第25回 職業別に行ってみよう:メイドさん
貴族のお屋敷にメイドさん。
王子様の横にもメイドさん。
追放令嬢の隣にも、やっぱりメイドさん。
しかも、何故か武闘派が多い謎職業。それがファンタジーにおける、メイドさんのポジションだったりしますです。いや、万能にも程があるって。
と、そんな作者の呟きはさておきまして。今回は気付けば、側にいるメイドさんにフォーカスしていきますよ。なお、方向性はクラシックの模様。
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まずはメイドさんの頭を彩る、「ホワイトブリム」から。簡単に描けそうな方法を流していきますよ。
適当に顔部分を描いてみます。
今回は簡単に「それっぽく描けそうな方法」で行ってみます。
頭にニョキニョキとフリル部分(手前側)を生やします。
生やしたフリルの間に、線(奥側)を追加。
正面から見た時であれば、これだけでも何となくの雰囲気は出るかと。
最後に後頭部をぐるっと追加します。
慣れてきたらフリルを立体的にしてみたり、レース部分の装飾を凝ってみると面白いかもです。
色んな「ホワイトブリム」っぽいもののスケッチも置いておきます。
クラシカルな雰囲気を出したいのであれば、頭巾風にしてみましょう。
なお、ホワイトブリムは元々、髪を抑えるための装飾でして。かつては頭巾型のものが主流だったようです。
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お次はメイドさんの全身図をなんとな〜く、描いていきますよ。
頭にホワイトブリムをオン。
今回はちょっとレースっぽいものをチョイスしてみました。
肩はちょっとパフめに膨らませます。
はい、ここでエプロンのフリルも装着です。
難しいことは考えずに、肩に沿ってフリルをくっつけるだけでも、それっぽく見えますよ。
腕の下からも描いていきます。
エプロンの胸元を描きつつ、右手を前にセット。
エプロンの前掛けを描きます。
今回は長めのスカートを想定しているので、前掛け部分も長めに。
最後にスカートから足まで加えて完成なのです。
フリルも最初から立体的に加えようとせず、要所にくっつけるだけでも十分です。
角度が変わると、それなりに奥行きを意識しなければなりませんが、「メイドさんだ!」と伝えるだけで良いのであれば、このくらいでも問題ないかと。
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はい、とは言え……言い出したからには、ちょっと角度を変えたメイドさんも描いてみますよ。
今回は「カーテシー(西欧圏の伝統的な女性の挨拶)」にチャレンジなのです。
前屈み目でお顔を描き描き。
前傾姿勢になるので、首は描かずに肩の位置を高めにします。
エプロンのフリルもちょっとだけ、奥行きを意識してますよ。……ちょっとだけよ。
両手でスカートをピックアップ。
エプロンの前掛けを追加。
線画はこんな感じ。
……作者の計画性がないせいで、足元まで描けなかったのであります。
気を取り直して、色を塗っていくのです!
黒いワンピースに白いエプロンの鉄板カラーで攻めます。
裏地やボタンに赤を効かせてみました。
……いや、角度が変わるだけで、相当に難易度が上がりますです。
作者もまだまだ、修行が必要です。




