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転生ですか?面倒なので能力は召喚対応でお願いします。  作者: 飛友翔 
第四章第二部 落ち零れ領の改善政策進行
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仕事は押し付けるのが基本ですよ。

本日の投稿分です、宜しくお願い致します。次回は7月30日に投稿します。



※レマイア領ノースゥエイト滞在中 


「来た!セブレス様―!」


「えっ?何故ラーレルさんがこっちに?」


おふぅ、突撃となり領のラーレルが突っ込んて来た。手にカンバンは無いけど、大きなシャモジもないけど!こっちの領じゃ美味しい物もないから中継もナッシング!


「わっ、私は解ったのです。決してセブレス様から目を離してはいけないと!」


「それでいきなりこっちの領に出張ですか?」


「はっはい。早急に向かわねばと馬車の手配を。たまたま、たまたまですがギルドの定期便の馬車がこちらへ向かうとの事でしたから、それに便乗させて貰いました。同行者にはなし相手をさせられたのは納得出来ませんでしたが」


あれ?その同行者は定期便の人だよね・・御者じゃねえか。それはつまり馬車内じゃなく御者台に座りっぱで来たと。馬車馬が巻き起こした埃に塗れながらか。寄らないで。



「あっははは」


まあどうでも良いとか思ったけど良く無さそうだ。ラーレルが抱き付くくらいに近くに立つから、それを見ているイエールの目が座り始めてる。立ったまま座るとかの俺の逃避は通用しないから、もう少しだけ離れて欲しい。


我が家の使用人同盟の、何かの制約やら掟に動かされてるっぽいから、害意からの生き残りを模索しなさい。あと俺を巻き込むのは無しの方向で。


まあ?俺の予想ではデバガリ伯爵領のギルドに、例の魔石を持ち込んだ情報がこの時間で広がったのだろう。


ある意味の牽制も兼ねているか?少なくてもデバガリ伯爵領の冒険者の派遣は疑いが持たれないのは確かに成った。そこは繋がりの既成事実が出来たからな。散歩程度のつもりだったのに。駄菓子も買えない。ツケは効くのだろうか?


因みに俺にも問題があった、攻撃スキルのコミュ障レベル2が発動しそうだった。それを抑えたのが防御スキルのダンスレベル3である。


それも何とか踏み止まり、この場所でラーレルの背から腰を抱きしつつ優雅に回るのは違うからな。領公館からの帰り道上で、サナーをくるくる回していたのが懐かしい。あれから行動を共にするのが減った気がするが、そこは勘違いだと思うしかない。


そして今更だけど※ノースゥエイト冒険者ギルド・・俺達はここに来ている。ほんと今更感が半端ないけど、中に入ったらラーレルと遭遇したさっきだった。


一応元コノモブ領がノースゥエイトの名に変わり、そのお触書を出し必要な各所にも通達されている。領民がコノモブ領の名を尊ぶとは思わないし、興味が合ったかも疑わしい所だが通達だけは重んじた。前に言ったよね?の既成事実は大事だと思うの。


このギルドに来たのも知りたい事や確認の為で、開拓地に居た数人の文官を領館に投げて来たあとさ。ぽいっとする気分だったけど、平然と歩きつつ館に入って行ったな。ついでにコウーテスとオサウルの交代に、暇・・必要なフェインに来てもらったよ。殺気を放っているけど。不要な喧嘩は売らないでね。


「・・では頼みます」


ここは餅屋は餅屋だね。ご存知のギルドなのでここからラーレルが仕切る・・案内を担当してくれるらしい。だが彼女も忙しい身だと少しだけの主張もあったから、今夜からの宿は領館に招待し食事を提供すると言ったら下僕の様相に変わっている。


その辺の采配はイエール?・・元家令のナグラレスに頼もう。うん、イエールは傍で控えていればいいから。フードから顔を出しただけで、纏う安心感が半端無いな。ラーレルの接待もギブアンドテイクか?経費として出てると思うけど。


正直な所、こっちで勝手に動いた方が気分的にも楽だったんだけど、それは言い出せない威圧・・そんな感じがヒシヒシしたんだよ。お前が何したか解ってんだろうな?身に覚えがあり過ぎなので接待させて貰います。


レマイア領の冒険者ギルドにも、その内に魔石を持って行こう。これはラーレル経由で預ければいいな。


「・・その様な不信を抱かれセブレス様本人が、直接こちらに確認をしにお出でに成りました。取り決めには程遠い口約束かも知れませんが、せめて依頼の変更が可能な契約をして欲しかった所です」


「・・優先はしていたから細かく説明はしてある。ただ依頼内容や報酬までも含めて、どの依頼にするかを決めるのは当の冒険者達だ。こちら側はあくまでも希望を聞いて貰う程度で、希望通りに推し進める事は出来ない」


「ギルドの規定通りに依頼を受注し斡旋したのですね?」


「当然だ。今回の依頼に特殊性など無いからな」


「・・そうですか。契約不履行の措置もしっかりと覆っていますか?」


「規定に背かれても依頼金の確保は出来ている」


「・・そうですよね」


等々はラーレルさんと対峙したギルドマスターの会話が繰り広げられた。もう一度掘り下げた内容把握だけど、間違いが無ければ問題無しだ。


「はい、ありがとうございました。ラーレルさんに心配を頂けるのはむしろ喜ばしい事です。私がこちらに来たのは、うちの文官のクライシスの報告の真偽を確認したかったからです。その報告がギルドマスターのお話に差異はありませんでしたから間違いのない事と受け入れました」


「セブレス様?これは大変に困った事に成っています」


「クライシスと請負の商会の打ち合わせでは、レマイア領から来る護衛依頼の冒険者が臨時に警備護衛の職務に就いてくれるそうです。4日から5日はそれで補えるでしよう」


「それでは報酬の兼ね合いで折り合わないと思いますが?」


「そちらの問題はこの依頼だけは折り合いました。護衛依頼が始まる前の休日を返上して、今回の警備護衛の任としてくれるとの事です。レマイア領のギルドには事後報告に成りますが、その様な届けの追加依頼が行きます」


「・・そうですか、とてもありがたい話ですがその先の手立ては難しいかと思います」


そうね、人手は有限だから。護衛依頼を受けられる冒険者は、それなりの経験が必要に成る。その者達なら引き受けやすい警備護衛も簡単に熟せるのだ。ただその辺のランクの人間は、かなり少なく成るので人手不足が発生する。農夫に毛が生えた様な能力のない冒険者は、報酬の安い警備護衛に流れるしか仕事が無い。そんな状態に現状はと言うと、その辺の人員も誰かに抑えられって所だ。


「・・ギルドが依頼を受注する時に、現在の動向を含めてその商会には話をしている。警備護衛の依頼受注の内容が変わる事になるが、今一度は話合いの場を設けれるとは思うが」


まあ、そうなるよね。ギルマスもここまでの話の進み具合から、今に出た話合いの事までが考えられてる筋道なのだろう。ほんと子供騙しの策としか思えない。


「・・早急に話合いの場を開いて貰えれば、大きな痛手には成らないかも知れません。セブレス様の本位にそぐわないかも知れませんが?」


「問題ありませんよラーレルさん。私は間違いのない事と受け入れたと言いましたよね?」


「では!」


「クライシスの報告を受けてから、彼等を領館に送り届けました。その領館にはデバガリ伯爵領の冒険者ギルドから、急遽に集めた警備護衛用の冒険者が集まったと知らせが来ていました。その人数は最低限のものですが、先発隊として送り出して貰える様に手配させました。途中に不慮が起こらない様、彼等は馬車に揺られて遣って来ます」


「・・なんと・・」


「まあ、それもこれもクライシスを信じなかった私は、全ての賭けに惨敗しましたが。今回の結果から学んだ事は、文官の持っている経験は侮れないという所でしょうか。クライシスには実験・・試食をして貰いましょう」


「ご主人様、完成した間違いのない物なら試食の手伝いを致します」


フェインが遣る気だ、こんな時だけだけど。利のある事だけしか興味を持たないからな。イエール・・そんなに俺の後頭部を見つめてると穴が空くから遠慮して欲しい。プレゼントの髪飾りは失敗だっか?今度はネックレスで違う趣味に走らせよう。もしくはドレス・・頭のお団子とのバランスが難しそうだ。




まあ、どさくさを使って逃げて来ました。「えっ?・・いや・・その・・あれ」ってギルドマスターがとっても動揺してから「おっ、・・まっまま!ますか?とーれ?」パスタってた静止も無視したからな。あとぺスカな。いや、ペスカトーレと叫ばれて止まれる奴はイタリアンな韓国人だけだ。中は自国で真似っこだけど、艦は日本を毒してる何かだからな。


押し付け感が一杯だけど、クライシスなら何とかする筈。あの場で聞いた者達はみんなクライシスの仕業だと思い込んだに違いない。それの恨み言を口にするのがクライシスなので、適当な何かを与えれば良いかな。ガンバレ!


「・・バタバタしましたが、ここで認識を共有致しましょう。ここで特別な事案は起きた訳ではありませんが、この地の冒険者ギルドに要請していた人手は得られませんでした。その保全策が進められていましたので、窮地に陥る様な事には成らなそうです」


「はい、先程にギルドの方でセブレス様から聞かされました。警備護衛の依頼を受ける冒険者は、新人の冒険者と差異がありません。その保全策も万全なのでしょうか?」


おうおう、クライシスの説明に食い付くラーレル君は、傍から見れば中々のやり手に見えるよ。ここのギルドが利益を落とす形に成りそうたがら、どこからかに入り込み何かを得たいのだろう。


もっとも有限な人手に変わりは無いから、何らかの仕事を取っても遣れたりしないんだが。この場に居る俺と護衛担当やらイエールにクライシスがあっちの領組に成る。


他には幹部職扱いのナグラレスとニースレルにその補佐も兼ねたネブセルウが居り、この領に元から勤務のノブラレイという文官補佐が来ている。イエールとナグラレスとニースレルは使用人枠のメイド感が半端無いが、そのイエールだけは異色な扱いかもしれない。俺の後頭部しか見て無いから。文官の仕事はしないし。なら踊るぜベイビー!


「仕事に就く前に必要な訓練は想定してあります。武器の扱い方から警備中に必要な武器も貸し出します。もっとも反逆人を制圧する仕方の槍働きという物で、一団が連携して槍で突く戦法なんですけどね。それも結構な効果が実証されていますが、対人相手を想定した警備護衛には十分だと思っています」


「・・そうですか。経験の浅い冒険者に手厚い対応をして頂きありがとうございます。我が冒険者ギルドから、この地へ警備護衛を熟せる冒険者が派遣出来ない現状ですから、デバガリ伯爵領からの応援は正直に言って有難いと思います。それは継続し続けるのですか?」


「その辺の人頭数もクライシスが割り出しています。警備の彼等も休養は必要ですから、不足に成らない程度を雇う事にしています。ある程度の長期期間の就労に成りますから、職務が習熟出来る期間は契約する形ですか。デバガリ伯爵領のギルドには、あらかじめその話は通して貰ってますから問題も少しに抑えられるでしょう」


「この地の冒険者達が手隙に成れば、その都度新たな編成も含んでいるのでしょうか?」


「ラーレルさん、その辺は諸事情的に難しいと思って下さい。遠方から呼び寄せてる大事な時期に手助けしてくれる冒険者達を、こっちの都合で仕事の割り振りを変えるのはまず考えていません。彼等が護衛依頼を受けられる熟練者に成れば、相談の窓口を開いて相応に対応する形ですね。同様にこの地の冒険者が就労場所を要望するのであれば、それに必要な経験を積んで来て欲しい所です」


「それは・・難しいでしょうね。今回の商会に雇われた冒険者は、護衛依頼は受けられない低ランクの冒険者達です。その商会の仕事で実績が積まれれば話は変わると思いますが、それなりの回数の依頼を熟さないとギルドも認める事はないのです」


「・・そうですか。公共事業の計画はまだまだ有りますから、農夫と大差無い肉体労働なら受けるのに困らないでしょう。この地では就労場所を増やして就労者も増やして行きます。経済を回すには消費する消費者が必要ですから、働きたい者には優遇しないといけません」


「就労場所はしっかり用意しますから、働き口が無いなどの逃げ口上させませんよ。その為に今度の王都行きではセブレス様がお骨を折って頂けます」


「そこはクライシスが気に掛ける必要はありません。私はレマイア伯爵の奏上を届けに行くだけですから」


「発案者もセブレス様ですけどね」


「うっ!」


おおーいクライシスよ、いい話っぽく告げたのにコケるじゃん。俺に笑いの神は降りていないよ、回りの目もアチャーっぽいから。


「・・セブレス様、お聞かせ頂ける内容であれば聞かせて頂けないでしょうか」


ほら、ナグラレスが敏感に反応したじゃん。まあ、今は管理職の上辺に居る訳だから知っていた方が良いかもな。不要に隠し事をする必要はないし。


「そうですね。まだ実行するのに、どの様な経緯を辿るかの道筋は決まっていません。それを含めて話はしおきましょう。内容が他に漏れても、同じ事が出来る人はかなり少ないですからね。その前提も特別な事をするでなく、以前から行っている災害対策です。それの時期を早めて行いますが、災害対策費として王国から借り入れを受け大規模に行います」


「・・借金が必要な程の規模で行うのですか?」


「この領の蓄財を知っているナグラレスは勘違いしそうですが、借金などしなくても出来る規模のものです。因みに返せと言われても困らない金額ですが、この災害対策は王国の指導だという旗印を元に行います。ここが大切な部分ですね」


「・・セブレス様が人頭に立つのですよね?」


「ええ、そこは避けれない所なんですよラーレルさん。色々と手助け要員に成るつもりですが、現在の不味い状況の元も私ですから仕方ありません」


「セブレス様が出されたこの提案には、レマイア伯爵も簡単には肯けなかったモノです。この地区も現状から2割か3割は税収を上げ繁栄させなければ成らないのに、莫大な借金を受け返済も行わないといけません。特にその災害対策だけは、出費に成るのが殆どですから」


「クライシスに出して貰った試算でも、出費が8割ほどに成るのです。採算は全く叶いませんから、借り受けの5割の額に出費を納め、残りの3割は別の事業に回します。必要な回転資金は様子を見ながら遣り繰りするつもりです・・クライシスが」


「おう?」


「弓の引き役は私が勤めましょう」


そんな感じの説明が曖昧だったらしく、ここに居るかなりの連中が訝しい内容に戸惑っている。仔細はこの後で話すということにして、一度必要な事を優先して行って貰う。特にラーレルはこの領館に泊まる事に成ったのだから、その案内も済ませておきたい・・もう直ぐ夕食の時間に成るからだ。心配なのはそこに出て来る料理の方だが、体を癒せる俺の料理が混ざって無いので危機感が増すのだよ。酒の肴は必須だよねーと誤魔化しつつ、健康に成る何かを出そう。酔った後の何かじゃないよ!固形の何かだから。


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