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転生ですか?面倒なので能力は召喚対応でお願いします。  作者: 飛友翔 
第一章第二部 調子に乗って手を出す
32/166

対戦前の夜は寡黙な戦士が似合う

ここでやっと30話となりました。今後ともよろしくお願いいたします。


※2022年6月23日 加筆修正致しました。宜しくお願い致します。


※レマイア領 我が家



「・・むむむ」


はい、俺ことセブレスです。現在の状況はと言うと俺はベットに押し込められ、その上からサナーが抑え込んでます。そのまま今夜の夜勤に備えて今一度眠れと・・貴方の重みでも眠ないのだが。


だってねえ、今日は朝までしっかり爆睡しちゃったのだよ。取り敢えずの朝食も思わずがっつり食べたけど眠気は来なかったし。


それよりこり状況は、最早学生レベルのキュンな展開では無かろうか?そこは途中で目的が変わって初心ウブしちゃって・・Aまでの体験を感応しちゃう何か。翌日の学校で目を合わせられなくて、瞬時に蹴り飛ばされて・・そんな俺の実体験を思起しちゃう。流行りとかもあってさー、階段の途中でかち合う様にぶつかって持ち物を落とすやつとか。帰り途中に校舎から大声で呼ばれて走って来るやつとか。怒鳴り込んで来たのがいつの間にかデレるやつとか。俺のカバンにそいつの名前がいっぱい書かれるやつ等々。


自宅の前まで付けてくる女達・・ストカーだなこれ。母親が俺の服をそいつらに渡していた・・犯罪じゃねえか。許すまじ。しかも共犯だったりする。そんな母の自供が、自分の子が騒がれるのが嬉しかったのだと。そこだけどね、その騒がれ方の中身って何?知らないで加担しちゃうのは絶対におかしいからね。


貴方の大事な息子は、色々な所で不幸を受けてるのだよ。街一番の不良人が学校帰りを家まで送り届けてたり・・めっちゃ外聞が悪かったからね。それが延々と尾を引く事に成ったし。今でも灰に成れる話だったわ。




それよりも、少なからずの格闘時間を費やしたが奮起する、そこはうまい事立ち回ってサナーの簀巻きを作って終了。顔以外がくるまっていてかぐや姫もびっくりだ。サナーは俺の事をじっと見つめたまま・・今に大事なのは提案だと思うの。3時のオヤツ作りに励む事を伝えたら、あっという間に陥落した。


まああれだよ、甘味が大好きなサナーはやっぱり可愛いいのではないか。ちょっとした魔が指す気分で、サナーの頬に軽くキスをしてしまった。そんなご褒美はいらない?サナー曰く、今回の騒乱に俺が出向く事が気に入らないらしい。だかだがと言い訳を並べるのもちょっと違うのか?


元々俺が冒険者の道を選んだ時も、ひと騒動が合ったのは記憶にある。そんな以前の俺は中々の不器用で、人との立ち回りも上手くは無かったからな。今の俺が格段に進歩したとは言い切れないが、巻き込まれ体質は逃げても巻き込まれるのだよ。


それなら良い方向に持って行ける対策を練るしかない、殆ど人ならぬ神任せではあるが。それに今回は多分に漏れず問題が起こっても・・重なる事は無い。ちょちょいのちょいと片付けてサナーの所に戻るよと・・やばい、何故かサナーのくちびるの柔らかさを知ってしまった。だが浮気じゃないぞ、男の言い訳は口癖じゃないからさ。






とっても微妙な気分になってしまったが、いつも通りにサナー添えのままクラッカーを台所で焼く。こっちの世界では焼き菓子が定番だったりするが、ここはもっと質素にクラッカーにしておく。何故かって?塩が安いから。たっぷり砂糖を混ぜたアマアマの奴ならクツキーに成るからな。だからクラッカー。


えっ?それは・・胡桃割り器とかボケ過ぎだよ。ひとりでボケて突っ込んでも引き攣った笑いしか出ないが。割り器のクラッカーって使い勝手が良くなかったと記憶してる・・胡桃のからが実と一緒にぐしゃっとなって食べにくかった。すいません、加減が必要だったみたい。


はいこちら、ピンチョスのクラッカー版・・ではなくディップしただけですけど何か?いや~さすがにおやつタイムに、オカズをもりもり乗せて食べるのはどうかと思ったの。載せ物で名前変えるとか、意味解んねー


ここで必要なのはジャムじゃない?どう見てもスプレッドにしか見えないって?時間に巻きがあって、出来上がりを別に用意出来なかったのは異世界だし!


それに厳密な3分など計れないのだよ、クッキングTVも映らないしそもそもテレビもない。貴方はビデオをお使いになりましたね?そんな追及も出来ん。


ただディップしただけだけど、そこそこ高価なジャムなのだ。市場に溢れている農作の果実じゃ今いちな感じじゃない?旦那様がケチっぽいとか思われるのもちょっとヤダもん。ジャムとスプレッドが一緒なのは異世界風!だって粉と粒も分かれてないから。そこは分けろや!





それよりモグモグしながら思いに耽る、今回の騒乱者討伐隊の会議に出ていた要請に関する事だけど。その時に今回の指揮隊長である長男のアトレア兄様は、俺が不参加でもそこは容認する発言をしていた。


「・・確かに騎士隊に随伴して貰える事には感謝するが、子息ではあっても職務に携わっている訳じゃ無い。四囲から出る余談に耳を貸す必要はないんだよ」


気遣われは解るがそんな誰彼の与太話しが嫌だと、こっちも気にしての参加でもないのだ。そこを踏まえて参加を取り止めてしまえば、俺の配下と称して参加させる<エスセス>も見合わせる必要が出る。俺達2人が参加する意味が他の所に合ったとするなら、ここを避けて通る選択肢は選べないだろう。


それならそれはそれ、こっちもタダでは動かないからな。そこは言わずもがな出来高の報酬を期待しているし、前金なる俺への能力アップは既に貰っているのだから。


その能力がいかんなく発揮・・されていないものもあるがドンマイだ。持っていた能力が解っているだけでも3倍に・・[空間範囲探知]も幅が増えたからな。


そうです物理的に・・本当に幅が増えた。物理魔法じゃないのに物理的な横幅がだよ。物理って何だ。意味がわからん。幅4メートルX奥行25メートル・・この中を短距離に転移出来るのだが、これが横並びのまま3本を並べられる。どないせいっちゅねん。


そこを俺は一人で瞬間的に移動する・・一人で俺だけしか使えない・・何度も言うが一人だ。ちょっと違ったか、この幅から出なければ抱えて走れる・・抱えられるのも一人が限界じゃなかろうか?

奥行25メートルは直線的な使い方しか出来ないから、俺を中心に花びらの様に展開する事も可能だ。


それで隙間が沢山出来るから、かなり微妙・・だな。想像するにマーガレットの花びらだ、この使い方は封印部屋に直行か?横並びも両端を使う時はタイムラグが発生しそうだよ。魔法の重ね掛けが出来ないのは魔力干渉に関係するから、重なる部分は反発して霧散するんだよね。本当に幅広に成っただけだ・・。


まあ問題はないな、奴等の襲撃ルートもこちらの思惑通りに嵌るだろう。奴等は各々に自分勝手だから、その場でお調子者になりそうだし。先陣を切って来る威勢の良い奴等は、領公館にて待機予定の最強騎士隊チームにぶち当たる。


そこは騎士達選りすぐりの1番2番3番隊という合同チームが、奴らをクリッと捻る予定だから。そこの采配は次男のキュルス兄様が指揮官として事にあたられる。


他の2つのルートは野盗の遊軍的な扱いの援軍に成っていて、そいつらは後から上前を跳ねる事しか考えていない。それでも自分達は漁夫の利を得る、知略思考者だと息巻いていたらしい。いやいやそこに戦術も戦略も存在しないよ、と~てもおバカ?それにしか見えないからな。


「サナー、今日のおやつに特需はありませんか?」この席に遅れて顔を出したフェインが、もの悲しいそうな表情でテーブルに乗っている物の品定めをする。


ここでフライングを決めていたサナーは、頬を膨らましたままその顔を横に逸らした。それでフェインも結局は食べた瞬間に、納得な喜び姿勢でほくほと食を進めている。いやちょっと!オヤツばかり食べてと心配声が聞かされてるからね。


甘未を軽視したクラッカーだったけど、ディップするジャムがそこそこ甘かったりする。今回のオヤツは何を特に強調するのか?何が主役なのかをはっきりさせれば納得のいく物が作れるかな?スイカに塩を振って食べると、必要以上に甘味を感じるじゃない?腐るのが早いこっちの世界でも、完熟擬き果実は出来るのだよ。


完熟擬き果実にどのくらいの重要があるか解らないが、ウリの様なスイカを海外のレストランで食べさせられた事があった。熟成させる文化は無かったらしい。




・・・・・




夕食を終えた俺達・・俺と<エスセス>にサナーの3人が領公館へと足を運んだ。ここで<エスセス>が実体を表しての移動なのは、突然に現地で出現させると誰に見咎められるか解らないからだ。そんな余計な新事実で、騒動の追加をしようものなら新の親不孝者に成り下がるだろう。今ならまだただの不幸者?くらいじゃない。


≪主様、野盗の者達はすでに集結を果たしているみたいです。先だっての集まりで口走っていた、予定に添っての行動をしているみたいですね≫


それは偉いねぇーとは口が裂けても言わないよ。むしろ何でこんな時だけ纏まりが出来てんの?ちゃんとした仕事で評価されろや。


そんな俺の悪態は誰にも聞かしていないが、奴等に襲撃に向けた新たな吐出勢力が無い事を<エスセス>が教えてくれる。それにして探査の範囲が半端なく広いな・・それと頑張れサナー負けるなサナー・・お母様にお呼ばれしているだけだけど何か?正確にはお母様の護衛として今夜はお泊りするらしい。


それよりお母様の護衛云々はどうなっているかと言うと、女性騎士隊は当然寝所外部の担当に成る。そこはあれですよ、寝所の中に踏み込まれてしまえば騎士術がかなり制限されてしまう。狭窄の場でどう対処しろと?


寝所の中で襲撃者の対応役と成るのが、武術を得意とし護衛も兼任の使用人達だ。自分の身内の使用人の中で武の筆頭が領公館の中で控えているが、お母様の身の安全を考慮しそこにサナーを送り出す。


我が家の保守は領公館から数人の騎士と、従卒兵の10数人が派遣されている。勿論我が家の武将・・加減の知らないフェインが事が起これば対処に出る予定だ。




※レマイア領中央領公館


領公館に到着すると、騎士達が待機している各々の部屋に通される、それでそこのタコ部屋に突っ込まれる感じになるのは仕方ない。3つのルートに迎撃隊を置くのだから、相手の数に押されては持っての他だ。


1つのルートに騎士隊が3つ、さらに支援要員の形で従卒兵も参加させている。騎士と比べると練度は随分と落ちてしまうが、その者達を有効に活用するのが騎士達の仕事である。

彼等をそんな衝突現場で活躍を期待されて放出される事はないが、今は各ルートで上手く誘導する為に壁止めを設置していた。例のあれですよ、夜間の工事中的な装いで簡単に突破をされないように。


移動を急ぐ奴等はそんな物を突破している暇はない、障害物を喜ぶ子供じみた気持ちで居たらそのまま奈落に落ちるからな。


俺と<エスセス>は4番隊7番隊9番隊の詰め所に通された。ここに居るのはそこの中の半数程て・・何処の誰かを全く知らずの場所へ<エスセス>を任せられなかった事も同席の要因になった。


だいたい俺だってここの者達を良く知らないのだから、紅一点の彼女を行かせるのは忍ばれて当然だ。ここで寡黙に待つのだけど、寡黙泰全を装う彼女は俺の頭の中で煩かったが。全く・・関係のない事までしゃべりまくりだから、普段の様相が女性型なのだろうか?聞けないけど。


残り3話で新章に突入予定です。

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