表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生ですか?面倒なので能力は召喚対応でお願いします。  作者: 飛友翔 
第六章第一部 心機一転、伯爵に成ったけど日々雑用に追われる
147/166

ドタバタしましたがこれから帰りますよ?



終わりました。残りの滞在中は戦々恐々までは無かったが、そこそこの精神干渉をなーんと無く受けたんじゃないかな?特に何に関しての圧かは解らないが、教育関係者から謂われなきそんな類のものだろう。馬鹿は愚かで困る。


まあ彼等は歴史から紐解いた知識しか持たないから、こちらにある俺の記憶に恐怖するしかない。地球球体説を説明するのは面倒だけど、なんちゃって重力はそう困ったりしないし。屋根から落として遣ろうか?反発で飛んだら拍手を送ろう。


・・帰りにメンドセイ侯爵領に寄るのはお約束なんだと。逃避じゃ避けれない現実もあるんだよねーフェイドイーンフェドィィーン!あっ、フェイドアウトですね。反対でしたよ。

ひっそりこそこそと消えますぜ。あのね、じわじわと今回の話しが広まってね、その俺達から以上に距離が取られまして。物理的に。

でしたらと、しずかーにひっそりと王都を離脱するんだわ。


王都って滅多に来ないと思うんだよねー?2週間前もそんな考えだったけど。領地が転勤先っぽく成ったらどうすんの?


「そうだった、メンドセイ侯爵領海地区で起こっていた横領騒ぎは、こちらに飛び火していると連絡があった。要らぬ事に首を突っ込みたくないが、元も我等だからな。十分に注意して欲しい。」

「はい。了承してます。」


「外信機を利用した報告だから、詳細は知らされていない。ただ、良く無い言い回しの内容だった。察するに私が嫌った者達が関与してそうだ。」

「嫌った者達ですか。」


「因縁が有り過ぎな奴だな。なかでも癖の強いケアンモッフ男爵家ではなかろうか。あそこは・・以前に王城で騒動を起こしている、カットモッフ子爵家の親族だ。その子爵家は廃嫡や階位降格と、寄りを失った流布の男爵に身を落としている。その時に見切りを付けなかったのが、今後に響く事に成そうだ。最近でも王城に蔓延する婚活が、威圧や脅しなども加わっていたからな」


「それは位階の壁を越えられる事なのですか?」

「そんな常識を消す言い分とやらに惑わされたのだ。不敬に思う言い方はその場で何度もあるが、そこに貴族の矜持を折り込み此方が不甲斐ない辞退を招いたのだと。各々の家元が子息の将来を危ぶみ確固たる指針を作っていなければと。」


そっかそっか。あちら側の思惑は横に置いても、貴族家令嬢は早期のうちに婚姻相手を決めるか打診は必要だ。それがこの国の貴族の責務と促されている。

本来であれば()のアベイユお嬢様だって、退職と同時に婚姻発表に続かなければ何かを疑われる。最大の懸念を受けるのが家元の貴族然ではなかろうか。


うん、寂しそうな侘しそうな曖昧な表情で、その説明するアベイユお嬢様だった。俺は空気を読める男だからな、そこに関わらない空気になろう。


「彼女も被害者の一人だな」


にがにが付笑顔の会釈を此方に向けて来る。居ましたね!最初からそちらに座ったのを見たもの。そこで紹介も受けてます。フェイドアウトがどったら思ってたから、俺がアウトしてたんだな。彼女もって言われても、名前さえ浮かばないからな。


「王城で起こしたあれで、あの場の取り巻きに居た1人が執拗にな・・身分どうのこうのは言わないが、生理的に無理な奴はいるからな。そんな奴等の境遇も解らなくはないのだが。なんともあの言い分を巻き散らして置いて、婚姻してやるからの上から目線だからな。まさに何様だった」


な、な、なっ、が続いちゃうくらい精神を遣られてたのね。そうなんだな!そんなキャラに成りそう。


「本当に・・アベイユ様の元に来ていたのは、子爵子息であり血族に良家の方が居られましたからましかと。私の元に来た者などかなり遠い所の血族が男爵なんです。どう贔屓見しても、まし程度の平民ですから。私が受ける恩給に、おんぶに抱っこを狙っていると勘違いするのは可笑しくないですよね?」


涙目で訴える彼女・・現実はメラメラ漂う怒り心頭だろうか?怖いです。<メイサ>に寄りかかり成分補充しとこ。ああ、仕事を辞めてから申請を出せば恩給が貰えるあれだ。俺は・・永続恩給だな。


「一応奴等でも難関を潜り抜けた文官だからな。そんな姑息な策を嵩じる人非人では無いと思うぞ。だが2人分の恩給が受けられるとは、計算しているだろうな。武官も文官も募集のさいに、将来を約束する恩給の在り方は説明されている。それを知っているから彼等は王都に集って来ているのだ。貴族でも子息のままでは恩給は無いからな。そこに裕福な平民でも、知力が高ければ文官に就けると食い込んでいる。」


そこでこっちを伺うのは止めて。この世界の種族に分類されない俺です。さらに優良物件じゃなかろうか?俺って凄い?それが勇者発言だったり・・どんな勇者だよ!


「私はあの事で吹っ切れましたから、この期に伸展とアベイユ様に付いて行く覚悟が出来ました。」


へえーそうなんだ・・の合いの手は入れない。最初の挨拶で聞かされてる可能性が高いからな。俺に油断は無い。惚け面の阿保っぽい俺だけど、そこに抜け・


「その事は言って無かったな。彼女はシズセイヤ伯爵家で私の護衛として働いて貰う。私付だな。シズセイヤ伯爵家の騎士団はあるが、王都とで勤務だった私には護衛騎士が居なかったからな。」


「そうでしたか。ああ、私も居ますよ。見た目はこんなですけど」

「主さまー人類最強の人が見た目を気にするのは可笑しいです」

「お、おう、そうだな。あれ?俺って最強?」


「最強ですー。貧乏暇なしなのは別として」

「クっ!」

「そ、そうであったな。最強の高見が計り知れないから、理解はするが難しい。それでも頼って良いのなら期待する。」


「こんな主さまーなので、むしろ歯止めを早めにお願します。私の手の届く場所なら問題ないですが、他から何か来ますとその一帯がサラッと更地に。」

「いーやいやいや、更地にはしないぞ」

「そうですか?最近もそこそこの広さの入り江が消えましたけど。開拓と破壊が同じ結果なのですが」


うぐぐぐぅ、ぐうって言いたいけどぐうの音も出ない。あれな、静かに[アイテム②]に入れた相当量の土とか雑木林とか。あの時の気持ちは開拓が良い事の解釈だったけど、知らない人から見たら脅威にも取れるからな。勝手に遣るのはダメね。更地にしちゃったわー

ああ更地って結果だから、その辺一体が無くなっても同類なのか。元の砂浜が倍に・・更海で誤魔化したい。


「そうだな。メンドセイ侯爵領やシズセイヤ伯爵領の農地を、凄い勢いで耕したと報告は受けている。何も無い場所でそんな事が起きたら、災害と何ら変わらんかもな。歯止めに成る者が必要だな。」

「止められる方がと条件付きになりますね」


なんだろう、笑顔の2人が怖いです。そんな武人的な凄みだから、彼女等は物理で来そうだもの。反撃は許されそうにないからな。因みにやっとこ上手く聞きだした彼女の名前はセフレールだ。アベイユお嬢様はセフと呼んでいる。


<メイサ>の振った話題が、この場の和みを呼んだのは確かだ。彼女等の感謝の気持ちが、悲惨な情景を運びつつでは合ったからな。だが今回の件以外の子息達が置かれている立場は、そこそこ同情してしまうレベルだ。

それが原因か元凶なのかは解らないが、彼等の勤め先が王城一強だからな。いや各々の領地にも領政の文官仕事が無いわけじゃない。多くはないか。

んんん?人手不足なのに、同時に教育に手が届かなかっただけだ。仕事見習いは考えさせる一環としよう。


「うーん、うちの騎士団の配置も再考が必要だろうか?」

「アベイユ様の立ち位置が変わるのでしたら、大幅な変更を余儀なくする必要があるでしょう」

「そうなのだ。そうなんだが自由も訓練も欠けさせたくない。」


あれ?また俺を見たよね?俺が彼女等の訓練の時に邪魔に成らないと思うけど、好き勝手に何処かに行くと気掛かりに成るとか?気になっちゃう俺です。仕出かさないですよ。万が一は向うから来ますから諦めて下さい。


「・・副隊長もたまに様子が可笑しかったらしいからな。」

「それもありました。」


ん?そんなのは聞いてないですよ?<メイサ>から。

「あー主さまー?」

「ん?<メイサ>殿は何かをご存知なのですか?」


「私ですかー。主さまーとアベイユ様が仲良さげにしてると、副隊長がヤケ酒に走るくらいですかね」

「おおう」


皆で呻いたわ。あー知ってたあれだよ。スラム騒動でアベイユお嬢様が責を持ち、近衛の辞職といつの間にか副隊長と婚姻したんだったわ。そんなストーリーがとっくに変わったから、すっかり忘れ取った。確かに、確かに何の因果も無く婚姻はしないだろうから。


仕事の失態をどれ程を受け止めたかは解らないが、それで弱みは見せたかも?そこへ漬け込むは言い方が悪いけど、でも男だからなー正義感をぶっ飛ばして口説くはありか。

角から飛び出しのLOVE狙いと変わらん。階段や落とし物やら、初顔合わせがお兄ちゃん呼びまで。多才過ぎなアタック手口で容赦なし!恐るべし。


正義感が即死してるけど、目的が果たされずで無駄死にだわ。あー酔いだくれを正すのは誰?アベイユお嬢様の登場の仕方で、万死に至るかも知れんね。

捨てられたな、この場の話題までも。みんなでソワソワしながら、話題をかえる休憩が待ちどうしい。


ちょっとその辺でシッコとか言ったら、俺が爆死するからな。この行軍も止めるのに勇気が必要なのに、用足しとかはまず無い。先に済ませて置くものだ。


へぇーへえーへえーと心のボタンを押しながら、近衛騎士の鎧をそのまま着て居て良いのか聞いてみた。そこは本来なら退職時に返却なんだそうな。


「其れ也に荷物として場所を取る物だから、シズセイヤ伯爵家に付いたら家の騎士装備に着替えこれは送り戻す事に成る。物が近衛装備だから新任が採用されれば、その者に合わせて作り直されるのだ。どの辺が貴重な素材なのかさっぱりだが、畑違いだから知るつもりもない。」


そそ、同じく同意だ。関わり過ぎは良くない。それよりもこの先の心配が減っていないな、空気の様に漂う婚活競争に巻き込まれたりしないか?あちらこちらに桃色吐息が蔓延してそう。この前の移動の行軍でも、劇団張りの怪しい騎士が居たからな。

彼女達が同行者でなくなって、色香が薄うすの男臭い団体になったけどな。



◆◆



メンドセイ侯爵領にやっと・・とは言わない。王都から出るとそこはメンドセイ侯爵領だったりする。では何故に4時間近くの移動があるのかと・・パッカンパッカンとゆったりな移動だから。

だってずっと街中だもの。

走らせるの厳禁!馬のストレス爆誕。危ない事に成るので馬を走らせる事が出来ないのだ。

さらに不始末が無いように馬糞の処理もしていく。通路にもっさりとかヤバいからね。

えっ?ぼったんと落としたのを、ササッと処理する説明はいらないと。ミラクルなうんマジックはナウ!な話題なのに。


俺達が向かって行く先に先触れが走っている。人間がな。馬は走らせられないけど、糞を巻き散らす人間はいないから走って行くのだ。

人間だってって思った人、裸族じゃないから解決されている。オムツが無くても大丈夫!履いてます。普通に。

えっ?ここでランナーは歌わないのかって?必死に走ってたから遠慮もするさ。タンクトップの持ち込みとかした方が良いかな?ランナー専用服として。あいつら着て無かったけど。




メンドセイ侯爵家に到着した俺達は、慰労の言葉もそこそこ掛けられた後に[どっちの面白話を先に話す?]に戸惑うしか無かった。

そこに一瞬の呆けが出たのは仕方ないと思いたい。俺達が提供する話題をそこそこは把握しているが、事細かに聞く準備があるのだと。

マッデローズお嬢様は、何かの不満と戦っていそうだ。暇潰しの相手に確定した一瞬だった。催促がどっちから話すだからな。俺の左腕が疼いた件とか。


だか待って欲しい、行軍で疲れたから休ませて貰いたい。例えマッデローズお嬢様が、何度も同じ行軍で疲れを感じた事が無かった・・あっはい。先に俺達の方からにします。

勿論、なんだかんだにああだこうだのドタバタ劇を、大きい袋付で語りましたよ。どっかでポン!も入れといた。

いやマジで挨拶の各騎士隊への顔だしは、非常に疲れたからね。容赦なしの値踏み視線は、叙爵限定で矢鱈に突き刺さりまくったし。


どこでも彼女の左後ろや右後ろからだって、俺が守ってます状態でずずいっと出たの。いたやんタヌキ!どの場面でも関係なく登場してるあのタヌキコミック。

チャンピオンOFタヌキ!だからモブだけど。

いや、退職の御挨拶に来ただけなのに[領地から彼が迎いに来てくれてな]的な話を何処でもされた訳ですよ。その都度に[自分不器用ですから]みたいな自己紹介をしたんだ。このネタは使い物に成らなかったが。


でもね、大声でこんにちわーはネタじゃないから。あんなだから大御所等も成仏してってるのか?

最初に騎士隊に変な輩はいないって説明を思い出した・・俺って不要だったのかも?絡まれる事も無かったからね。

でも真実はここで語られた、怪しい派遣騎士の属する隊には、何も恩がないからと顔を出していなかったそうな。やっぱり俺はいらん子やったか・・語りきったよセフレールさんが。だってアベイユお嬢様ってめちゃ寡黙な人だし、最近に勇者と成った俺はコミュの患いが治ってないからな。


言ったじゃない?俺もタヌキしてたけど、セフレールさんもタヌキ出演が多かった。特に何かに成りそうな騒動の場はコンプリートしてたし。

平穏漂う食事の場には居なかった、居づらかったとも言う。そこは聞きたくない話だよね?これはの食リポを騒動に混ぜてもお笑いと一緒だし。見てても笑えないお笑いとはなんぞや。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ