鉄拳制裁するつもりが蹴り飛ばしていたんだけど・・
本日の投稿分です、宜しくお願い致します。
※元コノモブ領改めノースゥエイトに滞在中 騎士団訓練所にて
ほほぅ・・と、感心する程の事は無い。我が棲み処の領公館に併設された訓練所とそんなに変わりは無いからな。特別な事・・厨房でコウーテスの様子を覗き見つけたらフードファイターがそこに居た。隣に座ってたオサウルは応援担当なのか?体格負けしてんじゃねえ。オサウルから比べたらコウーテスなんか小柄なんだぞ、お前の胃袋で助けろや。味覚・・コウーテスさん頑張ってね。
あとね「・おっ、おまえなんだ?妹を虐めたら許さないぞ」そんな言葉を投げて来るガキンチョも発見しました。彼等兄妹をポツンと休憩所に放置出来なかったらしく、厨房内を適当にふらふらさせてる日々らしい。
怪我さえさせなきゃ構わん、俺も結構入り浸ってたからな。過去話しで流して・・最近は直ぐ追い出されるから。材料もガメられない。託児所かそんな場所が必要なのだろうか?働き易い環境作りには必要かもだ。
割と多くの従卒者を雇っているが、その手は余り気味だからな。だがみんな後回し、今は目の前の騎士団達への対応だな。
「・・セブレス・・様子を見に来てくれたのかな?ここに居る者達が今回の関係者達だ」
「はい、手が空きましたので」
ワキワキしたい程に手は空いたのさ。しかし、結構な人数を集めたものだ。今夜の夜の警邏も有るから騎士団の全員は集めていない。それでも60人・・一番隊の15人の他に3つの騎士隊が居るわけさ。
その中に元凶の問題児がいるんだけど、武だ武だと強さばかりを主張するだけに留まらず、最弱と評価された隊を目の敵とばかりに虐めに走ってたんだと。虐めに合った者達には被害者も出ており、それに耐えられずに除隊した者もいるらしい。
大怪我させたりは無かったらしいが、精神的な損傷などはかりようがないからな。耐えられない範囲も解らない事だから、今更な処罰を与えるなど出来ないが。
「勤務の調整にも時間が掛かったから今日に成ったけど、事への処遇もどうしたものかな」
「実証検分は出来ませんが、見当把握をしてみるのも手かも知れません。評価が悪く出された者達を、どの程度なものなのかを確認し上位の者達が抜きん出た能力かですね。宜しければ、どち等も確認しますけど?」
「・・レマイア伯爵から許可を受けて来たんだったね。伯爵も騎士団の設立時の頃を思い出したのかな?察するしか出来ないけど、遣れる事を遣るしかないか。最後は何とかするから、それまでの所は任せて良いかな?」
「はい。上手くいける様に頑張ります」
任されますので先にお任せします・・えっ?何を言ってるんだって?いやいや、行き成り現れた俺が何処の誰とかの紹介は大変なのですよ。そう、俺的に。それにキュルス兄様はその辺の事は良く解ってらっしゃる、おおぅ!かっ、管理地区の代表代理ってはっきり言っちゃうんだ・・。いいけど、何とかするけど適当だから文句は言わないでね。元々が適当に出来てます。
「はい。紹介されましたセブレスです。昨日こちらの方に赴きました。先程までは領内の運営内容の照らし合わせで数字を睨んでいましたが、ひと段落が付いたのでここに顔を出した次第です・・」
この辺の内容が重要だから・・テストに出すからね?落ちると死刑執行しちゃうよ?きっとフェインが。お任せだけど遣るときゃ殺る。殺る気はいつも滾ってからな。狙いは俺ばっかしだけど。
それより元凶の問題児とされてるのが1番隊の5人の騎士達だ。ここの騎士団は武闘の強さで隊を編成しているから、7番隊の者達はかなり劣る人たちを集めていると。それは警邏に赴く際に不足な力量の者達ばかりの日が出来ちゃうって事に成るよね。
そこに追い打ちを掛ける行動が、俺達は強いがあいつらは弱者だと吹聴して回っていた。嫌なプロパガンダがここにも有ったりする。かっこ良く言ってるけど、そんな機能も無いけどな。
「これから訓練を見させて貰い現状の把握をします」
うん、見たりしないよ。お前らの相手をするのは俺だから、そんな事が出来たりはしない。ただ先にこの訓練の内容をしっかり熟知して貰わないと、結果からの把握に出来ないんだよ。
個人の強弱がある程度なら騎士団の警邏に支障をきたしたリしないから、この訓練の内容にモノ申す者が居て欲しいし。馬鹿ばっかしじゃ先行き真っ暗だからな。何処にも灯りは無さそうだけど。毟らないと気付かないか。
「・・訓練の内容に異議は出ないか・・ネスラの言う通り、ここの騎士団の訓練内容を見直す必要があるな」
「こちらに来てからずっと騎士団の訓練を見学して来ましたが、拙い内容だと思いキュルス様に進言しました。そこにセブレス君が関わったら、以前に我が領の騎士団が受けた訓練の時より被害・・厳しい結果に成るとは思っていましたけど」
「ああ・・結果として使い物に成らなく奴が出そうだが仕方がない。騎士として、そぐわない心意の者を育成するのは大変な労力が掛かる。それを避ける為に、入団前に適正検査をするからな。適性のあるなしは今一度ここで判断する。その検査の担当が容赦なしのあの弟だから、彼等の境遇にも多少は哀れだと思う」
おい!聞こえてるから。容赦なしとかよっしゃーって喜ばないし!これも請け負いだから傭車屋っぽい何かだけど、勢いで遣っちゃうから知らない。それにあれだよ、遠足は家まで無事にって奴と同じだ。
訓練は彼等に能力把握だと伝えたんだから、始まる前の訓練設定に異議を唱えられるかも見ている。その最小人数の班設定で5人ひと組にし、対峙者の俺一人を無力化する訓練だからな。無頼者役の俺は何をするか解らないので、無力化には最高対処の死まで考えなきゃ。
その辺もしっかり踏まえての訓練なんだが、警邏で回る時にも想定が有るから見合った訓練内容でないと話しに成らない。考察から想定を重ねた訓練、それが出来ていないのなら訓練内容そのものを今一度練り直しだ。
だが俺の指摘は神もびっくり、キュルス兄様とネスラだけでなくオサウルとコウーテスのツ―カップルがハネムーン状態た。シンデレラが宜しくやっている。ヒロミパンチの乱れ打ち!ロケットありきで。
「念押しが多いと思われる方もいそうですが、相手は本気に向かって来る事をしっかり把握して下さい。間違い1つで簡単に死にますから、確実に防御を行うように」
聞いてるかお前らー、悶々気分の憂さはここで晴らすぜ。あと・・俺の事は見た目で絶対に侮るからそんな奴等に容赦はせん。俺のシニヨンパンチが?シンデレラハネムーンパンチだったわ。長いから死にパンで。はらパンじゃないよ、がっちりした金属鎧のアーマー装着の奴等に効果は期待出来ん。ワンパン何て夢の夢。
それでも素人がアーマー来てる程度の奴等は、めっちゃノロノロする自分に気付いてない。俺は知ってるよ、辛い思いをしつつ訓練した時期も合ったからな。それも結局無理だと諦め、身軽な冒険者に転職したんだもん。懐も身軽だったから、実家におんぶに抱っこしました。目に涙が・・オサウルとコウーテスから強烈な激臭が?何喰わされたの?俺はまだ死にたくない。訓練しよ。
はい、ぶっ飛ばしましたー。5人が横並びで剣を構えてるだけだぜ、それなら両端のどっちかから逐次撃退でいいやん。奴等の真ん中に寄り付かなかったら、亀戦士を好き放題にぶっ飛ばせる。鈍いもん、ただ蹴ってましたけど。8割強ほどに蹴ったな。
その前に後方からの膝かっくんが良く効いた。鉄鎧のアーマーは流石に重いのだよ。まして最弱チームの7番隊じゃ、基礎の足腰の鍛錬も不十分だから仕方がない。
ものの数分で1個隊の15人は地に這った。後は問題児と言われてる1番隊の5人だから、こいつ等を沈めたらここでの仕事は終わりです。
結局、そんな一番隊もドングリ比べでしか無かった。一番イヤラシイ嫌味顔をしていた正面右端の奴が、開始早々に俺に手持ちの剣を投げつけ付けて来た。こいつは俺と違ってノーコンじゃ無かったが、その剣先を俺は左頬で弾いて流す。
驚きで動きを止めたら投げの機先が無駄だぜ、一気に左腕を絡めて後方に回り込み背後から背負い投げ落とした。
そのまま隣の奴の下部に滑り込む感じで入り、勢い乗せて起きつつ顔正面のヘルムの隙間にナックルパンチを叩き込む。こいつ等の鼻っぱしを折るつもりが、鼻骨が信じられない音を出していた。鼻血も吹けなそうなほど。
その隣のびびり君が慌てて剣を降り下ろしたが、それを左肩鎖骨付近で受けながらそいつの左腕を絡め掴む込む。これで俺の得意のジャイアントスイングがら、その脇に控えてる3人へこいつを爆弾投擲する。
ワンピン残しちゃった・・スペア取りはマッハパンチ的な裏からのキック!表キックとの違いが解らん。
いや、根本からこいつらに指摘したい。今までの3試合を見て来て何の学習もしなかったのか?鈍い動きは個人差かなと納得するな。取り敢えず死んどけ役者に成るじゃん。俺はくっ殺の騎士に成ってるけど。
そこは武器の剣を使わずに5人一緒で俺を捕まえに来たらこっちの対処も大変だったのに。だからぼんくら頭を覚醒させるのに蹴り飛ばして置いた。死んだら死んだだし。
「・・ふぅ、個人の技量を比べられる者はいませんでした。弱い者を集めて出来た7番隊と聞いていますが、被害を過小にする為の身を守る術は良かった?微妙な評価に成りそうです」
「ああ、狂人相手や疫病者対策は全く出来て無かったな」
うんそれそれ!この訓練はレマイア領の騎士団でも行ったんだよ。そこは従卒等や経験の少ない騎士達はやはり対応出来ずだった。だが熟練などの騎士達は、その準備を済ませ待ち構えるあくどい奴等だった。
あれですよ、棒の先に押さえつける道具が付いていて相手を壁に押し付けて捕らえるあれ。だから俺を壁に抑え込みタコ殴りを企んでいたに違いない。待機場所でその道具を持ちながら、何時でもオッケー状態で歓談してやがったからな。
だがそこは俺!まさに俺様なんだぜ。そこら辺の奴等の近くまで行って、油断している所へ[アイテム②]で在庫に寝ていた水を少しだけだしてぶっ掻けそこから逃走した。奴等の装備じゃ追いつけないからな。訓練前のところでこの所業・・後でメッチャ怒られた。悔いはない!それでの報復もなし。
悲しい事実だけど報復は避けられたのだよ。だって・・俺に虐めをするとその見た目や絵面が弱い者虐めだからな。さらに接近接触でもすれば、不要なホモ疑惑も浮上する。殺せ。そんなベルバラは要らない。俺のハートがバラバラになるから。まあ、付き合いも短くない奴等だったから問題無し。
「・・ご主人様、訓練の続きを」
始まってないよ!始まってから続きに成るんだから。あと、槍をヒュンヒュンと回しながら話しかけないで欲しい。それが当たると地味にに痛い、それも経験済だから良く知っているよ。
「フェイン、これ以上は邪魔に成りますから移動します。今日の予定に訓練は入ってませんから、その時間も取っていません。ほら、フェインも物騒な物を振り回していないで移動です」
「ああっいや。そっ、そんな!このたぎりんうがぁー」
「吠えてないで行きますよ。イエールやニースレル達も行きますから、ナグラレスは次の予定場所に案内して下さい」
「かっ、かしこまりました」
移動だよーん、駄々っ子状態のフェインの背中を電車押しで強引に行く。フェインよ、お前の肩甲骨の回りの肉が多過ぎじゃないか?少しは前・・酢の摂取量を増やせば良いかな?柔らかい筋肉も大切だからね。
カマセィは一緒に来てもいいけど、オサウルとコウーテスはここに残っても良いよ。無理しちゃダメだ、何かが生まれるかもしれん。気にするとお前達の口元ばかり見ちゃうから、ヤバい瞬間を目撃しちゃいそうだから逃げるよ。
最後は商会主の陳情を聞くそんな突撃ブッキングを受けた。
「さようでご座います。私共はこの領の農産品を輸出の主軸に据えておりますから・・」
「お話しは解りました。この先に商会の立ち行きは確かに厳しいでしよう」
うん、今に成って何言ってんだこいつ状態だな。この商会は領の農産品を他の領に届け、そんな利益を出す商売で成り立っている。その農産品は限りがあるからそのまま継続するのは厳しく、さらに公共事業やらで人の増加が進み領民の食べ物も不足に成りそうな状況が見えつつある。それを見越したレマイア領の商会が、そち等から農産品の補充を進めている今だ。完結しとるやん・・どないせいと?
「・・レマイア領からこちらに赴いて来た商会の、雇用拡大事業や付随している所要地確認業の傘下入りも辞退したのですね。この職種の利潤も長い目で見れば利は合ったと思いますが?」
「そうは思いますが、早急に起こる損益を遣り切れる蓄財はありません」
「そうですか・・この領だけで無くミグサ男爵領やマグサヤ子爵領は、領制を正すと王国に届け出をしました。領税を2割から3割は上げて確保しなければ、存続される事はありません。その為に農産品の増産は急務ですが、簡単に増えたりしないのは解るかと思います。となれば他領から買い込み自領の経済を活発化さようとするでしょう。近隣の領は減らさずに増やす政策に進みます。2領から3領も離れてる地域から買い込み、この辺の地域に売り込むのは無謀でしかありません」
「そっ・・」
一般の業者や商会は損益を抱えたまま放置される法はないから、その先は借金奴隷なら良い方て下手をすれば物理的処理の目に合う。そんな廃品者に飼料の道があったりしないと思うよ。お試しマックスは真っ暗暗闇だから。
次回は来週の土曜日になります。





