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転生ですか?面倒なので能力は召喚対応でお願いします。  作者: 飛友翔 
第一章第二部 調子に乗って手を出す
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残務処理は次への布石・・

本日投稿ランダムは続きます。宜しくお願いします。


※2022年6月23日 加筆修正致しました。宜しくお願い致します。



※レマイア領中央領公館滞在中


「おぼっち・・旦那様、決して私の前に出ませんように。例え身を挺しても必ずお守り致します」


サナーの言葉を脳内復唱した俺があれ?噛んだの?などとはこの場の空気で言える筈も無い。サナーに静かに近づいて彼女の後ろから優しく抱きしめた。


それで彼女は俺の方に顔を向けて来る。彼女は刃、剥き出しの短剣を胸の近くで構えていたから、そこは交戦前の負傷をしっかり避けているが。


「・・大丈夫だ。俺はみんなを・・家族をしっかり守る」


その数の中にはサナーも入っているからと、今一度強く抱きしめてから扉の方に視線を向ける。俺の腹は決まった、ならと自分の身体に本気の魔法をかける。本木魔法!

 

それにサナーを抱き締めてひとつ解った事が合った、彼女の身体が小刻みに震えていたのだ。それを知った俺は身体がさらに熱くなる、ここに向かって来る野盗は全て俺がぶっ殺す!!


サナーが受けた恐怖心・・だがサナーはダメだ。彼女はいつだって俺には前向きにほほ笑む。いつでも俺を優しく包んでくれたんだ。俺がいつも追いかけてた程に、目が離せなかった程の存在がサナーだった。今も俺の目の前に彼女がいる・・誰だ?彼女から俺への優しさを奪おうとする奴は?この煮え滾る憎しみを浴びたいなら、おもい存分に叩き付けてやる。そいつの全ての血を蒸発させてくれる。俺の本木は優しくないからな!


最早策など無視のまま感情を叩き付ける。俺の行動に注視していた皆の視線が別へ動く、出入り近くの物音に反応したからだ。ここに到達する賊の人数は5人、そしてその人数は報告済みだ。


一瞬の静寂を突然破るように勢いよく扉が開かれた。一番最初に入って来たのは、鈍く光っている賊の剣先だった。その行為こちらの抵抗が無かったのを確かめた様に、今度は3人の賊が中へ一気に踊り込んで来た。


「いやがっゲッフッ!ウッー」


こちらを卑下したニヤり顔に俺の血が沸騰したのか?先頭の左へ凝縮した[空間範囲探知]を使って短距離転移で一気に距離を詰めた。この中は俺以外は時間が止まっているから、どんな攻撃をするのでも余裕で選択出来るからな。


取り敢えず落ち着け俺・・3人纏めて部屋の外に退出願おう。右足を軸にした左回し蹴りでふっ飛ばす事にする。<強化>の魔法も完全には効果が切れないまま止まっているが、ここから飛び出して間も無い頃なら少し・・半分くらいはカッチカチかな?


その予想通りに蹴り飛ばすと、通路の奥側の壁に衝突してそのまま3人が折り重なった。蹴った足にさほど違和感が無いのだから、効果がそれなりに残っていたのだろう。


複数属性の魔法は同時に使えないが、レスポンスの良い[空間範囲探知]との相性で、工夫すれば少しは何とかなる・・かも知れない。なっていたのか解らないけど、感情が高ぶりアドレナリンがドッパドッパ吹き出し中だから、蹴り飛ばした足に感覚が無い?保身が痛覚を遮断してるのかも?終われば何かが解るだろう。


「・・凄い」「・・目が追えなかった」「セブレスは怒っていますね」?!


後ろから良く解らない言葉が混じって聞こえたが、まずは目の前の敵の殲滅が優先だ。折り重なって倒れている3人を、凝視しながら早足でそちらへ向かう。突然に今の状況は解らずとも回りから把握するつもりらしく、一番手前の男は苦痛の表情を隠さないままに目上げて来やがった。


その目が限界を超えたのではと思う程開かれる、その予想に合わせ汚い顔めがけ俺の右足を叩き付けた。面前でスイカを落とした時に目撃する光景を思い出す。炎天下に数日放置された果実も、手に持つだけでグジュリと拉げたな。


そう思いながら目を向けると、折り重なって倒れている2番目の男と目があった。ならと壁に賊の頭を押し当てていた右足を、その下の男の心臓部付近にめり込ませる。古びた体育館のマットレスと感触が似ている。中ではいろいろとはみ出たかもしれない。感触・・中の綿が不均等に散っていて、同じ柔らかさを維持しない所がそっくりだな。圧し潰した場所が良かったらしく、賊から反吐を吹き出されなかった。胃に物が入っていれば逆流はしないかも?詰まったから呼吸も無理だろうけど。


「ひぃぃぃぃぃたっ、たっすっぐぅ!」


通路の床に顔面を叩き付けたら、それで顔面倒立するとは思わなかった。傍に居た3人目の男が必死な顔で俺から背を向けて逃げ出したからさ。ならばと短距離転移で追い付き見えてる後頭部を全力で蹴り飛ばしてやった。当然の結果が顔から床へのダイブ、びったーんと音がしそうな勢いが防御も行えない最大の自爆顔面パンチを床へ叩き付けた。そんなパンチを見舞われてもこっちは完全回避さするけどな。

 

それとこの通路の分岐に見張りらしい男が2人立っているのも知っている。俺はすぐさま走り出すと片方の男が何かを叫び、ボーガンらしき物を持っている奴がこちらえと構えた。俺は[空間範囲探知]を凝縮して相手の様子を伺う、奴が放つ鋭利な武器の付いた矢の行方が知りたかったからだ。


ボーガンの男は的決めが出来たらしく、その矢を放つ・・シュツ!そんな音が聞こえたからの確信だが。勿論短距離転移に入る事で、中ではその矢は止まった形で浮いていた。


その矢を途中で摘まみ取り、ついでに左手にはロングソードを[アイテム①]から取り出して握り込む。そこからボーガンを射った奴の右側へ飛び出し、そいつの右の首筋付近に先程の矢をぶっ刺した。さらに左手の剣で、そいつの後頭部を粉砕・・後方の後頭部側から叩き潰す。


剣の刃の面で叩き切るのは惨事を広げるので、剣の腹の部分を使った破壊攻撃だ。ボーガンを射る為に踏ん張っていたらしく、その衝撃の負荷に一番弱かった首の骨がそこでポキリと逝った。脳内の内部破裂も免れない。頭の中身が両耳からビィューって飛び出たら、インスタに上げれる案件だったがそうはいかないらしい。何故か現実はつまらないかも。


倒れ行く男の後方でこちらを凝視した最後の男へ上から剣を叩き込む、こちらに向けていた前面の頭部が嫌な音を残して破裂していく。五体の中で痛みを感じる間も無く死ねるのは、脳が破壊される事で良かっただろう。


この最優先した脳の破壊は、最後の慈悲と思ってくれ。強烈な痛みは脳の認識から感じるかも?なら脳が先に停止すれば痛む時間も僅かじゃないか?死ぬトラウマの回避は無理だ、永遠に持って行きなさい。逝きなさい。


この場の惨状を確認しながら生き残りが居ない事の確認だ、死体らしき物に剣を押し付け[アイテム②]へと収納する。この収納が行えれば死亡も確定されるからな。そのついでに回りに飛びった汚物も{洗浄}の生活魔法で綺麗にしておこう。


一度先程の応接室の方へ向かおうと目を向けると、その部屋からこちらの様子を伺っていたキュルス兄様と目があった。俺の行動と他の状況を把握したらしく、その後彼は部屋の中へと戻った。それで少なからずの情報を、皆に報告してくれるに違いない。


最後の1人を[アイテム②]へと収納し、通路の{洗浄}が終わった頃に単身で<エスセス>が戻って来た。






少し離れた場所だったが手を上げて挨拶する、そのあと全ての殲滅の報告を聞き同行した3陣討伐部隊の騎士隊長の行先も解った。


彼は別の場所で、今回の報告を取り纏めている所へと向かったらしい。数人の部下を連れて行き、他の者は持ち回りの各所に散開したのだと。今日の彼等の仕事はまだまだ続くのだろう。


俺は<エスセス>を労うと回りからの視線が有るかを伺う、回りに人の気配は無いから<エスセス>を俺の中へと送り込む。無駄に気遣う人付き合いをいつまでも続けさせる意味はない、彼女がこの場から居なくなった弁明や言い訳は主の俺の役目だろう。


俺も先程の応接室へと戻り事の終焉とばかりに目配せを済ますと、少し陰り顔のサナーの隣へ労に向かった。そのまま俺で補給が出来ればとサナーを小脇に抱き寄せる。


その時におれの胸の中で、サナーの優しい笑顔を見れたのは重宝と言うべきか。前の俺の魂の記憶が少しづつ綺麗に成って行く気がする・・そんな気がするのは、今回の惨状を受け止めきれずなとこからだろうか?仕方がないの胸中は持っていたのに。


<エスセス>達3陣討伐隊は、彼女を抜かした者達で必要な予定報告に向かった事を伝える、今回の夜半に起きた襲撃騒動の為、臨時扱いの場所になっている所へだ。


その報告や盗賊人数の集計などを取り纏め次第、領主がそれを確認しながら内容の精査を行う。それらの内容如何によって、功労会が催されるかも決まるのだ。こんな野盗の襲撃事件など取り得る物も無くてあたり前だが、残された歓楽地の利権はそれなりに金に成る。


そこの殆どは犯罪女奴隷を就労させている娼館であり、それらを纏める商主が必要に成ってくるからだ。このような原価の消費が伴わない商いは、誰もが欲しがる利権だったりする。


そんな優良物件の商売を放置して野盗とは・・本当の馬鹿だったと今一度納得する。それを踏まえ任につかせる者は信頼のある商会で、人足に困らない少し大きな所になるか。娼館内の飲食では大きな商いが望めないのは、その手の調理従事者が集まっていないと聞いている。


ここのシステムが娼婦から引退した者達を延長雇用しているので、熟達した料理人に成長したりもない。それでも鉱山などの強制労働を死ぬまで続けるより、ここで娼館働きはましなのだろう。刑期を終えれば、晴れて放免も適うからだ。


本日の俺はこのままここに拘束される、討伐の騎士隊に加わった以上はそのまま強制参加だ。その拘束から解放されるのは、精査の進み具合とその内容次第になる。サナーの体調管理も視野に入れ、回りなどの配慮も心掛けて置く。今はそのままにサナーを俺の荷物みたいに抱えているが問題無い。夏仕様・・それサマーバックだから。体温高めです。


ここで従卒をお使いへと出す事にする、我が家に連絡を取らせながら配置されている警備員の解除も頼んだ。こんな事でとは思うが従卒達の仕事は多様だと思う、人通りの少ない早朝で良かったが惨殺現場の清掃もそれに入った。


そこはこの世界の生活魔法さまさまで、綺麗になるまでバンバン使いまくるのだ。そんな重労働とは違って・・力を使った見返りがあるのは、死人を焼き遺骨を整理する係だ。


彼らは死人を素っ裸に引ん剝いてから、その身体だけをどんどん焼いて行く。残った衣服や持ち物は剥いだ者の自由だ。盗賊は死んで追い剥ぎにあう・・。


さっきも言ったが、野盗達が隠れて就労していた娼館の内容把握、いままで届け出されていた書類等を確認しながらになる。そうなるとだ、本日に功労会があるかないかを決めるのは難しいと思うのだが。


こんな邪推は簡単に覆えされる、この襲撃騒動が表に出た時から内定は進ませていたらしい。そこは流石の商人達で、濡れ手に粟の商売に遠慮は全く無い。娼館労働者の野盗達を思いやる気持ちなど毛頭無いから、事の行きさすを楽しんで見ていたらしい。


そんな悪魔たちに奴等は踊らされたのだろうか?、このちょっとした擁護も全く優しく感じないが。今回の頑張りでレベルが上がって・・こうゆうゲーム感覚は、有ってもよくない?俺妄想でひとりでピロンピロン言ってるけど、全くナッシングだ。ゲームどこ行った?地味に地道だよ。


ジミーズ頑張ってるかな?芸は無かったけど。


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