【リクエスト・ギャラリー】第39回 「鬼崎達哉」
キャラクター名:「鬼崎達哉」
作品名:『夏よ季節の音を聴け -トラウマ持ちのボーカリストはもう一度立ち上がる-』
作者様名:未来屋 環様
【あらすじ】
音楽と共に生きていく高校生達+αを描いた青春ストーリー。
高校二年生の夏野は中学生の頃バンドを組んでいたが、或るトラブルが切っ掛けとなり、人前で歌うことができなくなっていた。或る日、夏野が公園でCDを聴いていると、一人のストリートミュージシャンが近付いて来る。好きな音楽の話で盛り上がる二人。彼は二人でセッションすることを提案し、夏野は葛藤の末に歌おうと試みる。
翌日、帰宅しようとする夏野の元に、現役高校生ミュージシャンの鬼崎達哉が現れる。彼は夏野に軽音楽部への入部を迫るが――。
夏野と彼を取り囲む人々が音楽を通じて繋がり成長していく青春長編です。
◆◆◆
「ヘタクソ」。その一言で、どれだけ傷ついたことか。
主人公・夏野君は音楽が大好きな高校生。しかし、バンドという「仲間」の中で、小さいようで大きいトラブルに見舞われ、人前で歌うことができなくなっていました。それでも、音楽が好きなことに変わりはありません。人前では歌えなくなっているけれど、CDショップに足繁く通ってしまう程に、音楽を愛してるし……本当は歌いたくて、仕方がなかったのです。
そんな折、ひょんなことから知り合った後輩・春原君に巻き込まれがらも、音楽にもう1度触れる機会を得て、少しずつトラウマを克服していく夏野君。そうして、音楽を通じた青春の輪が新しく構築され、互いに響き合うのです。
もどかしいし、うまくいかないことも多いけれど。夏野君を始めとする、音楽が大好きな高校生達はたくさんの吐き出しきれない想いを胸に。青春という季節をそれぞれの旋律に乗せて、不器用だけど直向きに音楽を奏でていきます。深い心情描写から描かれる葛藤と、そっと添えられるように登場する楽曲の響きを想像して。皆さんも是非に「高校生達の青春」の旋律に耳を傾けてみてください。
では、今回は主人公……ではなく、キーパーソンの1人・現役高校生ミュージシャンの鬼崎達哉様を描いていきますよ!
1)え〜と……まず最初に、ですね。
オーダーをいただいた時に、「今回は修羅場だな」と軽く直感しました。
あてくしの画力で「キーボーディスト」。ヤバい。これは超練習しないと描けないヤツ。
ということで……今回は色んな画像を参考にしながら、ショルダーキーボードに挑戦です。
まだまだ歪ですが、これでもめっちゃ練習した後なのです。
精一杯頑張ったので、許してちょんまげ。
2)バランスをとりつつ、本体(キサキ様)とがっちゃんこ。
3)線画はこんな感じです。
……何とか、纏まりました。
4)色を塗っていきますよ。
鬼崎様は女性とみまごう程の「美人さん」。金髪ロングが眩しいのです。
(なんとなく、髪飾りに王冠を忍ばせてみます)
5)ここからは衣装のトゥインクルな感じをちょっと実演(?)してみますよ。
色ガイド付きで連続でどうぞ。
まずは黄色と薄水色。衣装は紫ベースとのヒントがございましたので、懲りずに黄色をプラスして補色効果を狙います。
次は紫。クルクルと円を描くことで、ムラを出しつつ、光っぽい余白を意識します。
修正液+菫色。
修正液が乾き切らないうちに、色鉛筆でクルクルとしながら、ぼってり感を軽減します。
上着まで塗り終わりました。
6)最後にショルダーキーボードまで塗って、完成なのです!
ど、どうでしょうか?
ライブのキラキラ感、出てます? 出てます?




