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絵心ゼロから始める、それっぽいイラストを描くための提案集  作者: ウバ クロネ
【人物編・その2】あなたの主人公を描いてみよう!(何となく具体的な)
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第25回 職業別に行ってみよう:メイドさん

 貴族のお屋敷にメイドさん。

 王子様の横にもメイドさん。

 追放令嬢の隣にも、やっぱりメイドさん。

 しかも、何故か武闘派が多い謎職業。それがファンタジーにおける、メイドさんのポジションだったりしますです。いや、万能にも程があるって。

 と、そんな作者の呟きはさておきまして。今回は気付けば、側にいるメイドさんにフォーカスしていきますよ。なお、方向性はクラシックの模様。


◆◆◆

まずはメイドさんの頭を彩る、「ホワイトブリム」から。簡単に描けそうな方法を流していきますよ。


挿絵(By みてみん)

適当に顔部分を描いてみます。


挿絵(By みてみん)

今回は簡単に「それっぽく描けそうな方法」で行ってみます。

頭にニョキニョキとフリル部分(手前側)を生やします。


挿絵(By みてみん)

生やしたフリルの間に、線(奥側)を追加。

正面から見た時であれば、これだけでも何となくの雰囲気は出るかと。


挿絵(By みてみん)

最後に後頭部をぐるっと追加します。

慣れてきたらフリルを立体的にしてみたり、レース部分の装飾を凝ってみると面白いかもです。


挿絵(By みてみん)

色んな「ホワイトブリム」っぽいもののスケッチも置いておきます。

クラシカルな雰囲気を出したいのであれば、頭巾風にしてみましょう。

なお、ホワイトブリムは元々、髪を抑えるための装飾でして。かつては頭巾型のものが主流だったようです。


◆◆◆

お次はメイドさんの全身図をなんとな〜く、描いていきますよ。


挿絵(By みてみん)

頭にホワイトブリムをオン。


挿絵(By みてみん)

今回はちょっとレースっぽいものをチョイスしてみました。


挿絵(By みてみん)

肩はちょっとパフめに膨らませます。


挿絵(By みてみん)

はい、ここでエプロンのフリルも装着です。

難しいことは考えずに、肩に沿ってフリルをくっつけるだけでも、それっぽく見えますよ。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

腕の下からも描いていきます。


挿絵(By みてみん)

エプロンの胸元を描きつつ、右手を前にセット。


挿絵(By みてみん)

エプロンの前掛けを描きます。

今回は長めのスカートを想定しているので、前掛け部分も長めに。


挿絵(By みてみん)

最後にスカートから足まで加えて完成なのです。

フリルも最初から立体的に加えようとせず、要所にくっつけるだけでも十分です。

角度が変わると、それなりに奥行きを意識しなければなりませんが、「メイドさんだ!」と伝えるだけで良いのであれば、このくらいでも問題ないかと。


◆◆◆

はい、とは言え……言い出したからには、ちょっと角度を変えたメイドさんも描いてみますよ。

今回は「カーテシー(西欧圏の伝統的な女性の挨拶)」にチャレンジなのです。


挿絵(By みてみん)

前屈み目でお顔を描き描き。


挿絵(By みてみん)

前傾姿勢になるので、首は描かずに肩の位置を高めにします。

エプロンのフリルもちょっとだけ、奥行きを意識してますよ。……ちょっとだけよ。


挿絵(By みてみん)

両手でスカートをピックアップ。


挿絵(By みてみん)

エプロンの前掛けを追加。


挿絵(By みてみん)

線画はこんな感じ。

……作者の計画性がないせいで、足元まで描けなかったのであります。


挿絵(By みてみん)

気を取り直して、色を塗っていくのです!


挿絵(By みてみん)

黒いワンピースに白いエプロンの鉄板カラーで攻めます。


挿絵(By みてみん)

裏地やボタンに赤を効かせてみました。

……いや、角度が変わるだけで、相当に難易度が上がりますです。

作者もまだまだ、修行が必要です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] メイドさんは実際にお目にかかることなんてないですからね、1回見てみたいです。 あれ? 秋葉原辺りならいるのかな。でも衣装が魔改造されてそうだしなぁ。 フリルの使い方がうまいです。 そして…
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