士達も混じっているが、これを追及するのは藪蛇だろう。
そうでなくても噂の域でしかなかった料理関連が暴露され、商業ギルドに幾つかの料理登録があるのも確認されたのだから。冒険者の能力は極秘扱いだぜ・・なんてかっこ付けられる事もない。商業ギルドに行ってレシピを閲覧すれば、そこに登録名も記載されているからだ。
そこの結果から言えば・・俺は慰労されなかった?多分な。「エールって冷えてると結構美味しいな」はいごめんなさい。
冷やして飲む・・そんな手段は簡単に出来ないし、飲み屋にそれを望むのは今は無理さ・・未来にも難しいか?水属性・・覚えても冷気のイメージは相当に難しいよ。
現世で家庭用のエアコンをバラシた事で、それの原理をやっと理解したからな。いやーあの時は必死だったよ、真夏にいきなりエアコンが壊れたから。それで慌てて買いに行ったら物はあるのに取り付けが初秋だって・・何日かスーパーと図書館で暑いのを防ぐしかなかったから。だから勢いでバラシてみたけど、原理は解っても治せなかった・・ガスが漏れてたって。
因みに修理見積もりがエアコンを買うのと大差が無かったので、我慢と懐の相談をしながら購入する事にした。なのに冬のボーナス一括払いがあるのを知って凄いショックだった。
だから何?エアコンじゃなくて冷蔵庫だろ!ひとり逆ギレ・・虚しい。じゃなくてそんな電化製品をこっちでは簡単に作れないのだ。
俺?俺ねえ・・まず箱を作って上部から冷気を吹き出させる・・簡単かも知れない。魔石を使った形での魔道具だ。外側のオンオフのスイッチを付けて配線をすれば・・そんな配線は無かったよ。魔力の通電出来る配線に心当たりが全くない。いや合った!黒鉄なら加工すれば出来るかも知れない。
話しは終わったな。開発費に生活費の10年分位かかった品物を誰が買ってくれるの?魔法士を雇った飲み屋のほうが可能性が高い。俺の夜のバイトで良いのではないか。それにエールの需要しかりさ、それは庶民の飲み物なんだよ。ワインの気品は解らないけど。
それとは別にモテ期到来か?俺が準騎士になって箸にも棒にもじゃ無くなったからな。レマイア家の3男はただの冒険者に成った・・前は家の外扱いだったからだ。だが今は準騎士だぜ!嫁さんが2人もいるけど。
この手の話しは俺がダメだった・・神達の紹介に合ったハーレムシュミレーションが何回試しても刺殺のあれだったもの。それの殆どは9割超えの10割未満・・毒殺まじりで死ぬのは確定だったからな。機械のように冷やそう。堅い防具を着たまま抱き付くな!精神以上に物理で削れる。
サナーの甲斐甲斐しさに涙がでる・・自分の嫌いな物を突っ込んでいたりしてないよね?私のものアピールは絶対にあるが。
「秘技!和田流一気飲み!・・冷えてるからもういいな」
ここまでで冷やしエール7樽目を完了、なんて事を延々と続けている。そして無我の境地を獲得している、樽をかき混ぜる事27回が冷気込みでひと樽が冷える。え?無我どこいったて?そんなの酔っぱに聞くな。この27回に至るまで何度試し飲みをしたことか。飲んで酔い臭いでも酔うからな。
あ~和田流はほら、でっかい和田さんが居たじゃない?飲む口が大きくてみんな入っちゃう人・・俺が飲んでるのは器の3分の1だけど。飲み残しの一気とは違うぞ!それしか注いでないからな。だからセーフ・・おっと、食べ物もいれないと悪酔いするわ。
しかし・・人数が150人近くいるのかな?騎士隊が12隊だもの。それに他の関係者だから普通に居そうだな。ひと樽で器に30杯が注げても200ちょっと・・まだまだ飲みそうだよ。
ふ~以外に<エスセス>に、人気が出たのには驚いたな。うちの次男のキュルス兄までもが、不在を気にかけながら所在か動向を知りたがった。その辺は同じく野盗殲滅の同行者で、現独身者の野郎達も関わって来たからな。
実際には彼女は今頃我が家で・・今日はずっとのほほんとしていた筈。ツノとも不思議なくらい仲が良いから、ずっと構っていたかもな。ツノは遊び盛りだから、ちょくちょくと外にも行っただろけど。
キュルス兄・・は確か、今の女性騎士隊の隊長のネスラと噂が出ていたな。誰かがどこかの飯屋で一緒に居るのを見かけたとかなんとか・・どっちもいい歳だからくっ付いても問題なしだ。
そう言えば最年少の使用人のフーリヤにも、どこぞの騎士との噂があったか。うんうん、性格の悪い奴じゃなかったら、騎士を旦那に選ぶのは良い選択だ・・あ~俺もそっちに入ったか?再認識しちゃったぜ。
だが今はフーリアの事を気楽に出来ない、そこはレマイア家の使用人だから其れ也の保護対象だもの。その辺はフリーの冒険者から準騎士に成っちゃうから、家に取り込まれた感が半端無いけど。
◆
翌日の・・今日は昨日に採って来た魚達の、干物の出来の確認をしてます。魚の全てを開きにしてもらい、天日ならぬ影干しにうえっぷ・・昨日のは絶対に飲み過ぎだ。開きの魚10匹は普通に干しもらい、もう10匹は<エスセス>の能力で全魔力を奪ってのミイラ状態。残り10匹は魔力を半分だけ奪っての影干しだ。
昨晩の途中に「うっ!・・俺の左目疼く、禁じられし力が」・・なんて騒ぎ始めた俺は、サナーの進言で強制帰宅になったのだと。樽が26・・樽なんか当分見たくないよ。
さて、あれから酷い悪酔いは<エスセス>がすっきりさせてくれた。俺の身体から魔力を吸う事で、アルコールもその時に吸われたらしい。理解に難しい説明だったけど、この世界に存在する物は殆ど魔力が宿っているから、吸ったら何とかなるかもと?それの行き当たりバッタリが半端なかったよ。治ったからいいけど。<エスセス>バンザイ!
ちゅーって口から吸われたらもっと・・げふんげふん。その発想は危ないわ。家庭の崩壊を作らずに干物の料理を作ろう。俺って枯れてる・・
はい、干物3種の結果発表ー!!勿論王道の出来は素焼きで味見をしたらって感じです。魔力全部を抜いた奴は・・骨と同じ扱いで良いな。出汁か骨煎餅だし。他の2種は大差ない・・なら、開いて干すだけで十分か。焼き枯らしや焼き干しも聞いた事があるけど、こっちの世界じゃ日常的に快天だもの。
さらに・・高評だったのはムニエル料理だった。川魚は薄味だしねえ・・民衆に調味料を贅沢に使えとは言えないもん。
「・・旦那様はこちらの料理も、商業ギルドのレシピに登録するのですか?」
そこはお金に成らない仕事だよサナー君、ダメな旦那でごめんなさい。
「・・いや、ムニエル料理は登録されていたのを見た覚えがありますね。ただ今一度確認はして見ますけど。この料理法ももうひと工夫して置けば、レシピに乗せられそうでが・・替り衣にナッツで調整しましたが、これ以上は雑味が増えそうですね」
魚・・こいつは、バスの様なさわらみたいな奴だ。柔らかお腹がぷっくりしているけど、細かい歯がいっぱいで怖いわ。これで雑食だったら危険ゾーンにまっしぐらだし。泥臭くは無かったけどナマズ顔だったら、その場で輪切りにしてたな。
スープ・・塩が効いてる干物だから、普通にミルクスープにしておいた。でもまあ、癖が少なかったので、他の味でも何とかなったかなと思ったところだ。卵スープにはしないけどな。味が分離とか訳解らんもん。
うんうん、今回の干物の成果は上々だよ。公共事業で川の近辺を改修して魚の養殖をするか、漁場として作るかの話しがあるからね。どっちでも収穫した魚達が食品としての形に出来る。つまり現状の物販扱いで、他領からの輸入オンリーが回避出来そうだ。雇用バンザイ!
とはいえだ、干物を軒から回収した時にダイレクトアタックのツノも回収したのだが、又庭の方へ遊びに出かけてしまった。彼女は昼を食べたのだろうか?もしかして魚臭いと嫌われたのか?干物を持っていた俺に飛んで来たからそれは無いな。
この昼食を済ませたら、早々に領公館へと向かわなければならない。改修工事の話しを進めるのに、この魚の干物が商品として扱えるのか?その為の試食が必要に成る。輸入品じゃなくても食べれる魚が領内で取れる形に出来れば、公共事業を使っての雇用の促進に繋げられるからな。
工事は・・適当に掘ってやるか。神様が魔法の鍛錬に丁度よいとか言ってたし、土属性に水属性は・・嵌められた気がしないでもないが。
「・・その公共事業はアトレア様の部署が担うの?」
「ん?ああ、メイサリスには言って無かったかな。この様な公共事業に出来るような発案は、ここの領で求められているんだ。そこで元の叩き台から採算を考えある程度を吟味したら、今ある部署に投げるか新たに発足させるとかね。」
間違い無く領が発展する公共事業だ、こんなの俺の私腹じゃないから善行ではないだろうか?
「何か貴方に得があるのかしら?手間だけが増えそうな気がするのだけど」
「いやまあそうだけど、冒険者稼業の合間にしているだけだから、問題ない気もするんだけど・・」
えっ?あれか、家族サービスが足りないのか?休日返上とかやばいのかも?まあ色々と不利益な行動をさせられてる思われるかもね?でもね、貴族の子供なんてそんなものさ。ちょっと利が有りそうな事を思いつけば、領の財貨でお試しが出来るんだぜ。不満たらたらで何も遣らずは許されないのさ。税金で食ってる身だから。





