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転生ですか?面倒なので能力は召喚対応でお願いします。  作者: 飛友翔 
第一章第二部 調子に乗って手を出す
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予定と書いて知らない内に進むものと読む

今回も1話の投稿になります。宜しくお願いします。


※2022年6月16日 加筆修正致しました。宜しくお願い致します。


※続・我が家



 先程までの神との邂逅が嘘の様に、回りは普段とかわらずにと動き始めていった。そしてツノは死んでいた・・いやほんとに死んだ訳じゃないよ。何だろう?ちょっとお腹が膨らんでいて、魚の開き状態の様な格好でむにゃむにゃしているんだ。


しかもサナーの腕の中でだぞ。こいつの野生は何処に行ったのだろう?


「・・坊ちゃま、これのお引き取りを。ツノの油断に漬け込んだら食べ過ぎで・・限界が浅かったです」


おいおい・・取り敢えずはいはいと受け取りながらついでに思うのだが、育てたいの?良い肉を増やしたいの?ツノを食べちゃダメだからね。どこ触っても毛と皮ばっかりだし・・。それにツノよ、こっちは色々と気をかけて食事を与えているのだから、もう少しふくよかになろうよ。余り無理は言いたくないが、飢饉とか一人で何日か耐えるとか出来るの?結構心配なんだよ。


「朝の食事の支度もそろそろ出来上がるでしょう。ツノはその辺に紛れさせておけば、暫くは遊びに出ないと思います」


うん、その予定でこの部屋に連れて来た訳だな。放置とは違うけど、ストレスが溜まらない様に自由にさせている。野生感もほぼなし、ヒッキーを自で行っている。一日の大半はみんなにお任せだからなぁ、今日は冒険者ギルドへと顔を出すとしよう。時間があれば食の追及をするのに、帰りにでも買い物へと市場にも行くか。


こっちでは作られないちょっとした嗜好品を、少しずつ試さないと何か言われそうだからな。そこはあっちに有った豪勢な物とはいかないが、好みに寄っては喜ばれる的な物だ。溢れ過ぎた食のレシピなんて、究極よりも万人向けの方が多かったし。


慣れか馴染みかは解らんけど、ちょっとどうなの?なんて物も有ったからな。次は無いも数知れずに有ったよね?飽食が過ぎてた現代世界、生産者をもっと制限するとか輸入に制限を掛けるとか。良い物を輸出して、変な物を輸入する・・JAも怪しい宗教にやられていそうだ。真っ黒議員・・


・・ツノはあれなんだよ、最近は庭オンリーで身体を鍛える方向らしい。だから運動不足にならない様に走り回っているだけだと思う。いやー思春期特有のスタイルを気にする女子みたいに、ストイックにスレンダーを意識しちゃってるんじゃないかと。食も細いし・・お前も何処に向かう気だ。


しかし神の試練っぽいやつ、事も教会絡みと成ると随分と微妙で容易い話しでもないだろう。その辺も神達に言わせれば人の話しで区分けを気にする事は無いだろうが、多いに気を使わなければいけない立場のこちらとしては大変な状況で間違いない。


その話しによれば王都からの使者は、王家の関係者か侯爵家に関わりのある者達になる筈だ。ただ俺の知っている限りでは、王国の周辺に公爵家関わりの領は存在していないのだから、王家からの嫁ぎ先でほぼ公爵家扱いの侯爵家が居るわけさ。


ましてうちの領にも幾度かは来賓として訪れているから、話しの流れはありそうなうえに他は?全く思いつかないしな。ここはギルドで様子を伺うか?そんな重鎮の来訪と成れば、何らかの情報が回っていて当然だからな。


 一番間違いの無いのは実家からの情報収集なんだが、そこに手を出した時点で詰みが確定してしまう。それも悪い方向の下位の方でだ、なら面倒でもちょっとは甘い汁を啜りたいと思うのは人情ではないか?自分の擁護ってがっかりだよ。







「・・もぐっと」朝食、最近の我が家のブームが今食べてるキッシュである。まあ、生クリームなんてのは無いから完全な再現には至って無いけど、かたーい焦げ・・たみたいな黒パンよりはましなんだよ。


しかもそのパンは業者が作って持って来るのだから、ほんと罰ゲームなのか?疑って病んでまうよ。そこで<米粉パン>を暫くは採用していた訳だが、<米粉パン>のバリエーションが少なかったのだ。キッシュ・・好き勝手に色々楽しめます。


これにぐっと塩の効いた、生ハムのピンチョスを行っとく。この手軽いのは食べる直前にテーブルの有る物で出来るから、俺がそれを遣って食べればみんなは真似をするんだよね。ただちょっと塩が効いてたり、ピリ辛の物は余分に食べ過ぎちゃうけど。


まあそれはそれでさっきの王家か・・前王が突然に決めた(王家から縁筋を広げる形があっても公爵家に陞爵させる事は無い)そこを委細承知にとお触れが在った訳だ。当時の既存の公爵家に頼れたのは、そんなには居なかっただろうになあ。


でも教会・・そんな所も在るんだったね。う~ん、前の俺がその辺は学んでいたな。その記憶が正しければ、今も尚勇者を保護して絶大な支援の元に魔族国と対立しているんだったか。


そこも何がしたいんだ魔族・・純粋な魔族は魔力の薄いこっちの大陸では、生存するのも怪しいと聞いている。そこでこっちにちょっかいを掛けているのは、所謂半魔と呼ばれている者だ。いや、半端者で良いか?そいつらは純魔族からすれば極端な弱者で、人族とそれ程変わらないと聞く。


結局のところ魔力が少ないから生存には困らないが、魔力の内包量が少ない為に肉体も弱いのだと。そこに魔族国と海を隔てて隣接する形の聖王国が、結界を張って阻んでいるんだったか。そこを渡って侵略したい半魔達は、その決壊すら通れない弱虫ちゃんなんだと。


それってダメじゃん・・その様子を監視していて、いざって時に対峙する予定の勇者達は、積極的な行動は取らずに50年以上を過ごしたとか。どっちもダメ臭くね?それだけ日が立つ前に、何か出来たでしょうが?


ピローン・・何か頭の中で鳴ったんですけど。このメールに(関わっても良いぞ)と書いてあった。誰が好き好んて関わるか?絶対に碌な目には合わんだろ?これってフラグじゃないよね?口に出した訳じゃないし。


あっちのルールじゃね、それは口にしなければセーフなんだぞ。例え頭の中が読まれても・・もう止めとこ。でもでも、勇者の面白話しが合ってさ。この勇者が長く遣ってるせいで、元のメンバーが歳で引退してるの。そこは割りとマメに変わってるらしい・・よぼよぼのままでもそれで笑えたのに。




※レマイア領中央冒険者ギルド


「・・これで手続きは完了です」


はい、終了。って言うか、これは中途半端になっていた、新規メンバーの勧誘の為にギルドに依頼していた奴で、今の俺の状況ではちょっと不要になった事での処理についてだ。


そこで一旦の取り下げをお願いした。残っていたメンバーの2人も、領公館の関係から従兵の仕事を熟している。一緒に活動をお願いしていたメイサリスは、俺の奥さんポジションでありお子も出来そうだからな。


となればギルドルールに5年間の活動報告が無されなければ、自動的に現役冒険者から抹消される。そこは有事の応援者枠になるが、体のよい引退者扱いだ。つまりこのまま子育てに入ってしまえば、その可能性がかなり高い。


「それと祠の件ですが、お1人で依頼をお受けになるのですか?」


そこは内容しだいだと思い今に聞いているのだが、神様情報ではそこに大事の様子は生まれないと聞いている。別段の無理が発生しないのならと、概ねはその通りと答えておいた。


ぶっちゃけそこそこの相手が出たとしても、かなりの強者でなければ対応しちゃうだろう。ただ、そんな俺の様子を神様が計算していての相手だったりしたら、簡単な話しでは無くなるかも知れない。本当にどっちだ?こんなんばっかな気がする。出かけの前にツノをモフモフして癒されといて良かったよ。ちょっとひくひくと痙攣してたけど、俺は悪く無い。


それにこの流れだと帰宅は夕方になりそうだから、俺の活動エネルギーのツノ成分はかなり重要なのだ。あっ!市場でツノの喜びそうな物が合ったら買って早く帰ろう。


ちょっと逃避している場合じゃないな。えっーと最近にその場へ訪れた冒険者チームの情報は、以前からギルドが保有していたモノと違っていた。何がどう違うとかは解っていない・・ダメじゃん。この辺はあれですよ、その祠に入った直ぐ近くで特殊な個体に襲われてそれ以上先へ進めなかったと。


それとその状況に陥った冒険者チームは複数に及ぶが、それでも大きな被害は受けていない。ただ、それ以上先へ進むのは難しいと判断して、そこから撤退を選択している。こんな感じなんだが、その祠への依頼でそこに行ったのではないので、穴が合ったら入りたいの好奇心だと。


まさに冒険者!そのまま死ねば良かったのに。これはやっちまったパターンだよ。なんせ特に依頼は出ていなかった祠で、余計な面倒を招いた訳さ。さらに不可解な危険性もギルドが知った訳だ。そうなれば調査の依頼が当然と発生する。


そこへお気楽な顔して俺が顔を突っ込んだ・・逃げ道ないじゃん。これって神様に嵌められた訳じゃないよね?無いと思いたい。まあ、そこで良い物を拾う事に変わりはないのだから、拾いに行きますけど拾えると信じたい。


ギルドとしても期待しているみたいだし「・・出来れば、少しでも多くの素材をギルドの方で換金させて下さい」知られてるな。こっそり他で処分したのがバレてるか。


あははは・・乾いた笑い声しか出なかったよ。それで一応はこの依頼を受けた。ギルドの話しに依れば、現在この依頼を受けた冒険者チームが今日には帰還し報告もされるとの事だった。それの内容しだいで、俺が明日に向かうか止めるかが決まる事に成る。


それの連絡は自宅に届けてくれるとの事なので、他の用事を済ませるのにこの場を出るとする。やはり市場を優先しなきゃ。


そうそう、この市場って何をどれだけ売っているのかを、俺は良く知らないのだよ。だって箱入り息子だから、食材は商会から領公館に降ろされてそのついでに我が家に届く。うん、価格何て知りようがない。


どんな物があるのかだって、食卓に上って知る事になるからだ。それだから家族の好みの物が並ぶので、俺が欲している物が隠れて居ても不思議ではない。とくに低価格な庶民食物は、領主の食卓にお目見えされないから。


さらに希少な不思議食物の調理不向きな奴・・まともに調理出来なかったから、下位グループに入るのだ。それも食べられるんですけど!って、訴えないと食べ物扱いに混ぜられない。その手の食品は庶民の懐に優しく、そっちで消費されるのだが。


簡単な例で挙げるのなら、森に植生の木の実や果実達になる。その辺を誰かが覚悟で食べてから、それらの存在意義が備わっていく。ここで茸を見分しても、それが鑑定されたりしないのだ。食べられますとか出ません。


そのどぎつい色合いで、絶対に毒持ちだと見た奴が思い込むだけだ。毒消しを用意してまで確認する勇者はいないが、空腹過ぎて食べたら食べれたと証言する者はいた。そんな者は死に掛かりで食べたのだから、健常人ならまず大丈夫でしょうと。


嫌な太鼓判は知らずに押して欲しい、その責任を回されても対処は出来ないからな。因みに市場がまだ開いているかは知らない、売れ残りがあれば遣っていそうだが。割引シールに期待するぞ、字が書かれている可能性は低いけど。


駆け引きバリバリの値引きを引き出す事に成るが、俺のコミュ障が白旗を掲げてしまうかも?もしもーし、サナーさんは暇かね?スマホ来い!相手は持って無いから繋がらない。俺にも来ないけど。


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